津島北-豊丘 観戦記(2022年高校野球選手権愛知大会)

7月15日に小牧球場で行われた第2試合、津島北-豊丘の観戦記です。
春に県大会に28年ぶりに出場して、ベスト16まで進み、愛工大名電に健闘した豊丘に津島北がどこまで食らいつくかに注目しましたが、好ゲームとなりました。

津島北
000000000|0 H5 E1
00001001X|2 H4 E0
豊丘

津島北
浅岡(1)-伊賀
豊丘
大場悠(1)-國嶋

投手成績
津島北
浅岡歩夢 8回 100球 被安打4 四死球2 三振9 失点2(自責点1)

豊丘
大場悠都 9回 123球 被安打5 四球0 三振6 失点0

(出場選手)
津島北
6森田 8小久保 9森 2伊賀 1浅岡 3小出 7平野 4伊藤孝 5原
豊丘
6石黒 9知念 1大場悠 2國嶋 3内藤 8鈴木 5野寄 7高橋 4大場元

(試合経過)
5回裏、2死2塁から9番大場元がタイムリー。豊丘が均衡を破る。1-0
8回裏、1死1,3塁から2番知念のセーフティスクイズが成功。2-0
9回表、2死1,2塁のチャンスを作るも5番浅岡が倒れ試合終了。
豊丘が勝って3回戦に進出。

総評

お互いのエース、津島北の浅岡投手、豊丘の大場悠投手が持ち味を発揮。なかなかチャンスがお互いにない試合になりました。
津島北の浅岡投手のが内容はいいくらいだったのですが、豊丘は2回のチャンスをしっかりと得点。どちらもランナーはエラーとラッキーなポテンヒットが2ベースになったランナー。これを逃さなかった豊丘がお見事でした。
浅岡投手は左で120㎞半ばのまっすぐがMAXですが、スライダー、チェンジアップにスローカーブも交えて豊丘打線を翻弄。素晴らしい内容でした。
打線は9回が初めての得点圏。要所でしっかりとラインに投げてくる大場悠投手を最後までとらえきれませんでした。
この試合は球審の判定も良く、お互いの投手が力を発揮できたのもその影響もあった気がします。テンポも良く気持ちのいい試合でした。
豊丘は次は豊川と対戦。同じ東三河地区ですが、現チームは未対戦。どこまで豊川に食らいつけるか楽しみです。

ピックアップ選手

津島北 浅岡 歩夢 投手(3年)

左のオーバーハンド。MAXは124㎞。変化球の精度も高く、スローカーブやチェンジアップも操るので相手が絞りにくい。要所でまっすぐもしっかりと投げ込み三振を多く奪う投球は見事でした。

津島北 小久保 省吾 外野手(3年)

2番センターで出場。チーム唯一のマルチを記録。バットコントロールの良さが光りました。

津島北 伊賀 友祐 捕手(3年)

4番捕手で出場。9回に望みをつなぐヒットを放ちました。リードでも浅岡投手をしっかりとリードして、的を絞らせませんでした。

豊丘 大場 悠都 投手(3年)

右のオーバーハンド。MAXは129㎞。しっかりとラインを出せるコントロールの良さが特徴。三振6つのうち5つが見逃し三振というのも特徴的でした。特別ゾーンが広かったわけではないので、その構えたところに投げる技術が見事だったと思います。
変化球でもカウントを稼げるところも特徴ですね。

豊丘 大場 元稀 内野手(3年)

9番セカンドで出場。2安打1死球と大当たり。5回には貴重な先制点となるタイムリーを放ちました。8回はラッキーな当たりでしたが、この試合のまさにラッキーボーイでしたね。

豊丘 石黒 貴久 内野手(2年)

1番ショートで出場。とにかく守っていても存在感が抜群。186㎝65㎏の登録。まだまだ細いですが、春に見た時よりは少しがっしりとした印象。
8回にヒットを放って点につなげました。足も1塁への駆け抜けが4.31でしたし、走攻守そろっています。今後の成長が楽しみな選手。

この試合の写真アルバムはこちら

コメントを残す

関連記事を表示