静岡大-東日本国際大 観戦記(2022年全日本大学野球選手権)

6月6日に東京ドームで行われた第1試合、静岡大-東日本国際大の観戦記です。
全日本大学野球の開幕戦。静岡大の応援をしながらの観戦でした。

静岡大
00020001|3 H11 E0
24000013|10 H14 E0
東日本国際大
(8回コールド)

静岡大
吉田(15)、藤原(13)、速水(25)、古川(18)、加藤(11)、小林(26)-安竹、竹田耕
東日本国際大
大山(17)、竹田(18)-成田

投手成績
静岡大
吉田哉太(浜松西 3年) 1回2/3 66球 被安打7 四死球3 三振3 失点6

藤原大誠(豊田南 4年) 1/3 6球 被安打0 四球1 三振0 失点0

速水龍太 4回0/3 54球 被安打3 四球1 三振1 失点1
古川陽都(美濃加茂 3年) 1回1/3 21球 被安打2 四球0 三振1 失点2

加藤翔太(浜松学院 4年) 1/3 7球 被安打1 四球0 三振0 失点1

小林凌雅(柏崎 3年) 0/3 2球 被安打1 四球0 三振0 失点0

東日本国際大
大山凌(白鷗大足利 3年) 5回0/3 97球 被安打7 四球4 三振4 失点2

竹田葵 3回 48球 被安打3 四球0 三振3 失点1

(出場選手)
静岡大
9内田(33) 6原田(6) 4佐藤(22) 8木川(1) 3竹田龍(34) D植田(3) 7永田(10) 5荒井(23) 2安竹(12)→H竹田耕(2)→2
東日本国際大
4小林(1) 5赤平(10) 8佐々木(24) 3打川(44) 7上崎(7) 6佐藤(49) 7須貝(41)→7大里(25) 2成田(27) D柏木(28)→H長田(2)

(試合経過)
1回裏、先頭の小林が先頭打者ホームラン。1死から3番佐々木がホームラン。東日本国際大が2点を先制。
2回裏、1死1,3塁から2番赤平のタイムリー内野安打。2死満塁から5番上崎が2点タイムリー。更に2死満塁でピッチャー交代、藤原。いきなり初球がボークとなり1点。この回4点で6-0に。
4回表、2死1,2塁から9番安竹がタイムリー。1番内田のタイムリー2ベース。6-2
6回表、無死満塁でピッチャー交代、竹田。ここを竹田が遊飛、三振、三振と抑えリリーフ成功となります。
7回裏、先頭の5番上崎がホームラン。7-2。ここでピッチャー交代、古川。
8回裏、1死1,3塁でピッチャー交代、加藤。3番佐々木がタイムリー。4番打川が犠牲フライ。ここでピッチャー交代、小林。5番上崎がタイムリーを放ちコールド成立。
10-3で東日本国際大の快勝となりました。

総評

初回に静岡大はヒットが出たものの得点できず。その裏にいきなり先頭打者ホームランを小林選手に浴びて、3阪野佐々木選手にも一発。追い込んでからの対応力で上回られた形で、強豪私立大の洗礼を浴びせられました。
2回にもエースの吉田投手が踏ん張り切れず、交代した藤原投手にもボークが出てしまって4点。大きなビハインドを背負う形に。
ただ、そこから速水投手が持ち味を発揮し0点を作ると、徐々に静岡大打線に当たりが出て、チャンスを作る形に。3回の無死1,3塁を逃すも4回に2点を返し、徐々に流れを戻す。
最大のチャンスは6回。無死満塁となって、東日本国際大はピッチャーを竹田投手に交代。ここで一気に崩せれば面白くなったのですが・・・。ここは抑えた竹田投手があっぱれでした。
静岡大は8回に5番の竹田龍選手がホームラン。チームとしての意地と、爪痕を残してくれました。
最後は速水投手から古川投手、加藤投手、小林投手と継投するも踏ん張り切れずコールドに。9回までやりたかったですが、これは仕方ないですね。
推薦のない国立大でここまでの舞台に来たことがまず立派。そして自分たちの野球というのはしっかりと出来ていました。
あとはヨーイドンでの対応力、チャンスでの対応力。個々の力はそんなに差がないと思うので、この辺りを力つけて、また全国に挑んできてほしいですね。
東日本国際大は1番小林選手、3番佐々木選手、5番上崎選手と個々の力が素晴らしかった。大山投手はMAX150㎞をマーク。ピンチで踏ん張った竹田投手も素晴らしかったですね。
追い込まれてからの打席での対応力の高さが光りました。さすがに負けなしで出てきたチームだな、と思いました。

ピックアップ選手

静岡大 竹田 龍平 内野手(川和 4年)

記念すべきチーム大会初ホームラン。これを含む3安打と見事な打撃を披露。惜しむらくはすべて先頭打席となってしまったこと。チャンスで回したかった。

静岡大 速水 龍太 投手(加納 4年)

3番手で登板。MAXは129㎞とかでしたが、手元で変化する変化球を駆使して、まっすぐを打ち損じさせる投球で東日本国際大打線を抑えました。

静岡大 安竹 俊喜 捕手(静岡 2年)

4回には反撃となるタイムリー。強肩で相手の盗塁を抑えるプレーもありました。まだ2年生ですが、将来が楽しみな捕手ですね。

東日本国際大 佐々木 優征 外野手(青森山田 3年)

3番センターで出場。初回には2点目となるホームラン。これを含む3安打と活躍。打撃能力の高さを感じます。

東日本国際大 上崎 彰吾 外野手(青森山田 4年)

5番レフトで出場。4安打で5打点の活躍でした。広角に打てる、能力の高い打者ですね。ホームランもお見事でした。

東日本国際大 竹田 葵 投手(山形城北 4年)

6回表、無死満塁という厳しい状況でマウンドへ。4点リードしていたとはいえ、ここで複数点返されると分からなくなるところで、無失点の完璧なリリーフ。
MAXは140㎞なのですが、重そうな球で手元で力を感じる球。これが静岡大打線を抑え込む投球になりました。

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