中京大-中部大 3回戦 観戦記(2022年秋季愛知大学リーグ)

10月10日に豊田球場で行われた第2試合、中京大-中部大の3回戦の観戦記です。
中京大は勝てば優勝に大きく近づく、負けると名城大に並ばれる大事な一戦。中部大は4年生のラストゲームでした。

中京大
001100000|2 H7 E1
12000000X|3 H4 E0
中部大

中京大
漢人(19)、清水(15)、樋上(17)、河村(14)-関岡
中部大
茶谷(21)、古澤(17)、日渡(14)-清水

投手成績
中京大
漢人友也 5回 74球 被安打3 死球1 三振3 失点3(自責点2)
清水隆之介(清林館 3年) 1回 25球 被安打0 四球2 三振1 失点0

樋上颯太 2/3 13球 被安打1 四球0 三振0 失点0
河村信吾(津田学園 4年) 1回1/3 18球 被安打0 四球1 三振2 失点0

中部大
茶谷琉斗(愛産大工 4年) 5回 99球 被安打6 四球1 三振6 失点2

古澤亮 3回 41球 被安打0 四球0 三振4 失点0
日渡柊太 1回 22球 被安打1 四球1 三振2 失点0

(出場選手)
中京大
7岡田(1) 8秋山(24) 9澤井(5) D太田(26)→H山本(23)→H鶴田(7) 3松山(3) 4福岡(6)→H桑原(9) 5土井(25)→R中嶌(4) 2関岡(12)→H白井(1) 6杉浦(10)→H小柳津(2)→6原(13)
中部大
3藤澤(1)→3村上(29)→H平尾(3)→9 4寺島(7)→5 5大西(13)→5中神(2)→3 D濱(5)→H村木(25) 2清水(23) 7川口(24)→H猪熊(22)→7村瀬(8)→6 8佐藤(9) 6佐野(6)→H水野(35)→4 9村山(10)→7

(試合経過)
1回裏、1死から2番寺島がソロホームラン。中部大が先制。1-0
2回裏、1死1,2塁から8番佐野がタイムリー。1死1,3塁から9番村山の犠牲フライ。3-0
3回表、2死1,2塁から3番澤井がバットを折りながらレフト前に運びタイムリー。3-1
4回表、2死1,2塁から7番土井がタイムリー2ベース。3-2
7回裏、2死3塁でピッチャー交代、河村。
9回表、2死から代打桑原の2ベースと申告敬遠で1、2塁とするも、代打白井が三振で試合終了。
中部大が勝って勝ち点を3としました。中京大は名城大と並んで首位タイで最終節へ向かうことに。

総評

序盤に中部大は漢人投手を攻めて、2回までに3点を奪う。そこから漢人投手も立ち直ったのですが・・・。結果的にはこの3点で試合が決まった形に。
中部大は茶谷投手が先発。3点をもらってから3回、4回と1点ずつ奪われたものの、尚ものピンチをしのいで最小に。特に4回の1点差に迫られて尚も1死2,3塁から、8番関岡を三振、9番杉浦を1ゴロに打ち取ったのがお見事でした。
そこから、古澤投手、日渡投手と4年生3人でリレー。1点リードを守り切りました。中部大はこれでリーグ戦全日程終了。まだ優勝の可能性も残していますが、さすがに厳しい条件なので・・・。
4年生の寺島選手の先制ホームラン。村山選手の犠牲フライ。4年生の活躍で勝ち切るという、最終戦にふさわしい試合となりました。ここまで頑張ってきた4年生はお疲れさまでした。
中京大は3回、4回に尚ものチャンスを活かせず。最終回も2死からチャンスを作りましたが・・・。ここまで首位を快走してきましたが、勝負弱さがまたも出てしまいました。
これで名城大と7勝4敗勝ち点3で全く並ぶ形に。最終節ではそれぞれ最下位がかかるチームとの対戦。どうなるか読めない流れになってしまいました。
漢人投手は立ち上がりで3点失ったものの、徐々に立ち直り試合を作る。あとの投手も連投の清水投手はさすがに厳しそうでしたが、それでも0でつないで終盤勝負に持ち込みました。
澤井選手はいい形ではないながらも2安打。最終カードに何とかつなげてほしいですね。

ピックアップ選手

中京大 澤井 廉 外野手(中京大中京 4年)

3番ライトで出場。2安打のマルチで、いい当たりではなかったものの、対応力を見せて、3回にはタイムリーを放ちました。

中京大 土井 拓海 内野手(三重 3年)

7番サードで出場。4回にはタイムリー2ベースを放ちました。9回は申告敬遠。やはり力のある打撃は魅力です。

中京大 漢人 友也 投手(常葉大菊川 4年)

中1日での先発。初回にいきなり1発を浴びる等、本来の力ではなかったと思いますが、それでも3回以降はしっかりと立ち直りました。MAXは142㎞。カーブが上手く使えるところがいいですね。球質の良さも相変わらず感じました。

中京大 樋上 颯太 投手(大阪桐蔭 1年)

7回にマウンドへ。1年生らしからぬがっしりとした体格で、MAX144㎞をマーク。来年以降、注目したい投手です。

中部大 古澤 亮 投手(岐阜総合学園 4年)

6回からマウンドに上がり、3回をパーフェクトピッチング。MAXは138㎞。三振4つを奪うキレキレの投球を見せてくれました。

中部大 寺島 圭汰 内野手(市岐阜商 4年)

2番セカンドで出場。初回にいきなり漢人投手のまっすぐを捉えてライトスタンドへ。貴重な先制点をもたらし、勢いにのせました。

中部大 佐野 大陽 内野手(常葉大橘 3年)

8番ショートで出場。2回にチャンスで2点目のタイムリーを放ちました。

中部大 日渡 柊太 投手(市岐阜商 4年)

9回にマウンドへ。2死から2ベースを浴びピンチを迎えたものの、最後は三振。MAX145㎞と片鱗を見せてくれました。

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