一宮西-一色・加茂丘・衣台・御津・豊川特別支援学校 観戦記(2022年高校野球選手権愛知大会)
7月15日に小牧球場で行われた第1試合、一宮西-五校連合チームの観戦記です。
ノック後のゲリラ豪雨で開始が1時間遅れました。
一宮西
00104⑩|15 H14 E1
000400|4 H6 E0
五校連合
(6回コールド)
一宮西
中埜幹(1)、安田(8)、片岡(11)-吉田
五校連合
津々見(1)、萩原(3)、進藤(6)、津々見-成瀬
投手成績
一宮西
中埜幹太 3回0/3 50球 被安打6 死球2 三振2 失点4
安田楽雅(3年) 0/3 10球 被安打0 四球2 三振0 失点0
片岡奏一朗 3回 26球 被安打0 四球0 三振3 失点0
五校連合
津々見空士(衣台) 5回1/3 158球 被安打9 四球9 三振7 失点8
萩原圭祐(衣台 3年) 0/3 17球 被安打3 四球1 三振0 失点4
進藤聖基(衣台 2年) 0/3 8球 被安打2 四球1 三振0 失点3
(出場選手)
一宮西
1中埜幹→8 3小坂井 2吉田 6則竹 9杉本 5田島 7山内→H花木(10)→7松井(15) 8安田→1→1片岡(11) 4木場
五校連合
6進藤(衣台)→1→6 5石河(一色)→6→5 1津々見(衣台)→7→1 2成瀬(加茂丘) 7清水(加茂丘)→8 9吉田(一色) 8宮本(衣台)→1萩原(衣台)→4→H林(豊川特別支援) 3田尻(衣台) 4高柳(御津)→5→7
(試合経過)
3回表、1死1,3塁から4番則竹の1ゴロの間に1点。一宮西が先制。1-0
4回裏、無死満塁から5番清水の死球で押し出し。6番吉田の走者一掃の3点タイムリー3ベースで逆転。ここでピッチャー交代、安田。連続四球で無死満塁となり、ピッチャー交代、片岡。ここを投ゴロホームゲッツー、三振で抑えてピンチを脱出。4-1
5回表、1死1,3塁から4番則竹の犠牲フライ。2死1,2塁から6番田島の逆転3ランホームラン。5-4と一宮西が逆転。
6回表、1死満塁でピッチャー交代、萩原。押し出し四球、6番田島のタイムリー、7番山内の2点タイムリー。1死1,3塁からワイルドピッチで1点。1死1,3塁でピッチャー交代、進藤。9番木場のスクイズがタイムリー内野安打に。更に1死満塁から押し出し四球。更にワイルドピッチで1点。ここでピッチャー交代、再度津々見。1死2,3塁から3番吉田がタイムリー。1死満塁から押し出し四球。この回10点。15-4に。
一宮西が6回コールドで快勝としました。
総評
5回終わったところでは1点差。5回表の田島選手の逆転3ランが出るまでは五校連合の方がむしろ押している内容でした。
ただ、5回が終わったところで連合チームのエース、津々見投手の球数は112球。5回だけで43球も投げてかなり苦しくなっていました。つなぐ投手が自信があれば、6回頭からとか代えたかったところですが・・・。
リリーフの2人は厳しい場面での登板でしたので、もう少し楽なところから投げれば違った可能性もありますが、結果論。どうしても戦力的には厳しいですよね。
それでも連合チームは足元が悪い中でもノーエラー。力は出し切ったかな、と思います。
最後、豊川特別支援学校の林選手が代打で登場。三振でしたが、試合に出場出来て良かったですし、まずは新たな一歩が出来たことが良かったです。
一宮西は4回まではヒット2本に抑えられ、四球で塁は賑わすものの、得点は1点のみ。やや苦しい流れでしたが、疲れが出てきた津々見投手を攻めて、田島選手の3ランで逆転。6回にもセンター中心に打線で打ち返して得点。一気にコールドまでもっていったことが大きかった。
そして4回裏に4点失って尚も無死満塁。ここで登板した片岡投手が0点で抑えたことが大きかった。この試合のヒーローの一人ですね。
ピックアップ選手
一宮西 田島 聡 内野手(3年)
6番サードで出場。5回に値千金の逆転3ランホームランを放ちました。結果6回に大量点が入りましたが、ここで逆転していなかったらまた違った試合になった可能性もあるので、大きな一発。
6回にも突き放すタイムリーを放ち、殊勲打を放ちました。
一宮西 片岡 奏一朗 投手(2年)
4回裏、4点取られて尚も無死満塁という絶体絶命のところでマウンドへ。ここで冷静にストライクを集めてホームゲッツー、三振に斬って流れをせき止めたのが大きかったですね。
スリークォーターからどんどんストライクを投げて打たせていきます。
一宮西 中埜 幹太 投手・外野手(3年)
投手としては4回に捕まり降板。打者として能力が高く、4安打。バントヒットが2本あって俊足。センターでは好守備もありました。
一色 吉田 海翔 外野手(2年)
4回に走者一掃の3点タイムリー3ベース。一旦は3点リードとなる殊勲打を放ちました。
加茂丘 成瀬 弘翔 捕手(3年)
4番捕手で出場。2安打のマルチ。捕手としても津々見投手らを懸命にリード。6回はどこかで止めたかったですが・・・。仕方ないですね。
衣台 津々見 空士 投手(3年)
三振を7つ奪う等、ボールに力はありました。左で120㎞弱。上から投げて角度があり、一宮西打線も手こずっていました。左打者に投げにくそうにしていましたね。
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