寿々-三京アムコ 観戦記(2023年国体軟式野球愛知県大会)

5月10日に熱田愛知時計120スタジアムで行われた第3試合、寿々-三京アムコの観戦記です。
昨年くらいから一気に強くなってきた三京アムコに対し、初めて見る寿々がどんな試合を見せるか、注目して観戦しました。

寿々
301000100|5 H10 E0
00203110X|7 H9 E4
三京アムコ

寿々
小栗(2)、橋本(11)-瀬尾
三京アムコ
山本(19)、南出(18)、横井(20)-村上

投手成績
寿々
小栗翔一郎 7回 120球 被安打9 四球4 三振1 失点7
橋本一歩(鵬学園-日本福祉大学 3年目) 1回 8球 被安打0 四球0 三振0 失点0

三京アムコ
山本淳貴(富士学苑-朝日大 9年目) 3回 50球 被安打6 四球0 三振1 失点4(自責点1)

南出晴哉 5回 69球 被安打4 死球0 三振2 失点1
横井希(菰野-中京大 4年目) 1回 18球 被安打0 四球0 三振2 失点0

(出場選手)
寿々
8山口(1) 9靏(6) 1小栗(2)→4 2瀬尾(26) 3吉橋(7) 6岡本(10) 5与世山(8) 4高柳(51)→1橋本(11) 7渡邊(5)
三京アムコ
9藤澤(7)→3 6平戸(10) 4牛島(1) D藤江(9) 7本道(25)→9 3吉野(6)→R後藤(23)→7 8松山(3) 2村上(27) 5山口(4)

(試合経過)
1回表、1死1,3塁から4番瀬尾がタイムリー。2死2,3塁から6番岡本の3ゴロがエラーとなり、2者生還。この回寿々が3点を先制。3-0
3回表、1死3塁から5番吉橋の3ゴロがホーム野選となり1点。4-0
3回裏、1死2,3塁から1番藤澤がタイムリー。2番平戸の2ゴロの間に1点。2点を返し、4-2
4回表、ピッチャー交代、南出。
5回裏、2死1,2塁から3番牛島が2点タイムリー2ベース。4番藤江が1塁ベースに当たるややラッキーなタイムリー内野安打。三京アムコが逆転。5-4
6回裏、2死2塁からワイルドピッチで代走の後藤が一気にホームイン。6-4
7回表、1死1,3塁から3番小栗がタイムリー。1死2,3塁から4番瀬尾の1ゴロで3塁ランナーが自重するも2塁ランナーが3塁へ向かってしまい、打者がアウトになった後、3塁ランナーもアウトに。痛い走塁ミスで1点止まり。6-5
7回裏、1死から3番牛島がソロホームラン。7-5
8回裏、ピッチャー交代、橋本。
9回表、ピッチャー交代、横井。
三京アムコが逆転勝ちをおさめました。

総評

寿々が初回から先手を取ったのですが、とにかく上位打線の打球が鋭く、新春リーグに出ているチームとそん色ないことに驚きました。
1回はエラーも絡んでの失点でしたが、3回にはゴロで1点を取りましたし、やるべきことが出来ていた印象。ツキもありましたが、三京アムコを最後まで苦しめたのは立派でした。介護の会社とのことですが、これから強くなってくるかも。
小栗選手は3番投手で投手としても頑張りましたが打者として3安打。全て鋭い打球で素晴らしい打者でしたね。
あと1人、頼れる投手が出てくると、かなり戦い方も変わりそう。
三京アムコはエースの山本投手が3回4失点とまさかの内容になってしまいましたが、4回から登板した南出投手が4回、5回と三者凡退に斬って流れを変え、5回の逆転に繋げました。
牛島選手が大活躍。同点タイムリー2ベースに7回には突き放すソロホームラン。さすがでした。
新人の藤澤選手も3回に反撃ののろしとなるタイムリー。豊川-中部大出身コンビの活躍が光りました。
南出投手、横井投手とも140kmを超える球を投球。代走の後藤選手(愛工大名電-愛工大)も持ち味を出しましたし、底力のあるいいチームだと改めて感じました。

ピックアップ選手

寿々 小栗 翔一郎 投手(中部大第一-四日市大 4年目)

投手としても132kmをマークするなど粘投を見せましたが、素晴らしかったのは打撃。左打席から鋭いライナーで3安打の猛打賞。打撃センスが光りました。

寿々 靏 快晴 外野手(徳風-NAGOYA23 7年目)

2番ライトで出場。3安打の猛打賞で広角に打ち分けて、打撃能力の高さを感じさせました。

寿々 瀬尾 幸輝 捕手(杜若-同朋大 4年目)

4番捕手で出場。初回に先制のタイムリーを放つ。三京アムコ打線を相手に2投手を粘り強くリードしました。

三京アムコ 牛島 翔紀 内野手(豊川-中部大 2年目)

3番セカンドで出場。5回に貴重な同点となる2点タイムリー2ベースを放つと、1点差に詰められた7回にはリードを広げるソロホームラン。以前にホームランの際にホーム踏み忘れがあったので、ベンチから今日はベースちゃんと踏めよ、と声がかかっていました。(笑)

三京アムコ 南出 晴哉 投手(名古屋-東海学園大 2年目)

4回からマウンドに上がり、MAX140kmをマークするなど球威でしっかりと抑え込んで4回、5回と三者凡退。これで流れを呼び込み逆転へとつなぎました。5回を4安打1失点と試合を作りました。

三京アムコ 藤江 雄太 外野手(愛産大三河-愛産大 3年目)

4番DHで出場。ラッキーなヒットもありましたが、3打数3安打1四球と全打席で出塁。さすが4番という活躍でした。

三京アムコ 藤澤 朋輪 外野手(豊川-中部大 1年目)

1番ライトで出場。途中から1塁へ。3回に反撃ののろしとなるタイムリー。盗塁を2つ決めて、足の速さも見せてくれました。

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