中京大-中部大 2回戦 観戦記(2023年春季愛知大学リーグ)

5月16日にパロマ瑞穂球場で行われた中京大-中部大の2回戦の観戦記です。
優勝の可能性を残すにはお互いに負けられない1戦。第1戦は中部大が圧勝しましたが、2日置いて中京大がどこまで疲れを取って臨めるかも注目でした。

中京大
001100100|3 H7 E3
00006000X|6 H11 E1
中部大

中京大
中川(21)、麻續(19)、奥村(34)、渡邉都(14)、高木(11)-牧山
中部大
原田(21)、水谷(18)-清水

投手成績
中京大
中川健翔 4回1/3 66球 被安打7 四死球2 三振3 失点5(自責点3)
麻續竜生(中京大中京 4年) 0/3 3球 被安打1 四球0 三振0 失点1(自責点0)

奥村勇翔(中京大中京 3年) 2/3 6球 被安打0 四球0 三振1 失点0

渡邉都斗(至学館 3年) 2回 29球 被安打2 四球0 三振3 失点0

高木快大(栄徳 2年) 1回 12球 被安打1 四球0 三振1 失点0

中部大
原田暉大 6回2/3 104球 被安打6 四球4 三振5 失点3(自責点2)
水谷健吾 2回1/3 26球 被安打1 四球0 三振2 失点0

(出場選手)
中京大
D松山(3) 7鶴田(7)→H飯嶌(8)→8 8山本(23)→7 3土井(25) 4桑原(2) 9岡田(1) 5秋山(24) 6杉浦勇(10)→H杉浦文(33) 2牧山(22)→H川瀬(35)
中部大
6佐野(10) 7川口(8)→7丹羽(25) 9村木(5) 2清水(1) D廣田(22) 5水野(7) 3岩本(38)→3村上(29) 8平尾(3)→H畠山(9)→8梅田(26) 4鈴木(35)→H西脇(33)→4近藤(4)

(試合経過)
3回表、2死2塁から4番土井のタイムリー。中京大が先制。1-0
4回表、1死2,3塁から1番松山がタイムリー。2-0
5回裏、無死1,2塁から1番佐野がタイムリー。1死満塁から4番清水が2点タイムリー。ここでピッチャー交代、麻續。1死2,3塁から5番廣田が2点タイムリー。ここでピッチャー交代、奥村。2死2塁からタイムリーエラー。この回打者一巡。6点を取って中部大が逆転。6-2
6回裏、ピッチャー交代、渡邉都。
7回表、1死から代打飯嶌がソロホームラン。2死でピッチャー交代、水谷。6-3
8回裏、ピッチャー交代、高木。
中部大が連勝として、勝ち点3。優勝に望みをつなぎました。

総評

1回、2回はお互いに2人ずつランナーを出すも得点が出来ないジリジリした展開。
中京大は3回に土井選手のタイムリー、4回には松山選手のタイムリーで得点を奪ったものの、尚ものチャンスで得点が出来ず。こうなると流れが中部大に移るあたりが野球の面白いところですよね。
5回裏、死球、犠打エラーでチャンス拡大。ミスが絡むと大量点になる。結局ここで中部大が集中打を集めて逆転。エラーも3つ出てしまって中京大としてはここで勝負あったという感じになってしまいました・・・。
ここまで名城大戦で4連投等、奮闘してきた中川投手は、この日も4回までは無失点。5回に崩れましたが責められないですよね。
名城大戦での意地は素晴らしかったですが、そこで力を使い切ってしまった形に。この悔しさを秋に活かしてほしいですね。
中部大はやはり野手は力があります。バッティングもそうですが、守備も固いんですよね。後は投手陣。水谷投手が8日に愛工大戦に続いて、この日もリリーフで好投したのは好材料です。
名城大に先発するかは分かりませんが、重要なピースとして期待したいですね。
原田投手は先発で結果を出しました。ランナーを出しながらも我慢して踏ん張った経験を今後に活かしてほしいです。

ピックアップ選手

中京大 中川 健翔 投手(三重海星 4年)

中京大の苦しい投手陣を救うべく、名城大戦では4日間4連投。大崩れすることなくここまで支えてきました。この日も気合満点の投球で4回まで無失点。5回は死球、エラーから崩れましたが責められないですよね・・・。この日は初回に140kmもマーク。チームを鼓舞する素晴らしい投球でした。

中京大 土井 拓海 内野手(三重 4年)

4番1塁で出場。3回に先制のタイムリー。初回にチャンスで打てなかったのがちょっと残念でした。

中京大 飯嶌 哲平 外野手(宇治山田商 4年)

代走要員という形でほとんど試合に出場していましたが、この日は代打で登場。ホームランを打ってあっと言わせました。思い切りのいいスイングが光りましたね。

中部大 佐野 大陽 内野手(常葉大橘 4年)

1番ショートで出場。3安打の猛打賞で5回には反撃のタイムリーを放ちました。ホームランをここまで4本放っていて、リーグトップタイに立っています。主将、1番として打ってチームを引っ張っています。上でやってほしい選手ですね。

中部大 原田 暉大 投手(名古屋国際 2年)

ここ3試合、先発に抜擢されています。この日は7回途中まで3失点と試合を作る好投。先発ということで140km弱くらいの球威でしたが、要所で力を入れて失点したイニングも最少失点で抑えました。

中部大 村木 陽亮 外野手(いなべ総合 3年)

3番ライトで出場2安打1四球とチャンスメイク。初回の当たりも相手のセカンド桑原選手の好プレーに阻まれましたがヒット性の当たり。バットコントロールの良さが光る選手。

中部大 水谷 健吾 投手(星城 4年)

エースとしてこの春フル回転が期待されていましたが、リーグ戦序盤は投げず。前週にようやく復帰。この日もリリーフで2回1/3を投げた形に。140kmと球威はありましたし、しっかりと結果を残しました。名城大戦で先発も期待したい投手ですよね。

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