大阪商業大-日本文理大 観戦記(2023年明治神宮大会 大学の部)

11月15日に神宮球場で行われた第3試合、大阪商業大-日本文理大の観戦記です。
大学の部の最初の試合。全日本大学選手権にも出場していたチーム同士の対戦ですが、思った以上に一方的な試合になりました。

大商大
000000102|3 H7 E0
10300120X|7 H12 E1
日本文理大

大商大
上田(1)、鈴木(15)、高(18)、中島(17)、福島(14)、片山(19)-蜷川、松田
日本文理大
新里(20)、新垣(16)、永谷(11)-園田

投手成績
大商大
上田大河 4回 79球 被安打6 四球0 三振6 失点4
鈴木豪太(東海大静岡翔洋 2年) 1回2/3 31球 被安打3 四球1 三振2 失点1

高太一(広陵 4年) 1/3 1球 被安打0 四球0 三振0 失点0

中島黛我(大商大堺 3年) 2/3 18球 被安打2 四球1 三振0 失点2

福島孔聖(広陵 2年) 1/3 6球 被安打0 四球0 三振1 失点0

片山維(帝京第五 3年) 1回 20球 被安打1 死球1 三振1 失点0

日本文理大
新里勇人 5回1/3 85球 被安打1 四球5 三振3 失点0
新垣瑠依(具志川商 4年) 2回2/3 61球 被安打6 四球1 三振3 失点3

永谷魁人(城北 2年) 1回 21球 被安打0 四球1 三振1 失点0

(出場選手)
大商大
4金原(33)→4関山(30) 7大橋(29) 3河西(7) 8渡部(10) 9畑中(34) 2蜷川(27)→H福島(14)→2松田(22)→H吉岡(6) 5菊地(25)→5長野(28)→6 6中田(24)→H山口(5)→5綛田(8)→H板谷(12) 1上田(1)→H佐藤(23)→1鈴木(15)→1高(18)→H山本(26)→1中島(17)→1福島(14)→1片山(19)→H春山(40)
日本文理大
4島袋(4) 7片桐(28)→H増田(3)→R高橋(29)→7松本(8) 8東門(24) 3山崎(1) 9中溝(7) 5高倉(27) 6粟国(6) 2園田(22) 1新里(20)→1新垣(16)→1永谷(11)

(試合経過)
1回表、2死満塁のチャンスを活かせず。
1回裏、2死1,3塁から三振振り逃げでランナー生還。日本文理大が先制。1-0
3回裏、2死2,3塁から5番中溝が2点タイムリー3ベース。6番高倉がタイムリー内野安打。4-0
5回裏、ピッチャー交代、鈴木。
6回表、1死1塁でピッチャー交代、新垣。
6回裏、2死満塁から1番島袋がタイムリー。ピッチャー交代、高。5-0
7回表、無死1,3塁から代打山本の2ゴロ併殺打の間に1点。5-1
7回裏、ピッチャー交代、中島。1死2塁から5番中溝がタイムリー2ベース。更に1死1,3塁から7番粟国が犠牲フライ。ここでピッチャー交代、福島。7-1
8回裏、ピッチャー交代、片山。
9回表、無死2,3塁から代打板谷がタイムリー内野安打。ここでピッチャー交代、永谷。無死1,3塁から9番春山が犠牲フライ。7-3
日本文理大が逃げ切って2回戦進出を決めました。

短評

大商大としては1回表、3回表に2番大橋選手の盗塁が刺されてチャンスを広げられなかったこと、1回表はその後に満塁までチャンスを広げて得点できなかったことが響きました。
エースの上田投手が本来の球威じゃなかった印象。ワイルドピッチで失点にもつながりましたし。大商大らしくなく、ずるずると試合が進んでしまった印象でした。
最終回の反撃で意地を見せたのはさすがでしたが・・・。
日本文理大はマシンガン継投がお家芸ですが、今年はそんなに見せず、この日も新里投手、新垣投手でほとんど試合を形成。大商大打線をしっかりと抑えました。
5番中溝選手の勝負強さが光りましたね。

ピックアップ選手

大商大 渡部 聖弥 外野手(広陵 3年)

4番センターで出場。来年のドラフト1位候補。やはりスイングが鋭く、2安打のマルチ。基本に忠実にセンター返しで鋭い打球を飛ばしてきます。

大商大 長野 陽人 内野手(天理 2年)

途中出場して2打数2安打のマルチ。2度ともホームに返ってきました。こういう選手が控えているところが大商大の強みですね。

大商大 上田 大河 投手(大商大 4年)

西武からドラフト2位指名。この日はらしさが見られず、4回で4失点と半ばKOされてしまいました。代表決定戦で連投を志願して、というような報道もありましたが、そこでのダメージがあったかもですね。以前見た時よりほっそりしたように感じました。NPBでそのポテンシャルを発揮できるか、注目です。

日本文理大 中溝 治尋 外野手(龍谷 3年)

5番ライトで出場。3安打に振り逃げで出塁と素晴らしい活躍でした。しっかりと逆方向に強く打てるのが特徴。足の速さも持っています。

日本文理大 島袋 大地 内野手(具志川商 2年)

1番セカンドで出場。3安打の猛打賞でタイムリーも放ちました。バットコントロールがいいタイプですね。

日本文理大 新里 勇人 投手(宮古 2年)

先発して6回途中まで1安打ピッチング。MAX146kmをマークしていましたし、2年生ですからまだこれから楽しみです。

この試合の写真アルバムはこちら

コメントを残す

関連記事を表示