加茂丘・衣台-豊野 TV観戦記(夏季愛知県高等学校野球大会)

コウスポ

7月18日に岡崎球場で行われた加茂丘・衣台-豊野のTV観戦記です。

加茂丘・衣台
430000100|8 H6 E1
100011004|7 H16 E5
豊野

加茂丘・衣台
矢田(加)、廉谷(加)、榊原(衣)-多和田(衣)
豊野
中森、山下、中森-井口瑛

投手成績
加茂丘・衣台
矢田(1) 6回 110球 被安打11 四球0 三振2 失点3
廉谷(10) 2回1/3 42球 被安打4 四死球2 三振0 失点4
榊原(4) 2/3 3球 被安打1 四球0 三振0 失点0
豊野
中森(11) 4回 94球 被安打5 四球2 三振6 失点7(自責点0)
山下(16) 5回 58球 被安打1 四球2 三振3 失点1

加茂丘・衣台
6甲斐(加)→4 4榊原(衣)→1 8澤井(衣) 9杉山(加) 2多和田(衣) 3大野(衣) 5西村(加) 1矢田(加)→1廉谷(加)→6 7田島(衣)
豊野
6藤澤→4 8松本 5大脇 3井口稔 2井口瑛 1中森→7→1 9奥村 7岩月→1山下→7→H石田→7 4勝上→H三浦→6 

(試合経過)
1回表、無死2塁から2番榊原のピッチャー強襲の当たりを弾いてセカンド方向に転がり、これをセカンドが逸らしてランナーホームイン。1死1,2塁からピッチャーゴロ、2塁送球をショートが逸らしタイムリーエラー。更に1死満塁から7番西村が2点タイムリー。連合チームが4点先制。
1回裏、2死2塁から4番井口稔がタイムリー。4-1
2回表、2死からエラーをきっかけに満塁となり、6番大野の2点タイムリー。中継エラーで1塁ランナーまで返って3点。7-1
5回裏、1死2塁から3番大脇のタイムリー。7-2
6回裏、1死2,3塁から9番三浦の犠牲フライ。7-3
7回表、無死1塁から4番杉山のタイムリー3ベース。8-3
9回裏、1死1,2塁から3番大脇の2点タイムリー2ベース。1死満塁でピッチャー交代、榊原。2死満塁から7番奥村の2点タイムリー2ベース。最後は2飛に倒れ加茂丘・衣台が逃げ切りました。

連合チームは序盤に7点。エラー絡みでチャンスをもらった形でしたが、1回2回どちらも満塁からの2点タイムリーが出たのが大きかったです。あと、じゃんけんを勝って先行を取った。これがグランド状態は悪く落ち着かない豊野守備陣のミスを誘いました。狙ったとすれば素晴らしい判断ですね。
7回にはそこまでほぼ完全に抑えられていた1年生サウスポーの山下投手が四球を出し、続く初球のカーブをねらって捉えた4番杉山選手のタイムリー3ベースが大きかった。結果的にこの1点が決勝点ですし、追い上げられていた中での貴重な追加点。これぞ4番という一打でした。
バントせずに大量点を狙う攻撃もはまったかな。

矢田投手は11安打を浴びましたが、四球が0。バックの落ち着いた守備も光り、見事に打たせて取りました。廉谷投手で逃げ切りたかったところですが、こういう経験を2年生で積んだのは貴重ですよね。
緊急登板の榊原投手も衣台の選手としてこの夏初めてマウンドに上がりましたが、しびれる場面で良く抑えました。

連合チームで4回戦進出は愛知県では初の快挙。元々秋に2次進出するなど強いとは言われていましたが、どこまで勝ち上がれるか、今後も注目ですね。

豊野は結果的に5つのエラーが2回までに集中。足場が悪い中での試合開始となり、そこで落ち着かないままミスを重ねての失点。結果1点届かない形となり悔しい敗戦となりました。

そして攻撃でももったいないプレーが出てしまいました。走塁ミス、盗塁時のインターフェア、ホームタッチアウト(これは連合チームの中継が素晴らしかった)・・・。
16本ヒットを打ちながら攻めきれなかった。
矢田投手のタイミングを外す球を捉えきれませんでした。どこかで複数点取れていれば・・・。

土壇場の9回2死満塁で奥村選手が打席で笑顔を見せたこと。すごい成長を感じました。3年生キャプテンの最後の打席になりうる場面。こわばっても仕方ないところ。その笑顔の結果が2点タイムリー2ベースだったと思いますし、チームとしての成長も感じました。

この試合でも2年生の活躍、そして1年生山下投手の好投が光りました。そして最終回にチャンスを作ったのは3年生たちの意地。こういうのを新チームにつなげていってほしいですね。

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