愛知東邦大-愛知学院大 2回戦 観戦記(2023年秋季愛知大学リーグ)

10月8日に豊田球場で行われた第1試合、愛知東邦大-愛知学院大の2回戦の観戦記です。
愛知学院大の先勝で行われた試合。逆転優勝に向けて負けられない愛知学院大、最下位回避に向けて負けられない愛知東邦大、満塁ホームランで決まりました。

愛知東邦大
000004010|5 H7 E1
000000002|2 H10 E1
愛知学院大

愛知東邦大
玉井(42)-松吉
愛院大
三島安(39)、岡村(22)、河野(17)-三島有

投手成績
愛知東邦大
玉井裕一郎 9回 137球 被安打10 死球1 三振5 失点2

愛院大
三島安貴(享栄 4年) 5回1/3 71球 被安打7 死球1 三振1 失点4

岡村洸太郎(創志学園 1年) 2回 30球 被安打0 四球3 三振0 失点1(自責点0)

河野優作 1回2/3 31球 被安打0 四球1 三振1 失点0

(出場選手)
愛知東邦大
8青木(25) 4西尾(8) D寺田(3) 6柳瀬(6) 3毛利(4) 2松吉(10) 7田中(1)→H野村(23)→7新井(2) 5河合(5) 9竹延(7)
愛院大
8杉山(23) 7山田(3)→9 D福本(21) 2三島有(10) 3村北(12) 6両角(36) 9坂上(9)→7竹田(7) 5田中(4)→H前田(28)→5大林(6) 4中濱(26)

(試合経過)
6回表、1死満塁から6番松吉が満塁ホームラン。ここでピッチャー交代、岡村。4-0
8回表、1死1,2塁でピッチャー交代、河野。2死1,2塁から8番河合の遊ゴロがタイムリーエラーに。5-0
9回裏、無死2塁から5番村北が2ランホームラン。1死から3連打で満塁となるも、1番杉山、2番山田が倒れ試合終了。
愛知東邦大が勝って1勝1敗のタイとなりました。

総評

5回までは愛知東邦大の玉井投手、愛知学院大の三島安投手の投手戦。テンポよくお互いに投げていました。
6回表は連打の後死球、満塁で6番の松吉選手が打席に。スクイズが失敗(ファール)となり、打ち直した打球が打った瞬間の満塁ホームランに。ここまであんまり当たっていなかったようですが、こういう勝負強さがさすが主将でずっとチームを引っ張ってきた選手。これで試合が決まった形に。
玉井投手は愛知学院大打線に的を絞らせず。7回まで3安打無失点ピッチングでした。終盤は疲れが出て、8回に2安打。9回には村北選手の2ランホームランが出て更に3連打を浴びてピンチとなりました。そこで良く踏ん張りましたよね。これで1勝1敗のタイに。勝ち点が取れるかどうか、3回戦が重要な戦いになります。
愛院大は連勝で勝って、名城大にプレッシャーを掛けたかったですが、これで1勝1敗のタイ。優勝はちょっと厳しくなった形に。
ただ、3回戦を取れれば可能性は残るので、3回戦を全力で取りに行きたいですね。
ちょっと疑問だったのが、この日の先発の三島安投手が前日のリリーフで投げていたこと。その影響があったかは分かりませんが、負担はあったように感じました。

ピックアップ選手

愛知東邦大 松吉 颯生 捕手(大垣日大 4年)

6番捕手で出場。6回に値千金の満塁ホームランでチームを勝利に導きました。こういう勝負強さはさすがずっと主力として中軸も打ってきた選手だな、と感じますね。

愛知東邦大 玉井 裕一郎 投手(秀岳館 4年)

右のアンダーハンド。この秋は先発でフル回転しています。この日も7回までは3安打でほぼ完璧な内容。終盤疲れが出て7安打浴びましたが、何とか9回の2失点で完投しました。まっすぐは120km前半。フォームにも緩急をつけてタイミングを上手くずらすのが特徴。

愛知東邦大 西尾 洸祐 内野手(愛知商 4年)

2番セカンドで出場。6回に先頭バッターでヒット。犠打も2つ決めて2番として役割を果たしていました。

愛知学院大 村北 翔哉 内野手(東邦 4年)

9回に逆方向への2ランホームランは見事な当たりでした。4年生の意地が出ましたね。

愛知学院大 河野 優作 投手(創志学園 2年)

8回途中からマウンドへ。140kmを超えるまっすぐを投げて四球を一つ。ノーヒットで抑える投球を見せました。

愛知学院大 中濱 諒也 内野手(豊川 2年)

9番セカンドで出場。2安打のマルチ。3回には2ベースでチャンスメイク。全てセンターへ打つ打撃を見せました。

この試合の写真アルバムはこちら

コメントを残す

関連記事を表示