中京-岐阜 観戦記(2022年秋季岐阜県大会)

9月24日に長良川球場で行われた岐阜県大会の準決勝、中京-岐阜の観戦記です。
進学校の岐阜がどれだけ中京に戦えるか、注目して観戦しました。

中京
000000200|2 H7 E0
000000001|1 H5 E1
岐阜

中京
菅澤(1)-桂
岐阜
鷲見(1)、篠田(2)-谷口

投手成績
中京
菅澤宙 9回 117球 被安打5 四球1 三振8 失点1

岐阜
鷲見旺宥 6回 83球 被安打4 四死球4 三振1 失点0
篠田健太朗(2年) 3回 44球 被安打3 四死球5 三振1 失点2

(出場選手)
中京
7南谷(3)→3 6中村 3三浦(13)→R中野(14)→7林(7) 2桂 9平田圭 4岩木 5木村 8水野 1菅澤
岐阜
8小林→5 6井上 2谷口(3) 5岩田健→3 1鷲見→8 9楯 3川合(13)→R長屋(17)→R牧村(4)→1篠田(2) 4小倉(16) 7渡邊

(試合経過)
2回表、2死1,2塁から9番菅澤が三遊間を抜くヒット。この時2塁ランナーが3塁ベース手前で守備機会を終えた3塁手と交錯。結果ランナーは3塁にストップ。審判の判定は2死満塁から再開でしたが、中京ベンチからは猛抗議。審判は守備位置から生還は無理と判断したとのことでしたが、ちょっと微妙な判定でした。結果後続が倒れ無得点に。
6回表、1死1,3塁のチャンスで7番木村が痛烈な3塁ライナー。3塁ランナーは戻って2死。8番水野も倒れ得点ならず。
6回裏、連打で無死1,2塁のチャンス。9番が送れずに三振。1番小林は粘ったものの、フルカウントから空振り三振。スタートを切っていた2塁ランナーもアウトで三振ゲッツー。チャンスを活かせず。
7回表、1死1,2塁から3番三浦が2点タイムリー2ベース。中京がついに均衡を破る。2-0
9回裏、2死無走者から1番小林、2番井上の連打で1,3塁。3番谷口のところでワイルドピッチがあり1点。尚も2死2塁でしたが谷口が2ゴロに倒れ試合終了。
中京が逃げ切って決勝進出。同時に東海大会進出を決定させました。

総評

中京の菅澤投手、岐阜の鷲見投手の投げ合いで中盤まで進み、0行進。中京は2回にややアンラッキーな判定もあり、チャンスを活かせないじりじりした展開。
一方岐阜は5回までノーヒット。なかなか突破口すら開かない。
6回の表裏にどちらもチャンスを活かせず。岐阜は7回から2番手の篠田投手にスイッチ。そしてその篠田投手が捕まって2点を失いました。ここは難しいですよね。エースを引っ張って勝てたか分からないし、翌日にも試合がある。その後のピンチは篠田投手も踏ん張ったし、結果2失点で中京を抑えた。岐阜としては力を出し切った試合になりました。
9回裏は2死からの連打とワイルドピッチで1点。これも意地を見せた形に。たくさん球場に来ていた応援の方々も盛り上がりました。次につなげたいですね。
中京は嫌な試合展開でしたが、7回に唯一の1年生でスタメン、三浦選手の2点タイムリーで均衡を破りました。できればあと1,2点取りたかったですが・・・。
4番の桂選手は2度申告敬遠。かなりマークされました。こうなると後ろのバッターがカギになりますね。
菅澤投手はさすがに最後疲れが見えましたが、四球1つでの完投は見事。エースとしての安定感をみせました。

ピックアップ選手

中京 菅澤 宙 投手(2年)

左のスリークォーター。MAX132㎞。上背もあり、特徴のある腕の振りなので将来性が高い。5回までノーヒット。6回以降はヒット5本を浴びましたが要所で三振を取って抑えました。

中京 三浦 暖都 内野手(1年)

3番1塁で出場。唯一のスタメンで1年生でしたが、7回に2点タイムリー2ベースを放って勝利に貢献。

中京 桂 恵樹 捕手(2年)

4番捕手で出場、ヒット1本。第4打席第5打席とチャンスで連続申告敬遠。強打者の証ですね。主将として抗議では何度も往復。これはちょっと大変そうでした。

岐阜 鷲見 旺宥 投手(2年)

先発で6回を無失点。MAX137㎞をマーク。毎回のようにランナーは出したものの粘りの投球が光りました。

岐阜 井上 雄貴 内野手(2年)

2番ショートで出場。2安打のマルチ。追い込まれてからのヒットをうまく放ちました。

岐阜 川合 輝弥 内野手(2年)

7番1塁で出場。6回にチーム初ヒットを放ちました。

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