皇學館大-トヨタ自動車 観戦記(2023年JABA高山大会)

8月9日に高山、中山公園野球場で行われた第1試合、皇学館大-トヨタ自動車の観戦記です。
皇学館大の村田選手がトヨタ自動車の投手とどういう打席を見せるか、が注目でしたが、先発がドラフト候補の松本投手。俄然打席に注目して観戦しました。

皇学館大
02000001|3 H7 E2
30110005|10 H15 E1
トヨタ自動車
(8回コールド)

皇学館大
江南(11)、奥田(18)、若山(19)、工藤(44)-伊東
トヨタ自動車
松本(16)、渕上(15)-五十嵐

投手成績
皇学館大
江南怜 6回 99球 被安打11 四球0 三振5 失点5(自責点2)
奥田回(皇學館 4年) 1回0/3 11球 被安打0 死球1 三振1 失点1

若山陽(中京学院大中京 4年) 0/3 5球 被安打0 死球1 三振0 失点1

工藤岳(知徳 2年) 2/3 27球 被安打4 四球1 三振1 失点3

トヨタ自動車
松本健吾 5回 75球 被安打5 四球1 三振4 失点2(自責点1)
渕上佳輝(堀越-星槎道都大 4年目) 3回 37球 被安打2 四球1 三振3 失点1

(出場選手)
皇学館大
9岡田(10)→8 8小阪(2)→H生田(7)→R若林(24)→9 7浅井(1) 5中川(29)→R村田貴(43)→5 D大川(5) 3村田怜(40) 6井田(23) 2伊東(27) 4木村(4)→H浜野(8)→4小林(6)
トヨタ自動車
7高橋(26) 8坂巻(24) 9宮崎(28) 3三塚(3) 5今井(25) 4佐藤(6) 2五十嵐(32) D穴井(31)→H小畑(27) 6和田(8)

(試合経過)
1回裏、無死1,2塁から3番宮崎の2ゴロでセカンド送球が逸れ2塁ランナーが生還。1死2,3塁から5番今井が2点タイムリー2ベース。トヨタ自動車が3点を先制。3-0
2回表、1死2,3塁から7番井田がタイムリー。更に1死1,3塁から8番伊東がピッチャーゴロ、ホームに投げて3塁ランナーが戻り、それを刺そうと投げた送球が逸れてタイムリーエラーに。3-2
3回裏、1死から3番宮崎がライトへホームラン。4-2
4回裏、2死2塁から2番坂巻がタイムリー。5-2
6回表、ピッチャー交代、渕上。
7回裏、ピッチャー交代、奥田。
8回表、1死1,3塁から6番村田の3ゴロの間に1点。5-3
8回裏、無死1塁でピッチャー交代、若山。無死1,2塁でピッチャー交代、工藤。6番佐藤がタイムリー2ベース。1死2,3塁から代打小畑がタイムリー。1死2,3塁から9番和田が犠牲フライ。2死3塁から1番高橋がタイムリー。更に2死1,3塁から3番宮崎がタイムリーを放ちコールド成立。10-3でトヨタ自動車が勝ちました。

総評

トヨタ自動車がコールドで勝ちましたが、皇学館大の健闘が光った試合でした。
2回表には1死からトヨタの松本投手から3連打で1点。8回には渕上投手から1点取って、その時点では2点ビハインドまで食い下がりました。前の日にはロキテクノ富山を破って、大会史上初めて三重の大学チームとして社会人から初勝利を上げていましたが、この日の戦いも自信にしていいですよね。
注目の村田怜音選手は松本投手の142kmのまっすぐを捉えて3塁線を破る2ベース。こういうまっすぐを捉える場面を増やしたいですね。
江南投手はMAX140km。6回5失点でしたが、四球は0。ゾーンでトヨタ自動車打線と勝負出来たのはいい経験になったのでは。初回の3点は自責点は0でしたし、今後につながる投球だったと思います。
トヨタ自動車は若手中心の打線。ルーキーの宮崎選手がホームランとタイムリーで活躍しました。今井選手も久々にらしい当たりを2つ見れました。こういう試合からきっかけを掴んでいってほしいですね。
松本投手は148kmがありましたが、ほぼ140km前半から中盤。大学生相手に圧倒してほしかったですが・・・。良くも悪くも相手なりに投げてしまうタイプかもですね。

ピックアップ選手

皇学館大 井田 翔斗 内野手(津商 4年)

7番ショートで出場。2安打のマルチで2回にはライトフェンス直撃のタイムリー(シングル)を放ちました。本来は上位を打つ選手。守備の安定感もさすがでした。

皇学館大 大川 陸 内野手(飯山 4年)

5番DHで出場。2安打のマルチ。得点につながるヒットを放ちました。

皇学館大 村田 怜音 内野手(相可 4年)

6番1塁で出場。2回には松本投手から3塁線を破る2ベース。これは速い球にしっかりと対応しました。ただ、次の打席では変化球を対応出来ず。この辺りは仕方ないかも知れませんが、追い込まれてから対応できるといいですね。

皇学館大 江南 怜 投手(津商 4年)

先発して6回を5失点。自責点は2。MAX140km。四球が無かったのは勝負出来ていたということで良かったと思います。
ランナーを出しても粘れたのを今後に活かしたいですね。

トヨタ自動車 宮崎 仁斗 外野手(大阪桐蔭-立教大 1年目)

3番ライトで出場。ホームランとタイムリーで2打点。いい当たりが多く、状態が良さそうでした。

トヨタ自動車 佐藤 勇基 内野手(中京大中京-法政大 3年目)

6番セカンドで出場。3安打の猛打賞。守備でもさすがの動きで格の違いを感じました。

トヨタ自動車 松本 健吾 投手(東海大菅生-亜細亜大 2年目)

先発して5回を2失点。(自責点1)MAXは148kmがありました。ただ・・・。個人的には大学生相手は圧倒してほしいところ。どんな相手でも試合を作れるところはいいのですが、相手なりに感じてしまう部分も。まぁ調整の登板だったというのもあるのでしょうね。

この試合の写真アルバムはこちら

コメントを残す

関連記事を表示