2022年秋季東海大会展望

10月22日から始まる秋季東海大会の展望です。

三重-(大垣日大-愛工大名電)

三重は夏の経験者が多く残るチーム。前田龍太朗投手は130㎞前半くらいの右オーバーハンド。安定感はありますが、圧倒する感じではないので、打線がどれだけ援護できるか。
4番の大越渉選手は近大高専戦でサヨナラホームランを打っていました。勝負強さでチームを引っ張りたいところ。
大垣日大-愛工大名電は1回戦としては屈指の好カード。
大垣日大もやはり前のチームからの経験者が多く、集中打で点を取る。エースの山田渓太投手、4番ショートの米津煌太選手はプロも気にする好選手です。
愛工大名電は逆に夏までに出ていた選手が少なく、新チームの発足が遅かった分、まだ完成度は低い印象。ただ、1年生にすごい選手が多く、タレントも多い。
秋の初戦で誠信に苦戦しましたが、そこからはしっかりと立て直して、東邦に惜敗したものの、中京大中京を破って東海大会進出。地力の高さはありそう。
1年生の伊東尚輝投手は相当な器を感じる投手。一気にスターダムにのし上がるかも。

このブロックは愛工大名電の勝ち上がりに期待します。

(参考観戦記)
三重-近大高専
大垣日大-市岐阜商
愛工大名電-大府
愛工大名電-中京大中京

東邦-(常葉大橘-海星)

東邦はプロ注目の宮國投手を前面に押し立てて、愛知大会を制覇。東海大会に駒を進めました。
宮國凌空投手に注目が集まっていますが、野手も好選手が多いんですよね。上田耕晟外野手眞邉麗生内野手石川瑛貴内野手中村騎士内野手。あとはどう噛み合わせるか。監督がいかに普通に戦うかが重要かな、と思いますね。
山北一颯投手は素質あふれる投手。東海大会での登板は難しそうですが、見てみたい投手です。
常葉大橘は4番捕手の望月大和選手を中心にまとまっているチーム。カギはエース左腕、杉田洋大投手が握りますね。
海星も4番捕手の伊藤英吉選手が中心。捕手対決が初戦の見どころの一つ。リリーフでマウンドに上がることが多い高橋龍史投手は体格も良く、140㎞を超える球を投げる、プロからも注目されそうな投手です。彼の登板も勝敗のカギを握りますね。

ここは東邦の勝ち上がりに期待。少し抜けていると思います。

(参考観戦記)
東邦-豊川
東邦-至学館
常葉大橘-常葉大菊川
海星-宇治山田商

常葉大菊川-(津商-市岐阜商)

常葉大菊川は4番捕手鈴木叶捕手が圧倒的な存在感を見せます。肩は1.8秒台も記録。打撃でも勝負強さを見せていました。1年生サウスポーの久保綾哉投手がカギを握りそう。守備も固く、総合力の高さが光るチームです。
津商はエースの松田空知投手が特徴のあるスリークォーターで細身ですが130㎞後半も投げます。チームは爆発力はないものの、点を取るのが上手いチーム。相手からするとやっかいなチームかな、と。ベスト4進出する力は持っていると思います。
市岐阜商はエースの松本瑛人投手が左で130㎞前半を投げます。彼がどれだけ踏ん張れるかがカギになりそう。

やはり常葉大菊川の完成度がものを言いそうですが、津商の上手さがどれだけ通用するかも楽しみ。

(参考観戦記)
常葉大菊川-常葉大橘
津商-四日市工
市岐阜商-大垣日大

中京-(至学館-加藤学園)

かなり地力のあるチームがそろった印象。
岐阜中京は左のスリークォーター、菅澤宙投手が中心。長身でプロのスカウトも注目する左腕です。初見で捉えるのは難しいタイプですね。ここも打線は4番捕手の桂恵樹選手が中心。その前を打つ1年生の三浦選手の活躍がカギになりそうです。
至学館はとにかくしぶといチーム。中京大中京を破り、東邦も決勝戦で苦しめました。昨年の悔しい敗戦を経験している伊藤幹太投手山本航投手が健在。打線も高橋翼選手は将来性の高そうな選手ですが、チームが相手の嫌がることをやりきる強さを持っています。
加藤学園は選手個々の能力が高い。準決勝はエースが投げずにコールド負けをしましたが、3位決定戦ではエース左腕の大木蓮投手が好投して勝利。地力の高さは常葉大菊川にも匹敵するチームです。
至学館-加藤学園はこちらも好カード。どっちが勝ってもおかしくないかな、と。

ベスト4は至学館の勝ち上がりに期待。

(参考観戦記)
中京-岐阜
至学館-豊橋中央
至学館-東邦
加藤学園-知徳

予想を整理すると、愛知勢がベスト4に3校ということになります。ひいき目もあるかと思いますが・・・。十分あり得る範疇かな、と。
どんな戦いになるか注目ですね。

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