豊橋中央-至学館 観戦記(2022年秋季愛知県大会)

9月18日に熱田愛知時計120スタジアムで行われた豊橋中央-至学館の3回戦の観戦記です。
豊橋中央の新チームは初。至学館とどんな試合をするか注目して観戦しました。

豊橋中央
001010000|2 H8 E0
00001002X|3 H9 E2
至学館

豊橋中央
足立-藤森
至学館
伊藤-磯村

投手成績
豊橋中央
足立天宏 8回 121球 被安打9 四死球7 三振0 失点3

至学館
伊藤幹太 9回 119球 被安打8 四球1 三振6 失点2(自責点1)

(出場選手)
豊橋中央
6齋藤 4白井 7高安 3佐藤 2藤森 5浅原 9戸田 1足立 8古川
至学館
6竹村 8佐野 9山本 5高橋 7犬飼→3→3清水(14) 4庄司 3森(17)→H五日市(11)→R杉本(15)→3→H山田(16)→7→H細川(19)→7→7佐々木(18) 1伊藤 2磯村

(試合経過)
2回裏、1死満塁から8番伊藤のスクイズが外され空振り。3塁ランナーがアウトに。先制ならず。
3回表、2死1,2塁から4番佐藤がタイムリー2ベース。豊橋中央が先制。1-0
5回表、1死2,3塁から3番高安の遊ゴロをファンブルしてタイムリーエラー。2-0
5回裏、2死2塁から4番高橋がタイムリー2ベース。2-1
7回裏、1死1,2塁から4番高橋のピッチャーライナーを好捕。ゲッツーに。至学館はアンラッキーでした。
8回裏、1死1,3塁から8番伊藤の打席で3塁牽制の際に1塁ランナーがスタート。挟まれる間に3塁ランナーが上手くスタートを切ってホームに生還。更に2死3塁から9番磯村がタイムリー内野安打。至学館が逆転。3-2
9回表、1死2塁から1番齋藤の左中間を襲いましたがレフトに直前から入っていた佐々木が好捕。2番白井のレフトライナーも好捕して試合終了。
至学館が逆転勝ちを収めました。

総評

至学館が逆転勝ち。
7回裏に1死1,2塁から4番高橋選手の鋭いライナーがピッチャーのグラブに収まりゲッツー。至学館にはアンラッキーな当たりで、これは豊橋中央が勝つ流れかな、と思いました。
ただ、8回裏、先頭バッターの清水選手が四球を選び、1死2塁から代打の細川選手がバントヒット。そして1塁ランナーが挟まれる形のダブルスチール。これが至学館の野球、というものを見せて追いつくところはすごかったです。
そして麻王監督おそるべしとなったのが9回表、1死2塁でレフトを変えたところ。そしてそのレフトのファインプレーでヒットを防ぎ、逃げ切り。この打球が見えていたの?と言いたくなるくらいの選手起用でした。
至学館の伊藤投手は6回からギアチェンジして、最終回にMAX139㎞をマークする力強さを見せ、今後が楽しみになる投球でした。
豊橋中央は足立投手が好投。小柄ながらMAX132㎞をマークし、切れのいいスライダーも有効でランナーを出しながらも至学館打線をうまく打ち取っていました。
守備で抜群の動きを見せたショートの齋藤選手は、守備では高校生のトップレベルだと感じる選手。
1年生4番の佐藤選手も先制タイムリーを放つ等、成長が楽しみな選手。好チームでした。
こういう競り勝つ野球が至学館の真骨頂。次戦以降も楽しみです。

ピックアップ選手

豊橋中央 足立 天宏 投手(2年)

小柄の右腕ですが、MAX132㎞をマーク。ややスリークォーターでスライダーの切れが良く粘り強く投げていました。
打っても2安打とマルチ。野球センスの高さを感じる選手。

豊橋中央 佐藤 大海 内野手(1年)

4番1塁で出場。左投げ左打ち。体格も良く、強い打球でタイムリー2ベースも放ちました。楽しみな選手ですね。

豊橋中央 高安 累 外野手(1年)

3番レフトで出場。2安打のマルチ。盗塁も2つ決めて、足のあるところも見せました。

豊橋中央 齋藤 玲星 内野手(2年)

1番ショートで出場。小柄ですが守備範囲が広く、そして肩が強い。守備力はトップクラスの能力を見せる選手ですね。

至学館 伊藤 幹太 投手(2年)

体格も大きく、まっすぐの切れがいいタイプ。コントロールも安定しています。序盤はMAX136㎞とかでしたが、6回くらいからギアを上げて、最終回にMAX139㎞を何度も記録。投球マネジメントも出来ていましたし、楽しみな投手です。
要所で気合いを入れて投げていました。気持ちも強い投手ですね。

至学館 高橋 翼 内野手(2年)

4番サードで出場。3安打の猛打賞です。追い込まれるとあてに行く打撃をするのですが、4番ですしもっと振ることを徹底してもいいかな、と思います。スピードもあるので、内野安打も打ててしまうのでしょうが。
守備ではやや送球の乱れが出ていました。確実に投げることを徹底したいですね。

至学館 磯村 新 捕手(2年)

9番捕手で出場。8回に貴重な逆転タイムリーを放ちました。6回からテンポアップした伊藤投手をうまくリードして、好投を引き出しました。

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