王子-日本通運 観戦記(2021年社会人野球日本選手権)

6月30日にほっともっとフィールド神戸で行われた第3試合、王子-日本通運の観戦記です。
王子の先発はもちろん大エースの近藤投手。どんなピッチングを見せるか注目して観戦しました。

王子
000100000|1 H6 E0
001000001|2 H5 E0
日本通運

王子
近藤-横山
日本通運
相馬-木南

投手成績
王子
近藤 均(19) 8回2/3 103球 被安打5 死球1 三振2 失点2

日本通運
相馬 和磨(14) 9回 130球 被安打6 四球1 三振10 失点1

(出場選手)
王子
8大杉(3)→7 6前田(5) 4伊礼(10) 3吉岡(6) 7亀山(1)→9 9神鳥(25)→H西山(0)→8西村(9) D宝島(2) 5横川(7) 2横山(27)
日本通運
8手銭(0) D諸見里(6) 5稲垣(2) 3北川(33) 6添田(4) 4浦部(1) 7大谷(5) 2木南(27) 9高橋(23)

(試合経過)
3回裏、先頭の7番大谷が2ベース。送って1死3塁から9番高橋の犠牲フライ。日本通運が先制。1-0
4回表、1死2,3塁から5番亀山のタイムリー。2塁ランナーがホームを突くもタッチアウトに。1-1
9回裏、2死から4番北川が打った瞬間のレフト中段に入るサヨナラホームラン。日本通運がタイブレーク目前で一振りで試合を決めました。

総評

息詰まる投手戦。
お互いの投手が素晴らしく、チャンスもなかなか作れない。
結局チャンスらしいチャンスは王子が1度(4回)。日本通運は2度(3回と7回)。
そこで1点ずつ取っただけでもさすがというべきかな。
最後はタイブレークに入ると思ったところで、4番北川選手が完璧に捉えて近藤投手を沈めました。
近藤投手は最近見た中では一番と言っていい出来。ゴロアウトがとにかく多く、持ち味をしっかりと発揮していました。9回を2失点。責められません。
打線は7回以降ノーヒット。中盤以降は変化球中心に責められ、捉えられませんでした。
お互いの守備も素晴らしく、引き締まった投手戦でした。

ピックアップ選手

王子 近藤 均 投手(福知山成美-関西大 9年目)

とにかくゴロアウトが多く、調子もかなり良かったように感じます。6回以降は少しずつヒットを打たれましたが、ゴロのヒットがほとんどで、仕方のない当たり。最後のホームランまでは完璧と言っていい投球でした。最後はタイブレークが近づいて少しエアポケットに入ったのかも・・・。近藤投手は責められない内容でした。

王子 亀山 一平 外野手(近大付-近畿大 8年目)

チーム唯一のタイムリーを放つ。

王子 横山 裕也 捕手(龍谷大平安-京都産業大 3年目)

正捕手の細川捕手から代わって予選の最後の2試合から出場。この試合でもフル出場して近藤投手を見事にリードしました。盗塁阻止に打っても2安打。正捕手への道を歩みつつありますね。

日本通運 相馬 和磨 投手(横浜-国際武道大 5年目)

左で140km以上の真っすぐに、変化球のコントロールも良く王子打線を翻弄。中盤以降は真っすぐを見せ球にして変化球で打ち取る配球で抑えきりました。

日本通運 北川 利生 内野手(大阪桐蔭-創価大 6年目)

最後のホームランは衝撃の当たりでした。レフトの上段近くまで運んだ。勝負を決める一発。これぞ4番ですね。

日本通運 手銭 竜汰 外野手(秀岳館-九州共立大 7年目)

1番センターで出場し、チーム唯一のマルチヒット。

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