鳥開ベースボールクラブ-Jグループ 観戦記(2020年都市対抗1次愛知予選)

8月16日に日本製鉄Gで行われた鳥開ベースボールクラブ-Jグループの観戦記です。
勝った方が都市対抗2次予選に進める決定戦。意外な展開になりました。

鳥開BC
0200000|2 H6 E1
602001X|9 H9 E2
Jグループ
(7回コールド)

鳥開BC
金藤、本田-井上
Jグループ
馬明-松本

投手成績
鳥開BC
金藤 1/3 15球 被安打3 四死球3 三振0 失点6
本田 5回2/3 88球 被安打6 四球1 三振4 失点3(自責点2)

Jグループ
馬明 7回 87球 被安打6 四球0 三振6 失点2(自責点1)

(出場選手)
鳥開BC
8名嘉真 6八木 9小椋 3黒川 5山本 D高場 2井上 4林 7和泉
Jグループ
6橋本 7エドポロ 5田村 D高木 8有野 9鈴木 3鎌田 2松本 4岡本

(試合経過)
1回裏、無死満塁から4番高木のセカンド後方へ落ちるポテンタイムリー。5番有野、6番鈴木へ連続押し出し四死球。7番鎌田の犠牲フライ。ここでピッチャー交代、本田。1死2,3塁から8番松本の3ゴロの間に1点。9番岡本のタイムリー2ベース。打者11人の猛攻でJグループが6点を先制。
2回表、無死2塁から6番高場のヒットにエラーが絡み1点。無死2,3塁から8番林の2ゴロの間に1点。6-2
3回裏、無死1,3塁から8番松本の犠牲フライ。1死2塁から9番岡本のヒットにエラーが絡みランナー生還。8-2
6回裏、2死3塁からワイルドピッチで1点。9-2
Jグループがコールドで勝ちました。

コールド決着まで点が開くとは予想できず。

試合としては鳥開BCの先発の金藤投手が誤算。いきなり初球を打たれて、続くエドポロ選手に死球。3番田村選手のバントヒットと揺さぶられ、4番の高木選手の2塁への当たりは取れそうな打球が取れず記録タイムリーに。これで動揺が加速したのか連続四死球。犠牲フライで交代に。混乱している間に大量失点へつながった形で、本田投手も緊急登板でボールが上ずり更に2点を失って6点。これで試合の大勢が決まってしまいました。

ただ、鳥開BCもチャンスが無かったわけではなく、2回表に2点を返し尚も1死3塁。ここでスクイズを失敗したところで流れが無くなりました。序盤に1点でも、という作戦だったんでしょうが、もったいなかったですね。

ただ、何と言っても馬明投手が素晴らしかった。まっすぐが走っていましたし、変化球でもカウントが取れるため安定した内容で無四球。点差もあるため鳥開BCとしても取れる作戦も限られますし、スイスイと投げ切りました。前の試合で投手3人使っていましたから余裕はなかったと思いますが、チームを救う投球でした。

力の差は無くてもちょっとしたことで大量点差になる典型の試合。連戦で不利かと思ったJグループでしたが、逆に上手く試合に入ったことが活きた形でしたね。

2次予選は組み合わせによってはジェイプロジェクトとの同門?対決もあるかも。2次予選でも強豪相手に食らいつく、思い切りのいい野球を見せてほしいですね。

ピックアップ選手

鳥開BC 山本 陽平 内野手(愛知啓成-愛知学泉大、4年目)

チームのキャプテン。5番サードで出場し3打数2安打で反撃ののろしとなる2ベースを放ちました。

鳥開BC 井上 尚輝 捕手(刈谷-名古屋大、1年目)

昨年は現中日の松田投手とバッテリーを組み話題に。この日は刈谷高校でバッテリーを組んだ本田投手と。肩は相変わらず強いし、打つ方でも2安打。これからも楽しみな選手です。

鳥開BC 本田 昂大 投手(刈谷-広島大、1年目)

国立大の好投手として話題になった投手。鳥開BCに入団していたんですね。グランドスラムには載ってなかったので・・・。
最初ボールが上ずりコントロールに苦労。流れを止めきれませんでした。井上捕手とのバッテリーはまた見たいです。

Jグループ馬明 慶太 投手(如水館-四日市大、2年目)

ボールに力があり、140km前後出ていた模様。これだけのピッチングが出来れば、2次予選でも楽しみになりますね。何より無四球が良かったです。

Jグループ 高木 光 選手(愛産大工、1年目)

高卒1年目ですが、Jグループでは4番を常に打っています。この日はラッキーな当たりもありましたが2安打。大きな舞台を踏めますし、今後の成長が楽しみな存在ですね。愛産大の高木海選手の弟さんです。

Jグループ 岡本 啓吾 内野手(伊万里農林-折尾愛真短大、21歳)

9番2塁で出場。見ている試合では毎試合ヒットを放ち、この日も2安打。下位から上位へつないだり、打点を上げたりと活躍。センスが目立ちます。

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