至学館-東邦 観戦記(2022年秋季名古屋地区2次T)

8月24日に春日井球場で行われた名古屋地区の2次、3位決定戦の至学館-東邦の観戦記です。
新チームはもちろん初めて見るチーム同士。どんな選手がいるか注目して観戦しました。

至学館
0100201022|8 H14 E1
0001031013|9 H18 E3
東邦
(延長10回タイブレーク)

至学館
山本(9)、鵜飼(10)、山本、伊藤(1)-磯村新
東邦
宮國(1)-南出

投手成績
至学館
山本航(2年) 5回1/3 69球 被安打5 四球2 三振1 失点4(自責点3)

鵜飼涼太(2年) 1/3 4球 被安打0 四球0 三振0 失点0

伊藤幹太 4回1/3 63球 被安打13 四死球3 三振2 失点5(自責点3)

東邦
宮國凌空 10回 134球 被安打14 死球1 三振6 失点8(自責点6)

(出場選手)
至学館
6竹村 8佐野 1山本(9)→9→1→9 5高橋 7犬飼(17)→R清水(4)→4 3米澤→3エガレバ(14) 4庄司(13)→7 2磯村新 9山田→H五日市(12)→9森(18)→H高石(20)→9佐々木→1鵜飼(10)→9長谷川(11)→1伊藤(1)
東邦
4中村 6藤田(16) 8上田→9 3石川→R三家→3 7伊藤(13)→7藤江(7)→8 9岡本→5大島(6) 2南出 1宮國→R古川 5手島(15)→7三浦(20)→H眞邉(5)→7加藤(18)

(試合経過)
2回表、先頭の4番高橋がソロホームラン。宮國の変化球を捉えました。1-0
4回裏、1死1,2塁でピッチャー交代、鵜飼。2死1,2塁で再度ピッチャー交代、山本。5番伊藤がタイムリー2ベース。1-1の同点に。
5回表、2死3塁から4番高橋のタイムリー内野安打で1点。更に2死3塁から4番犬飼のタイムリー。至学館が2点勝ち越し。3-1
6回裏、2死2,3塁から6番大島の2点タイムリー2ベース。ここでピッチャー交代、伊藤。2死2塁から7番南出がタイムリー。この回3点取って逆転。4-3
7回表、1死3塁から4番高橋がタイムリー内野安打。4-4の同点に。
7回裏、1死2塁から4番石川がタイムリー2ベース。東邦が勝ち越し。5-4
9回表、無死3塁から3番山本のファールフライを取って3塁ランナーが生還。更に2死3塁からワイルドピッチで至学館が逆転。6-5
9回裏、1死満塁から7番南出が犠牲フライ。東邦が同点に追いつく。6-6
延長タイブレークに入ります。
10回表、1死満塁から9番伊藤のスクイズが空振り。1バウンドとなりキャッチャーが弾く中、3塁ランナーがそのまま生還。東邦はバッターの守備妨害を主張も認められず。記録はホームスチール。更に1死2,3塁から9番伊藤が上手く叩いて1ゴロの間に1点。至学館が2点勝ち越し。8-6
10回裏、1死2,3塁から1番中村が2点タイムリー2ベース。更にヒットと申告敬遠で1死満塁。4番三家が左中間にサヨナラタイムリー。東邦が逆転勝ち。名古屋地区3位となりました。

総評

東邦はエースの宮國投手、至学館は昨年秋に2枚看板で支えた山本投手から最後伊藤投手と割とガチでの戦いとなった試合。
試合としてはタイブレークで東邦が振り切ったという試合。お互い、いい面、課題も多く見えた試合で、県大会までに上手く昇華していきたいですよね。
至学館はタイブレークでスクイズや叩きで点を取りましたが、そこまでにミスもちょこちょこあった。
伊藤投手は137㎞と球速も出ていたのですが、東邦打線には合っていた。この辺りは次に戦うことがあったらカギになってきそうですね。
高橋選手はホームランも見事でしたが、内野安打の時には足もあり、かなりの好選手。ちょっと注目したい選手です。
7回には佐野選手が三本間で挟まれた場面があったのですが、かなり粘って打者走者を3塁まで到達させる好プレー。こういうところはさすがだな、と感じます。
東邦はエラーもそうなのですが、球際の弱さが目立ったのが気になりました。このあたりはコロナもあって前のチームから追い込めてない感じが出ているんですよね。
打線は伊藤投手に代わってからヒットを多く放っていました。左の山本投手には手こずっていたので、この日の経験を今後に活かしたいところ。
宮國投手はかなり暑い中で完投。ヒット数も多く浴びましたが四球は0(死球1)。コントロールの良さが崩れにくさを表しているかな、と思います。球数も点数の割には多くないですし。
ただ、こういう試合でほかのピッチャーにも経験をさせても良かったのかな、とは感じますね。
県大会に向けては時間が限られていますが、課題を少しでも消化して、秋季県大会に臨んでほしいですね。

ピックアップ選手

至学館 高橋 翼 内野手(2年)

4番サードで出場。ホームランはスライダーに上手く反応してスタンドまでもっていきました。内野安打2本は足で稼ぎましたし、9回にはセンターオーバーの鋭いライナー。かなりの好選手です。体格もいいですね。

至学館 庄司 龍一 内野手・外野手(2年)

7番セカンドで出場。終盤レフトに回りました。4安打の固め打ち。10回のバントは野選となりましたがこの試合の至学館のラッキーボーイでした。

至学館 伊藤 幹太 投手(2年)

至学館のエースとして6回途中から出場。上背もあっての本格派で、かなり身体も成長していました。現東邦ガスの吐前投手以来の至学館の本格派投手。ラインの出るまっすぐは魅力があります。MAX137㎞。好投手ですね。

東邦 宮國 凌空 投手(2年)

この日はMAX141㎞。上手く至学館に攻められて点を取られるケースが多かった印象。四球を出さなかったのが何とか踏ん張った要因ですね。
バッテリーエラー、けん制エラーからの失点も多かったので、修正していきたいです。

東邦 上田 耕晟 外野手(2年)

3番センターで出場。途中からライトに。3安打の猛打賞。足もあって広角に打てる打撃はセンスを感じます。

東邦 石川 瑛貴 内野手(2年)

4番1塁で出場。3安打の猛打賞。相手のボールに対する対応力の高さを感じる選手。

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