9月28日に岡崎球場で行われたジェイプロジェクト－ホンダ鈴鹿の観戦記です。
第2代表決定戦。ジェイプロジェクトが白崎投手、ホンダ鈴鹿の井村投手。両エースがどういうピッチングを見せるかに注目して観戦しました。

ジェイプロジェクト
００１００００００｜１　H6　E0
２０２１００００Ｘ｜５　H12　E0
ホンダ鈴鹿

ジェイプロジェクト
白崎、横山、木村、坂本－松坂、松田
ホンダ鈴鹿
井村－長

投手成績
ジェイプロジェクト
白崎　4回　65球　被安打9　四死球2　三振1　失点5
横山　2回　24球　被安打1　四球1　三振1　失点0
木村　1回　11球　被安打2　四球0　三振0　失点0
坂本　1回　18球　被安打0　四球0　三振0　失点0

ホンダ鈴鹿
井村　9回　121球　被安打6　四球1　三振4　失点1

ジェイプロジェクト
5今井 7西銘 4片岡 3田中 D伊藤大 8橋本 9林田 2松坂→H吉富→2松田 6前田

ホンダ鈴鹿
7松本桃→9内山 4河津 6貞光 D畔上→R照屋 9長野 8中村 3庄司 2長 5石川

（試合経過）
1回裏、1死から2番河津が3ベース。3番貞光がタイムリー。更に1死1，2塁から6番中村がタイムリー。ホンダ鈴鹿が2点先制。
3回表、1死1，3塁から2番西銘のゲッツー崩れの間に1点。2－1
3回裏、2死3塁から6番中村がタイムリー内野安打。7番庄司の右中間に落ちるヒットで1塁ランナーが長躯ホームイン。4－1
4回裏、1死3塁から1番松本桃の犠牲フライ。5－1
5回裏、ピッチャー交代、横山。
6回表、2死満塁のチャンスを作り6番橋本でしたが、初球を捉えられず3飛に倒れ反撃ならず。
7回裏、ピッチャー交代、木村。
8回裏、ピッチャー交代、坂本。
9回表、1死1塁から3ゴロゲッツーで試合終了。ホンダ鈴鹿が快勝し、第2代表となりました。

総評

ジェイプロジェクトの白崎投手。調子は悪くなさそうに感じましたが、ホンダ鈴鹿が初回から攻略。
ホンダ鈴鹿の打線の集中力が見事でした。新人の貞光選手、ベテランの中村選手の活躍が光りました。
ジェイプロジェクトも4回までに5点を失い、劣勢で大敗するような流れでしたが、そこからしっかりと後続の投手が止めて、試合を壊さなかったのは収穫。坂本投手は力のあるボールが光りました。
まだ第4代表、第5代表、第6代表とチャンスがあります。この負けは引きずらずに済みそうですし、切り替えて次に備えてほしいですね。

ホンダ鈴鹿は井村投手が素晴らしかった。27アウトのうち17が内野ゴロ。三振5つを合わせると内容の良さが伝わりますでしょうか。
とにかくジェイプロジェクトがなかなか捉えられない。四球も一つだけ。見事な投球でチームを第2代表に導きました。
高蔵寺－至学館大出身で優秀選手賞。本当にすごいと思います。

昨年のエース瀧中投手（現楽天）が抜けて、もしかしたら苦戦するかも、と思っていたのですが、井村投手がエースに収まり完全にカバー。初戦からヤマハという厳しい組み合わせでしたが、見事に突破し5年連続25回目の都市対抗本戦切符を掴みました。
本戦でも上位進出を狙ってほしいですね。

ピックアップ選手

ジェイプロジェクト今井 雄一 内野手（神港学園神港－大阪体育大、34歳）

1番に入りチームを鼓舞するベテラン。この日はチーム唯一のマルチヒットを記録。先手を取ってチームを楽にしたいですね。

ジェイプロジェクト 坂本 健太 投手（川越工－上武大、24歳）

MAX145kmを記録。力のあるボールを投げていました。次以降の決定戦でも大事な場面でも使えそうな投手だと感じました。

ホンダ鈴鹿 井村 勇介 投手（高蔵寺－至学館大、24歳）

エースとして覚醒。今大会3勝を上げ文句なく優秀選手賞を獲得。この日も球速は140kmくらいなのですが、ボールが動いているようでいい当たりはほとんど無かった。四球も一つだけでとにかく計算しやすい投手。ゴロアウト17は見事としか言いようがない。本大会でも活躍してもっと有名になってほしいですね。

ホンダ鈴鹿 中村 毅 外野手（岐阜中京－亜細亜大、29歳）

2打席連続タイムリー。特に2打席目は2死3塁でショートゴロ、1塁ヘッドスライディングでセーフを勝ち取ってチームを鼓舞しました。コーチ兼任のベテランですが、取り組む姿勢でチームを引っ張ります。

ホンダ鈴鹿 貞光 広登 内野手（天理－國學院大、23歳）

ルーキーで3番ショートとして出場。この日は先制タイムリーと追加点の起点となるヒット。ショートとしての動きはまずまず。本戦でも活躍してプロ注目になってほしい選手ですね。

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