海星-宇治山田商 観戦記(2022年秋季三重県大会)

9月28日にドリームオーシャンスタジアム(県営松阪球場)で行われた準々決勝の第1試合、海星-宇治山田商の観戦記です。
事前にお互いのキャッチャーがいいと聞いたので、注目しながら観戦しました。

海星
0000010001|2 H8 E1
0000000100|1 H3 E1
宇治山田商
(延長10回)

海星
伊藤佑(1)、高橋(10)-伊藤英
宇治山田商
前田(1)、鈴木(10)-小泉

投手成績
海星
伊藤佑真(2年) 7回 73球 被安打3 四球0 三振2 失点0

高橋龍史 3回 45球 被安打0 四球1 三振2 失点1(自責点0)

宇治山田商
前田拓音 5回 64球 被安打2 死球1 三振5 失点0
鈴木崇太(2年) 5回 72球 被安打6 四球1 三振6 失点2

(出場選手)
海星
5田中 4田端 3白山 2伊藤英 9岩田 8松岡(17)→8堀内(8) 7中村 6辻 1伊藤佑→1高橋
宇治山田商
6宗城 5伊藤 2小泉 3辻本 1前田→9 9中川→7 4里和 8田口 7大里→1鈴木(10)

(試合経過)
6回表、2死3塁から4番伊藤英がタイムリー2ベース。海星が先制。1-0
7回裏、1死から2番伊藤、3番小泉が連続バントヒットでチャンスを作るも、4番5番が倒れ0点。
8回表、1死2,3塁のチャンスでしたが、4番の伊藤英が三振。5番の岩田も倒れ得点ならず。
8回裏、2死1塁から9番鈴木がレフト線へフライ。レフトが追いつくも取り切れず記録エラーで1塁ランナーがホームイン。1-1の同点。
10回裏、2死1,2塁から4番伊藤英がタイムリー。海星が勝ち越し。2-1
海星が競り勝ってベスト4進出を決めました。

総評

5回まではお互いの投手が踏ん張り投手戦に。ただ宇治山田商は6回から鈴木投手にスイッチ。これで試合が動くことに。元々決めていたんでしょうが・・・。ちょっともったいない継投となりました。
海星は4番の伊藤英吉選手が先制タイムリー2ベース、10回には決勝タイムリーと勝負強さを発揮。ただ、8回にもチャンスだっただけに、ここで1本欲しかったところでしたが・・・。まぁそこは仕方ない。ただ、8回は1死2,3塁から勝負をされての三振。ここで警戒されて歩かされるくらいの存在になりたいですね。
海星のリリーフで上がった高橋投手はかなり体格が良く、140㎞をマーク。上はもちろん、プロも狙えそうな投手でした。
宇治山田商は結局3安打。うちバントヒットが2本。ややゾーンが広く、ヒットが出にくい試合でしたが、それでもちょっと寂しい結果に。
前田投手、鈴木投手と安定していたので、打線を何とか強化したいところですね。
捕手の小泉選手はセカスロで1.87秒をマーク。肩は相当レベル高いです。注目したいですね。

ピックアップ選手

海星 伊藤 英吉 捕手(2年)

4番捕手で出場。肩はやはり強く1.87秒を記録しました。打撃ではタイムリー2本と勝負強さを見せ、タイムリー2ベースは逆方向への打球でしたが、押し込んで外野を超す打撃を披露。
能力の高い捕手ですね。

海星 高橋 龍史 投手(2年)

右のオーバーハンド。長身でがたいも高校生にしてはがっしり。MAX140㎞をマークして、エンジンの大きさを披露しました。将来性を感じる投手です。

海星 田中 将弥 内野手(2年)

1番サードで出場。3安打でバントヒットでは1塁への駆け抜けが3.84秒とかなりのスピードでした。足を活かして逆方向に打つ打撃が光る。そして強肩の小泉捕手から盗塁を決めたスピードも素晴らしかったです。

宇治山田商 前田 拓音 投手・外野手(2年)

5番投手で出場。途中からライト。ピッチャーとして5回を2安打無失点。MAXは134㎞。安定した投球でした。本来は打者として能力が評価される選手とのことですが、この日はノーヒットでした。

宇治山田商 小泉 凪璃 捕手(2年)

3番捕手で出場。2塁送球では1.87秒があるなど、肩の強さは素晴らしかった。打撃でも惜しいレフトフライがあり、パンチ力もありそうな選手。キャッチャーとしてかなりの能力を持っています。

宇治山田商 田口 琉冴 外野手(2年)

8番センターで出場。3回にチーム初ヒット。8回には四球を選んで、同点ホームを踏むきっかけを作りました。

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