享栄-至学館 観戦記(2022年愛知1年生大会)

11月12日に熱田愛知時計120スタジアムで行われた1年生大会の第1試合、享栄-至学館の観戦記です。
強豪同士の一戦。1年生がどういう試合を見せるか注目して観戦しました。

享栄
000002000|2 H8 E1
000000000|0 H1 E1
至学館

享栄
濱上(1)-西久保
至学館
川田(1)、串田(18)、松本(10)-千田

投手成績
享栄
濱上琉碧 9回 73球 被安打1 四球0 三振4 失点0

至学館
川田大葵 6回 87球 被安打6 四死球5 三振2 失点2(自責点1)
串田拓真 2回 21球 被安打1 四球0 三振0 失点0
松本龍誠(1年) 1回 19球 被安打1 四球0 三振0 失点0

(出場選手)
享栄
7永井 6杉本 8竹島 3杉浦仙 2西久保 9近藤 4太田 1濱上 5山田
至学館
8上松 4廣瀬→H仲井 6エガレバ 3米澤 7堀尾→7頼金 5田多→H奥村(15)→5 1川田→H鈴木(13)→1串田(18)→H高石(19)→1松本(10) 2千田 9長谷川→H草野(14)

(試合経過)
2回表、無死満塁のチャンスも7番太田の遊直、8番濱上の左飛で3塁ランナー動けず、9番山田の遊ゴロで先制ならず。
6回表、エラー、四死球で無死満塁から8番濱上が2点タイムリー。享栄が先制。2-0
7回表、ピッチャー交代、串田。
7回裏、2死から4番米澤がヒットを放ち、ノーヒットノーランが無くなりました。
9回表、ピッチャー交代、松本。
享栄が勝ちました。濱上が1安打完封と完璧な内容でした。

総評

享栄の濱上投手が素晴らしかった。至学館がどんどん初球から打っていく姿勢だったのもありますが、73球で完封というのは見たことが無い数字。1安打で無四球。完璧な内容でした。MAXは132㎞とびっくりするほどの球威ではないのですが、ボールから入ることがほぼなく、2ボールが1回だけ。これだけゾーンで勝負されて打てないと至学館も厳しいですね。
一方至学館の投手陣は3人で継投。序盤から毎回のようにピンチだったのですが、川田投手の粘りの投球にバックの好守備も見事でした。右アンダー(串田投手)、左アンダー(松本投手)と変則を揃える当たりはいかにも至学館という感じ。すこしずつ勝てるチームを作っていくあたりがすごいですよね。
至学館打線はヒット1本ではいかんともし難い状況でしたが、バントで仕掛けるなど、何とかしようという姿勢は見れました。ここからの成長に期待。
享栄打線はあと1本が出ない展開でしたが、6回に投手の濱上選手が自らタイムリー。野手陣は次は何とか助けたいところ。
カウント2-0で毎回待てをするのが気になりました。バッティングカウントはもっと打ちにいってほしいですね。

ピックアップ選手

享栄 濱上 琉碧 投手(1年)

9回を73球で完封。マダックスを通り越すくらいの球数での完封でした。MAX132㎞。ほとんどストライクから入る投球はお見事でしたね。

享栄 竹島 悠煋 外野手(1年)

3番センターで出場。2安打のマルチ。振れる打者でした。

享栄 西久保 颯 捕手(1年)

5番捕手で出場。秋の県大会でも出場。2ベースはフェンス直撃の一打でした。肩も強い選手です。

至学館 米澤 虎徹 内野手(1年)

4番1塁で出場。7回にチーム初ヒットを放ち、ノーヒットノーランからチームを救いました。

至学館 川田 大葵 投手(1年)

先発して6回を2失点。初回以外は毎回ランナーを背負う投球でしたが、粘りはお見事でした。110㎞台ながら左で打たせて取る投球が光りました。

至学館 串田 拓真 投手(1年)

7回からマウンドに上がり2回を1安打無失点。アンダーハンドで下から投げるフォーム。特徴を活かした投球が光りました。

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