佐織工－犬山観戦記（2019年秋季尾張地区1次予選）

8月14日に小牧球場で行われた第1試合、佐織工－犬山の観戦記です。
2次進出は決めていて、1位を決める試合。もつれた試合になりました。

佐織工
３０１００４０００２｜１０　Ｈ17　Ｅ3
４００１００２１００｜８　Ｈ14　Ｅ2
犬山
（延長10回）

投手成績
佐織工
三上(10)　1/3　22球　被安打3　四球1　三振0　失点4
稲熊渉(1)　7回2/3　115球　被安打10　四球3　三振7　失点4（自責点2）
岩間(6)　2回　31球　被安打1　四球0　三振2　失点0

犬山
奥田(15)　1/3　14球　被安打2　死球1　三振0　失点3
太田(7)　5回2/3　118球　被安打11　四死球2　三振5　失点5
川口(8)　2回　20球　被安打1　四球0　三振1　失点0
高田(1)　2回　45球　被安打3　四球0　三振4　失点2（自責点1）

三上投手は左のオーバーハンド。まっすぐは目測で110ｋｍくらい。力感なくコースで打たせて取る。

稲熊渉投手は右のオーバーハンド。フォロースルー大きいタイプ。目測で120ｋｍ半ばくらい。コントロール安定。

岩間投手は右のスリークォーター。切れのいいボールで打たせてとる。

奥田投手は右のサイドハンド。目測で100ｋｍくらい。立ったフォームでコースを狙って打ち取るタイプ。フルスイングのチームにはまることを期待して登板だったのかな。

太田投手は左のオーバーハンド。右手を大きく上げて投げるフォーム。1年生。目測で120ｋｍ弱くらい。変則とコントロールの良さで打ち取る。

川口投手は右のオーバーハンド。ストライク先行。

高田投手は右のオーバーハンド。力投型で目測で130ｋｍくらい。上背もあり、球威はまだ伸びそう。気迫の出たマウンドでした。

（出場選手）
佐織工
9中村ｼｭﾝ→8　8中野→2　2倉地→9秦　3森　5夏川　7小出→7伊藤ﾘｮｳﾀ　4稲熊要→6岩田　6岩間→1　1三上→1稲熊渉→4
犬山
5川口(8)→1→7　4今井　3太田(7)→1→9　7高田(1)→1　2栗山　6田中　8伊佐治(9)　9渡邊(10)→Ｈ平井(13)→5　1奥田(15)→3水野

（試合経過）
1回表、1死1、2塁から4番森の3ランホームラン。ここでピッチャー交代、太田。代わった太田が連続四死球で1死1，2塁となるもこのチャンスは活かせず。それでも佐織工が3点先制。
1回裏、1死1、2塁から4番高田が2点タイムリー3ベース。5番栗山がタイムリー2ベース。ここでピッチャー交代、稲熊渉。6番田中の絶妙なバントがタイムリー内野安打に。犬山が逆転。4－3。尚も2死1，2塁から9番水野のヒットで2塁ランナーがホームを突くもタッチアウトに。
3回表、1死3塁から6番小出がタイムリー。4－4
4回裏、1死2塁から9番水野のタイムリー。犬山が勝ち越し。5－4
6回表、先頭の9番稲熊渉が2ベース。続く1番中村がタイムリー2ベース。2番中野のタイムリーで逆転。1死2、3塁から5番夏川が2点タイムリー2ベース。8－5
7回裏、2死3塁から4番高田のショートゴロをタイムリーエラー。5番栗山のタイムリー2ベース。8－7
8回表、先頭の中野が3ベース。しかし、無死3塁で後続が倒れ追加点ならず。
8回裏、1死1、2塁から1番川口の2ベースで2塁ランナー生還。1塁ランナーもホームを狙うもこちらはタッチアウトに。8－8
10回表、2死無走者から3番秦がヒットで出塁。続く4番森のライト前のあたりにライトが突っ込むも取れずにタイムリー3ベースに。5番夏川のショート強襲の当たりを弾き1点。佐織工が勝ち越し。10－8
佐織工が勝ちました。

佐織工は4番の森選手のフルスイングが夏の時点でも湧かせるくらいの存在感を見せていましたが、チームとしてしっかりと振るチームだな、と新チームを見て改めて感じました。
ただ、森選手のスイングがキャッチャーに当たるアクシデント。大事には至りませんでしたが・・・。こういうのは難しいですよね。そこを気にするとマン振りが出来なくなるし・・・。
プロは情報があるけど、高校野球だと情報がない場面も多いでしょうし、事故は怖いですね。

佐織工は一時期の低迷を脱しつつある感じがします。選手のいいところを伸ばそうとしているのが伝わってくるので、力を上手くまとめて県大会に進めるように頑張ってほしいですね。