東邦ガス-北海道ガス 観戦記(2021年社会人野球日本選手権)

6月30日にほっともっとフィールド神戸で行われた第1試合、東邦ガス-北海道ガスの観戦記です。
全国大会でなかなか勝てない東邦ガス。初出場の北海道ガス相手にどういう試合をするか注目して観戦しました。

東邦ガス
000100010|2 H5 E2
000001000|1 H5 E1
北海道ガス

東邦ガス
辻本-氷見
北海道ガス
大城-東海林、中林

投手成績
東邦ガス
辻本 宙夢(19) 9回 116球 被安打5 四球1 三振8 失点1

北海道ガス
大城 祐樹(19) 9回 116球 被安打5 四球0 三振5 失点2

(出場選手)
東邦ガス
4比嘉(8)→4飯田(35) 7水本(1) 9上内(3)→9木村(31) 3若林(6) D柴田(9) 6高垣(10) 5虎谷(5)→H小林(0)→5金田(7) 8大島(4)2氷見
北海道ガス
6米満(8) 4武井(9) 5安田(1) 7寺田(31) 9高橋(33) D浅賀(3) 3小栗(2) 8長谷川(24) 2東海林(22)→H長江(16)→2中林(10)

(試合経過)
2回裏、エラーも絡んで1死満塁となるも、8番長谷川を三振。9番東海林の1塁ファールフライを若林がスタンドに飛び込みながら捕ってアウトに。何とかしのぎます。
4回表、1死1塁から4番若林がピッチャー強襲のヒットで1,3塁に。大城は一旦ベンチに引くも出てきて続投。5番柴田の2ゴロの間に1点。東邦ガスが先制。
6回裏、2死から4番の寺田が完璧に捉えて同点ソロホームラン。1-1
8回表、代打の小林が1塁ベースに当たるややラッキーな2ベースで出塁。送って1死3塁から9番氷見の2ゴロをセカンドが弾いて1塁をアウトにするもランナー生還。東邦ガスが勝ち越し。2-1
東邦ガスが勝ちました。

総評

東邦ガスの辻本投手がこれぞエースという投球で完投勝ち。
立ち上がりはボール先行するらしくない出来で、2回には1死満塁の大ピンチを背負いますが、ここをしのいでからは立ち直り、6回に同点アーチを浴びますが、最後まで球威は落ちずに投げ切りました。
打線は北海道ガスの大城投手を捉えられず苦しい戦い。それでも数少ないチャンスを何とかものにして2点を取って逃げ切りました。
中軸の3人と代打で出てきた小林選手が好調。ここをどう使うかが次の試合のカギですね。ただ、他の選手が奮起しないと苦しい戦いが続くので何とかしてほしいです。
北海道ガスとしても辻本投手をなかなか捉えられず。4番の寺田選手が2安打1本塁打とさすが4番という働きでしたが、ここにチャンスで回したかった。
大城投手は最後まで球威が落ちずに素晴らしいピッチング。
どちらにしても両投手の好投が光る試合でした。

ピックアップ選手

東邦ガス 辻本 宙夢 投手(静岡-駒澤大 3年目)

立ち上がりは状態が良くなく、ボール先行の苦しいピッチング。2回のピンチをしのいでから開き直れたのか、内容が良くなっていきました。結果は1失点完投。これぞエースのピッチングですね。
第3代表決定戦でしっかりと抑えてチームを勝たせてから一皮向けた印象を感じます。

東邦ガス 若林 俊充 内野手(日体荏原-日本体育大 6年目)

4回にピッチャー強襲のヒットでチャンス拡大。先制点につなげました。4番として、大きい当たりを期待したいですね。

東邦ガス 小林 満平 外野手(中京大中京-法政大 3年目)

代打で出てきてベースに当たるラッキーもありましたが、鋭い当たりで2ベース。勝ち越しにつなげました。代打ではもったいない存在。

北海道ガス 大城 祐樹 投手(遠軽-桐蔭横浜大 3年目)

ボールに力があり、最後まで球威が落ちなかった。ボールが動いている印象。無四球も見事でした。

北海道ガス 寺田 和史 外野手(聖望学園-東北福祉大 4年目)

ホームランは打った瞬間の当たり。2安打で4番の仕事は果たしていました。惜しむらくはすべての打席がランナー無し。ランナーいるところで回したかったですね。

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