中部学院大-岐阜聖徳学園大 1回戦 観戦記(2023年秋季岐阜大学リーグ)

10月10日に長良川球場で行われた第3試合、中部学院大-岐阜聖徳学園大の観戦記です。
8勝2敗同士で迎えた最終節。連勝すれば優勝。1勝1敗だと3チームが並ぶ可能性が出てくる。何にしても連勝を目指しての第1戦となりました。

中部学院大
110000000|2 H9 E0
000001000|1 H6 E0
岐阜聖徳学園大

中部学院大
北田(18)、冷水(21)、田辺(13)、古澤(14)、長倉(19)-竹中
岐阜聖徳学園大
有賀(20)、伊藤(11)-実山

投手成績
中部学院大
北田智郎(正智深谷 3年) 1回 22球 被安打1 四球0 三振1 失点0

冷水秀輔 4回 53球 被安打2 四球0 三振2 失点0
田辺斉真(文徳 2年) 2/3 14球 被安打1 四球1 三振0 失点1
古澤祐希(呉 2年) 1/3 6球 被安打1 四球0 三振0 失点0
長倉幸佑 3回 27球 被安打1 四球0 三振2 失点0

岐阜聖徳学園大
有賀達彦 8回 106球 被安打9 四球0 三振1 失点2
伊藤貴人(浜松湖北 3年) 1回 18球 被安打0 四球1 三振2 失点0

(出場選手)
中部学院大
8佐藤(2) 5江川(3) 4田中(6) 3宮坂(10) 7大江(5) D森(1) 9宮崎(9) 2竹中(27) 6桂(8)
岐阜聖徳学園大
7佐藤(2) 6横尾(6) 5内田(4) 8横井(10) D矢岸(3) 9前田(8) 4新谷(5) 3藤村(9) 2実山(7)

(試合経過)
1回表、1死2塁から3番田中がタイムリー2ベース。中部学院大が先制。1-0
2回表、無死1,3塁から8番竹中がタイムリー。尚も1死2,3塁としますが、後続が倒れ1点止まり。2-0
2回裏、ピッチャー交代、冷水。
4回裏、1死1,3塁から5番矢岸が4-6-3のゲッツー。チャンスを活かせず。
6回裏、ピッチャー交代、田辺。2死1,3塁でピッチャー交代、古澤。4番横井がタイムリー2ベース。2-1
7回裏、ピッチャー交代、長倉。
9回表、ピッチャー交代、伊藤。
中部学院大が接戦を制し先勝。優勝に王手をかけました。

総評

中部学院大が北田投手、岐阜聖徳学園大が有賀投手。両エースが先発しました。
有賀投手の立ち上がりを中部学院大が攻めて、1回、2回に1点ずつ。ただ、もっと取られそうなところを踏ん張って1点ずつで留めたあたりは有賀投手も持ち味は出していたと思います。
一方北田投手は1回裏にヒットを許しながらも無失点。ただ、ボールが走っておらず、状態良くないのかな、と思っていたら、2回裏にスパッと冷水投手に代えてきたのは驚きました。どうも元々不安は抱えていたようですが・・・。
そんな状況で冷水投手が2回から5回までしっかりと抑えたことが大きかったですね。田辺投手、古澤投手で1点を失いましたが、リードで6回を終えると、7回から長倉投手が140kmを超えるまっすぐでしっかりと押して岐阜聖徳学園大打線を抑えきって勝利。エースの降板というアクシデントの中、継投で抑えて底力を見せる勝利となりました。
3回以降、先頭バッターを4度出しながら追加点を奪えなかったところは課題といえば課題ですけど・・・。こういう試合は勝つことが大事。勝ち切ったところに全国ベスト8の地力を感じました。
岐阜聖徳学園大は序盤で追う展開になりながらも、ビハインドは2点。十分勝てるという展開に持ち込んだ試合でした。選手としては矢岸選手がブレーキとなってしまった印象ですが、こればかりは仕方ないですよね。

ピックアップ選手

中部学院大 冷水 秀輔 投手(耐久 2年)

2回にマウンドへ。準備はしていたとのことでしたがそれでも緊急登板。そんな中5回まで4イニングを2安打無失点ピッチング。チームを救う快投となりました。耐久高校出身の2年生。今後も楽しみな投手ですね。

中部学院大 田中 恵亮 内野手(八戸学院光星 3年)

3番セカンドで出場。2安打のマルチで1回にはタイムリー2ベースを放つ。足もあり、盗塁も1つ。能力の高さが光る選手。

中部学院大 竹中 奨 捕手(広島商 3年)

8番捕手で出場。2回にタイムリー。この日は継投となった投手陣でしたが、しっかりとリードして勝利に導きました。

中部学院大 長倉 幸佑 投手(浜松工 3年)

7回からマウンドに上がり、1点差をしっかりと守り切りました。140km台のまっすぐで押せるのが特徴。秋がリーグ戦デビューでしたが、7回2/3投げて1失点。本人も自信になるでしょうね。

岐阜聖徳学園大 横井 一樹 外野手(岐阜聖徳学園 4年)

4番センターで出場。2安打のマルチで6回にはチーム唯一のタイムリーとなる2ベースを放つ。社会人で野球を続けるということで、その活躍が楽しみですね。

岐阜聖徳学園大 有賀 達彦 投手(東海大諏訪 3年)

立ち上がりの1回、2回に1点ずつ失うも、そこから立ち直って8回まで2失点と抑えるあたりがさすが。無四球なので崩れないんですよね。ただ、こういう大一番だと先制点を与えたくないのも事実。先に点を取るまでは点をやらない投球を心掛けたいですね。

岐阜聖徳学園大 実山 究太 捕手(生光学園 2年)

9番捕手で出場。2安打のマルチ。8回には盗塁阻止も見せて強肩もアピール。

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