愛工大名電-大成 観戦記(2019年愛知1年生大会)

11月10日に一宮球場で行われた1年生大会の2回戦、愛工大名電-大成の観戦記です。
強いと言われる名電の1年生世代がどういう試合を見せるかに注目して観戦しました。

愛工大名電
300000122|8 H13 E0
000000010|1 H7 E2
大成

愛工大名電
佐藤泰、中島、野崎-川合
大成
内田、西、清水-横井

投手成績
愛工大名電
佐藤泰(1) 3回1/3 60球 被安打4 四球1 三振6 失点0
中島(11) 3回2/3 49球 被安打2 四球0 三振4 失点1
野崎(7) 2回 29球 被安打1 四球0 三振6 失点0

大成
内田(12) 7回2/3 113球 被安打10 四球3 三振2 失点6
西(1) 1/3 14球 被安打1 四球1 三振0 失点0
清水(11) 1回 31球 被安打2 四球0 三振0 失点2(自責点1)

佐藤泰投手は左のスリークォーター。大小のスライダーがあり、大きいのは横に滑る感じが特徴。目測で120km中盤~後半。

中島は右のオーバーハンド。上体の力で投げ込む。まっすぐは目測で130km弱くらい。

野崎投手は右のオーバーハンド。腕の振りが速く、まっすぐは目測で130km中盤~後半。スライダーの切れもいい。

内田投手は右のオーバーハンド。まっすぐは初回は抜けていましたが徐々に落ち着きました。球質が良く伸びるタイプの球を投げます。目測で120km前半~中盤。

西投手は左のオーバーハンド。ボールが抜けていて苦しみました。

清水投手は右のオーバーハンド。球威はまずまずありましたが、なかなか決めきれずに苦しみました。

出場選手
愛工大名電
5鈴木 8永江 9田村 3宮崎 7高橋→H利光→7 2川合 6房野 4佐藤真(13)→4三村 1佐藤泰→1中島(11)→1野崎(7)
大成
9鵜飼 4岩田柚→5 6島畑 3矢代 7寺岡 2横井 1内田(12)→H阿部(13) 5佐々→H足立→4 8小澤→H白井→8

(試合経過)
1回表、1死2塁から3番田村のタイムリー。4番宮崎の2ランホームラン。名電が3点先制。
1回裏、1番鵜飼、3番島畑のヒットで1死1,3塁のチャンスを作るも4番のゲッツーで反撃ならず。
4回裏、1死1、3塁でピッチャー交代、中島。連続三振で切り抜けます。
7回表、2死1、2塁から3番田村のタイムリー2ベース。4-0
8回表、2死2塁から8番三村がタイムリー。さらに2死1、3塁でピッチャー交代、西。2死満塁から2番永江のタイムリー内野安打。6-0
8回裏、無死1、3塁でピッチャー交代、野崎。1番鵜飼のボテボテのタイムリー内野安打。6-1
9回表、2死2塁から7番房野のタイムリー。さらに2死3塁から強い3ゴロを取るものの体勢崩し記録タイムリーエラー。8-1
愛工大名電が快勝。ベスト4進出。

名電は初回に田村選手、宮崎選手の活躍でいきなり3点。ただ、ワンサイドには持っていけず、大成、内田投手の粘りが光りました。
この2人はちょっと抜けた雰囲気がありますね。打球も速いですし、打者の中心としてチームを引っ張ります。

野崎投手は圧巻のピッチング。この日投げた3投手の中では一番力がありました。さすがに県大会でも出番があった投手。豊富ですし、色々試しているのは選手に取ってもいいことですよね。

4回にはサインの見落としがあった佐藤真選手を次の守りから交代。こういう厳しい競争で、選手も磨かれていってほしい。

名電もまずはこの世代で一番になりたいでしょうね。準決勝、決勝での戦いも注目です。

大成は3イニング、チャンスがあったんですけどね。中盤、内田投手が粘っている時に点を取りたかった。4回のチャンスを継投で躱されたことが勝敗を分けたかな、と。

3番の島畑選手はバットコントロールがいいタイプで、まだ線は細いですが、センスを感じます。守備もいいですし、来春以降の成長が楽しみ。

8回の代打足立選手が2ベース、同じく代打白井選手のヒットでチャンスを作る。出てない選手が活躍することは刺激になりますよね。いい競争をしてほしい。

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