時習館-日福大付 観戦記(2021年高校野球選手権愛知大会)

7月24日に岡崎球場で行われた4回戦、時習館-日福大付の観戦記です。
時習館は初めて見るチームでしたので、どんな選手がいるか注目して観戦しました。

時習館
00001|1 H8 E0
9⑩00X|19 H19 E2
日福大付
(5回コールド)

時習館
伊藤勇、松尾、一ノ瀬、鈴木、安田-持田
日福大付
モイセエフ、松山-谷

投手成績
時習館
伊藤勇士(15) 2/3 27球 被安打7 四球0 三振0 失点7

松尾啓汰(16) 0/3 13球 被安打2 四球1 三振0 失点2

一ノ瀬虎汰郎(18) 1/3 19球 被安打3 四球1 三振0 失点4

鈴木堅哉(5) 1/3 31球 被安打4 四球2 三振0 失点6

安田拓真(1) 2回2/3 32球 被安打3 四球0 三振4 失点0

日福大付
モイセエフイリヤー(18) 4回 50球 被安打5 四球0 三振3 失点0

松山海大(1) 1回 31球 被安打3 四球1 三振2 失点1

(出場選手)
時習館
6伊藤晨 4片桐(11)→H塗師(4) 5鈴木→1→5 8木戸脇 2持田 9中根→9川瀬(12) 3森田 1伊藤勇(15)→1松尾(16)→1一ノ瀬(18)→5伊藤耕(10)→7→H桝田(20) 7山田→1安田(1)
日福大付
8石川 7中村隆 9山下 5前田 2谷 3中村天→R→3遠藤(20) 6服巻→H佐野(17)→6野田(16) 1モイセエフ(18)→1松山 4内村

(試合経過)
1回裏、1死2,3塁から4番前田がショート後方のフライを捕れず、記録タイムリー。5番谷がタイムリー。2死2,3塁から7番服巻、8番モイセエフが連続タイムリー。9番内村が右中間を破り、3点ランニングホームラン。ここでピッチャー交代、松尾。2死1,3塁から3番山下が2点タイムリー2ベース。ここでピッチャー交代、一ノ瀬。この回打者13人で9点。9-0
2回裏、無死1塁から6番中村天がタイムリー3ベース。更に無死1,3塁から8番モイセエフが2点タイムリー3ベース。ここでピッチャー交代、鈴木。1死3塁から1番石川がタイムリー。1死2,3塁から3番山下4番前田が連続タイムリー。1死満塁から6番中村天が押し出し四球。ここでピッチャー交代、安田。2死満塁から8番モイセエフが3点タイムリー2ベース。この回は打者14人で10点。19-0
5回表、3本のヒットで2死満塁とし4番木戸脇が押し出し四球を選び1点返す。19-1
日福大付が5回コールドで大勝。

総評

日福大付が大勝。
時習館はここまで1人で投げてきた安田投手の先発を回避。今大会初登板の各投手でしのごうとしましたが、初回から捕まり大量失点に。それでも2回裏、0-16までマウンドに上げなかったということは、この試合には出来る限り使いたくなかったということ。投げてからは日福大付打線は散発に終わりましたし、力のあるところは見せました。2年生ですぐに秋の予選が始まりますので、大きなダメージとかではないといいですね。
球際の弱さは少し気になりました。新チームで改善を図れるといいですね。
日福大付は序盤から大量点。上手く打球を飛ばして、ヒットを重ねた形でした。少し心配なのは安田投手からはあまり打てなかったこと。それでもたくさん打ったのは事実なので、いいイメージで次の試合に臨みたいですね。
最後、調整登板で松山投手がマウンドに上がりましたが、ピリッとせず。これも少し心配材料です。まぁ切り替えは出来ると思いますが。
モイセエフ投手は以前見た時より力強くなった印象。あとバッティングがいい。バッターとしてのがやれそうな感じもします。
やや走塁面では消極的な場面が多かった。強豪と当たった時にネックにならないといいのですが。
時習館はバッティングは素晴らしかった。2年生が主力ですし、秋からが更に楽しみなチームですね。

ピックアップ選手

時習館 安田 拓真 投手(2年)

MAX133kmをマーク。ここまで1人で投げてきていたので、この試合では出来る限り投球数を減らしたかったんでしょうね。こればかりは仕方ない。2回2/3を投げて三振4つ。秋からの新チームもエースとして楽しみになります。まずはしっかりと疲れを抜いてほしいですね。

時習館 木戸脇 光 外野手(2年)

4番で2安打をマーク。好球必打が出来て、四球も選べる。能力の高いバッターです。

時習館 一ノ瀬 虎汰郎 投手(1年)

1年生でマウンドへ。MAX126kmをマーク。1年生の夏でこのくらい投げているのは楽しみですよね。身体をしっかりと成長させて、来年また見てみたい投手です。

日福大付 モイセエフ イリヤー 投手(3年)

MAX131kmをマーク。大量点もありましたが、ランナー出してからも落ち着いていました。初回味方のミスもあってバタバタしましたがそこを踏ん張ったのは大きかった。打っては安打、3塁打、2塁打。全て打点がついて6打点。打撃に非凡なものを感じます。

日福大付 中村 隆太 外野手(3年)

2番レフトで出場し、4打数4安打と素晴らしい活躍。しっかりと引っ張って強い打球を飛ばします。安田投手からもヒットを放ちました。

日福大付 谷 太久郎 捕手(3年)

5番捕手で出場。セカスロで1.96秒をマーク。2安打1四球1打点と攻守で活躍しました。チームを引っ張る選手ですね。

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