三京アムコーニデック 観戦記(2023年中部日本都市対抗軟式野球愛知県大会・東部)

10月3日に蒲郡球場で行われた第2試合、三京アムコーニデックの観戦記です。
完全に強豪の仲間入りを果たした三京アムコ。ニデック相手にどういう試合を見せるか注目して観戦しました。

三京アムコ
020000000|2 H4 E0
000000102|3 H4 E1
ニデック

三京アムコ
南出(18)、横井(20)-井口
ニデック
近藤(19)-高木

投手成績
三京アムコ
南出晴哉 7回 96球 被安打3 四死球3 三振6 失点1
横井希(菰野-中京大 4年目) 1回0/3 22球 被安打1 四球1 三振3 失点2

ニデック
近藤優 9回 123球 被安打4 四球2 三振1 失点2

(出場選手)
三京アムコ
8後藤(23)→7 4牛島(1) D藤澤(7) 7藤江(9)→5 3村上(27)→8松山(3) 6平戸(10) 5吉野(6)→3 2井口(26) 9山口(4)
ニデック
8竹内(7) 6越智(10) 5加藤(5) 3濱(8) 4山下(22) D水谷(23) 9寺嶋(3) 2高木(27) 7杉本(12)

(試合経過)
2回表、2死1塁から8番井口が2ランホームラン。三京アムコが2点を先制。
4回裏、1死1,3塁から5番山下の当たりは痛烈なサードライナー。サードランナー戻れずゲッツーに。
7回裏、1死2,3塁から8番高木の1ゴロの間に1点。2-1
8回裏、ピッチャー交代、横井。
9回裏、無死1塁から5番山下が初球を叩いて逆転サヨナラ2ランホームラン!
ニデックが劇的な逆転サヨナラ勝ちで決勝戦進出を決めました。

総評

三京アムコは2回に井口選手の2ランホームランで先制。そのリードを南出投手がMAX142kmの速球を中心に抑えて行き、そのまま逃げ切るかな、という試合経過でした。
ただ、三京アムコも3回以降はなかなかヒットすら出ず、8回までノーヒット。その間にニデックが叩きで1点差にしていて、9回にドラマがありそうな試合に。
9回表、三京アムコは四球、ヒットで2死1,2塁のチャンスを作るも無得点。その裏、ニデックは先頭の濱選手が四球。そして5番山下選手が思い切り打ってライトへ2ランホームラン。逆転サヨナラで劇的な勝利を収めました。
お互いに投手が良く、だからこそ、そのまま三京アムコが勝つかな、と思っていましたが、ニデックが勝利。今年は不振が続いたニデックですが、最後の県大会で存在感を示してきました。野球は怖いな、と改めて感じる試合でしたね。

ピックアップ選手

三京アムコ 南出 晴哉 投手(名古屋-東海学園大 2年目)

先発して7回を1失点。MAXは142km。ピンチでもっと出ていたかもで、今東海地区の社会人では一番球が速い投手かも。上位チーム相手だとスピードに慣れてきた3廻り目のところがカギになるかもですね。

三京アムコ 井口 敦大 捕手(至学館-至学館大 2年目)

8番捕手で出場。2回に先制の2ランホームランを放つ。至学館高校では甲子園にも出場。強打の捕手として今後も期待されますね。

三京アムコ 吉野 弘晃 内野手(桜丘-愛産大 1年目)

7番サードで出場。途中から1塁。2回にヒットを放ち2点につなげました。

ニデック 山下 大輝 内野手(豊川-中部大 2年目)

5番セカンドで出場。9回にサヨナラ逆転2ランホームランを放ち、派手な活躍。4回にも惜しいライナーがあって、状態は良さそうでした。

ニデック 近藤 優 投手(帝京大可児-星城大 1年目)

先発して2失点で完投。3回以降はノーヒットで抑えて徐々にニデックへの流れを作りました。MAX136km。次の試合でも先発するというタフさも見せました。

ニデック 濱 英登 内野手(豊川-中部大 1年目)

4番1塁で出場。4回にライトオーバーの2ベース。9回は警戒もあったとは思いますが先頭バッターで四球を選び、続く山下選手の2ランにつなぎました。

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