高蔵寺-知立 観戦記(2023年選手権愛知大会)

7月2日に豊田球場で行われた第2試合、高蔵寺-知立の観戦記です。
公立同士の一戦。高蔵寺はかつては名古屋地区公立の雄でしたが、近年は不振。お互いにまずは初戦突破を目指しての一戦でした。

高蔵寺
001000000|1 H4 E1
11000100X|3 H5 E2
知立

高蔵寺
島村(1)、新宅(10)、古橋(4)-山田、松村
知立
鳥山(1)-松岡

投手成績
高蔵寺
島村一誓 5回2/3 95球 被安打3 四球4 三振3 失点3(自責点2)
新宅悠生(2年) 1回1/3 17球 被安打2 四球0 三振0 失点0

古橋直樹(3年) 1回 8球 被安打0 四球0 三振0 失点0

知立
鳥山大輔 9回 115球 被安打4 死球1 三振10 失点1

(出場選手)
高蔵寺
2山田→9 5小林 1島村→9→2松村(12) 7高橋 8安原 6佐藤 4古橋→1 3梅田 9大坂滝→1新宅(10)→4
知立
4大前 6上林 2松岡 9榊原 5加藤 8小酒井 3渡辺 1鳥山 7中川

(試合経過)
1回裏、1死2塁からワイルドピッチで一気に2塁から生還。知立が先制。1-0
2回裏、1死3塁からワイルドピッチで1点。2-0
3回表、先頭の山田がソロホームラン。2-1
5回裏、1死3塁からスクイズを仕掛けるも空振り。3塁ランナーが挟まれアウトに。
6回裏、1死1,3塁から6番小酒井のスクイズ成功。3-1。ここでピッチャー交代、新宅。
8回裏、ピッチャー交代、古橋。
知立が逃げ切って夏4年ぶりの初戦突破。

総評

お互いに力は拮抗していて、試合自体は接戦。そうなるとミスが出た方が負ける。その通りで、高蔵寺は3失点ともにミスが絡んでいて、それでも最小ではしのいでいるので、力は出し切ったかな、と。
とにかく最後まで知立の鳥山投手が捉えきれず。右のスリークォーターで変則。まっすぐは110km台。ただ、これが癖があるのか最後まで捉えられない。いい当たりは山田選手のホームランのみで、三振も10個喫して抑え込まれました。
かつては目立つ選手がいて、上位進出も狙えるチームでしたが、近年は低迷。新チームはホームランを打った山田選手や2番手で投げた新宅投手らが中心になるかと思います。足を使うなど、攻める姿勢は見せたので、新チームでは攻撃でプレッシャーをかけられるようになっていきたいですね。
知立は鳥山投手が完投。緩急とコントロールの良さ、まっすぐで空振りを取る場面もあり、打者に打ちにくさがあったんでしょうね。最後まで暑い中投げ切ったのは素晴らしかった。
先頭バッターを出したイニングは確実にチャンスにして、1点ずつ奪っていきました。先手を取ってプレッシャーをかける、こういう試合を次回も行いたいところですね。4年ぶりの夏初戦突破はうれしいでしょうね。おめでとうございます。

ピックアップ選手

高蔵寺 山田 悠太郎 捕手(2年)

1番捕手で出場。第2打席にホームランを放ちました。2年生ですので秋以降も楽しみ。バッテリーエラーが多く失点につながってしまったので、そこは練習でカバーしたいですね。

高蔵寺 島村 一誓 投手(3年)

オーソドックスな右腕でMAX128km。ワイルドピッチでの2失点はもったいなかったですが、最少失点でしのいでいました。

知立 鳥山 大輔 投手(3年)

右のスリークォーター。やや変則の腕の振りで、それが高蔵寺打線が捉えきれない要因になっていました。110km台ながら緩急も使ってまっすぐで空振りを取る場面も多く、三振10個は立派。

知立 加藤 煌人 内野手(3年)

5番サードで出場。2回に先頭で2ベースを放ち、2点目のホームを踏みました。3度出塁してチャンスメイク。

知立 渡辺 陽斗 内野手(3年)

7番1塁で出場。唯一のマルチを記録。積極的な打撃が光りました。

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