王子-ヤマハ 観戦記(2019年日本選手権)

10月31日に京セラドームで行われた第3試合、王子-ヤマハの観戦記です。
東海地区対決。応援の曲も楽しみながらの観戦でした。

王子
010000002|3 H5 E2
20003200X|7 H13 E0
ヤマハ

王子
高橋、畑瀬、中内、中野-賀部、細川
ヤマハ
ナテル、池谷、波多野、九谷-東、高坏

投手成績
王子
高橋 2回2/3 51球 被安打7 四球0 三振2 失点2
畑瀬 2回1/3 42球 被安打2 四球1 三振0 失点3(自責点1)
中内 1回 22球 被安打3 四球0 三振1 失点2
中野 2回 40球 被安打1 四球0 三振3 失点0

ヤマハ
ナテル 7回 86球 被安打2 四死球3 三振5 失点1
池谷 1回 18球 被安打1 四球0 三振2 失点0
波多野 2/3 21球 被安打2 四球2 三振1 失点2
九谷  1/3 3球 被安打0 四球0 三振0 失点0

高橋投手は駒大出身の2年目のサウスポー。130km後半のオーバーハンド。この日はバースデー登板でしたが、苦い結果に。ボールは悪くない感じでしたが、やや荷が重かった。

畑瀬投手は右のオーバーハンド。関大出身の5年目。MAX145kmを記録。ボールは走っていました。

中内投手は右のオーバーハンド。関学大出身の3年目。MAX147kmを記録。先発かな、と思っていました。

中野投手は右のオーバーハンド。神奈川大出身の1年目。三振3つは立派。

ナテル投手は右のオーバーハンド。MAX145kmくらいとナテルにしては走っていない感じでしたが、丁寧なピッチングで安定感がありました。

池谷投手は左のオーバーハンド。静岡高校出身の2年目。MAX143kmを記録。ボールが走っていました。来年もう2kmくらい上がってきたら、プロからも注目されるかも。

波多野投手は右のオーバーハンド。東北福祉大出身の3年目。フォロースルーの大きいフォームが特徴。

九谷投手は左のサイドハンド。困ったら九谷、は健在。東農大出身の8年目。

出場選手
王子
3吉岡→H鴨田→9 6前田 4伊礼 7神鳥→3 5横川 D宝島 9勝田→7 8大杉→H中林→8 2賀部→細川
ヤマハ
4青柳 3河野 9矢幡 8前野 5藤岡 6羽山→H三浦→6 D網谷→H萩原 2東→H池田→2高坏 7鈴木→7長谷川

(試合経過)
1回裏、1死3塁から3番八幡、4番前野の連続タイムリー2ベースで2点先制。
2回表、1死満塁から8番大杉の犠牲フライ。2-1
5回裏、無死1、2塁から送りバントをピッチャーがサードへ送球も悪送球。ランナーホームイン。1死2、3塁から5番藤岡が2点タイムリー2ベース。5-1
6回裏、1死2、3塁から2番河野の2点タイムリー2ベース。7-1
9回表、宝島のタイムリーで1点返す。更に7番勝田の内野ゴロの間に1点。7-3
ヤマハが逃げ切りました。

王子は2回にヒット1本で1点を返すあたりはさすがでしたが、ナテル投手をとらえきれず。それでも9回に九谷投手を引っ張りだしたのは、強豪チームらしい意地を見ました。

先発は中内投手という読みだったので、高橋投手だったのは意外でしたが、データがあったのかもですね。ただ、結果としては裏目に・・・。まぁ、後続の投手も点を取られたので力負けとも言えます。エース近藤投手に続く投手は来年への課題になりますね。ずっと続いている気がする課題ですが。

ヤマハは打線が活発。チャンスを確実に活かす攻撃はさすがです。ただ、現地にいると、チャンスになりそうなところで応援の「エンドレス」がかかり始め、そこから一気呵成に点を取るのは見事というかなんというか。応援の力を実感するすごみがありました。

かつての主力選手だった長谷川選手が最後の守備で出てきたのはちょっと寂しかった。今年で上がりそうですし、ね。

池谷投手の球威が上がっていたのは楽しみ。来年騒がれる存在になってほしい。

ヤマハはベスト8で惜しくも敗退。それでも今年は都市対抗予選で第1代表、日本選手権ベスト8と復活のシーズンになりました。来年はもっと上を目指して頑張ってほしいですね。

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