東芝-大阪ガス 観戦記(2023年社会人日本選手権)

11月9日に行われた日本選手権の第3試合、東芝-大阪ガスの観戦記です。
どちらも最近見ていなかったチーム。フラットな感じで見ていました。

東芝
000120200|5 H8 E0
10020031X|7 H11 E0
大阪ガス

東芝
善(12)、松山(14)、谷川(7)、粂(21)、北村(19)、藤村(17)-中村

大阪ガス
稲垣(17)、大宮(13)-高橋、城下

投手成績
東芝
善武士(多良木 9年目) 3回2/3 73球 被安打6 四球2 三振1 失点3

松山仁彦 1/3 1球 被安打0 四球0 三振0 失点0
谷川刀麻(星稜-近畿大 4年目) 2回1/3 37球 被安打2 四球0 三振2 失点2

粂直輝(明秀日立-帝京大 2年目) 0/3 4球 被安打0 四球1 三振0 失点1

北村智紀(龍谷大平安-青山学院大 1年目) 0/3 11球 被安打0 四球2 三振0 失点0

藤村哲之(愛工大名電-横浜商科大 3年目) 1回2/3 23球 被安打3 四球0 三振0 失点1

大阪ガス
稲垣豪人(日本文理-東農大 2年目) 6回2/3 84球 被安打5 四球2 三振2 失点4

大宮 2回1/3 43球 被安打3 四球1 三振2 失点1

(出場選手)
東芝
6山田(0)→4 4齊藤(4)→3 7金子(3)→7石川(8) 5下山(10) 3松本(1)→6田中(23) 9光本(25) D福山(5) 2中村(27)→H小川(9) 8岡部(26)
大阪ガス
9橋本(4) 4峰下(6) 8清水(1) D三井(8) 3花本(2) 7山川(5) 5吉澤(26) 6高波(3) 2高橋(27)→D戸高(24)→2城下(29)

(試合経過)
1回裏、2死1,3塁から5番花本がタイムリー。大阪ガスが先制。1-0
4回表、無死1,3塁から4番下山の犠牲フライ。1-1の同点。
4回裏、2死満塁から1番橋本が2点タイムリー。ここでピッチャー交代、松山。松山は1球でリリーフに成功。大阪ガスが勝ち越し。3-1
5回表、2死1,2塁から2番齊藤が2点タイムリー2ベース。再び追いつく。3-3
5回裏、ピッチャー交代、谷川。
7回表、2死1塁でピッチャー交代、大宮。2死1,2塁から2番齊藤が2打席連続の2点タイムリー2ベースを放ち、東芝がこの試合初めてリードを奪う。5-3
7回裏、1死2塁から2番峰下がタイムリー。ここでピッチャー交代、粂。四球を出して交代、北村。1死満塁から押し出し四球。同点。ここでピッチャー交代、藤村。6番山川が詰まりながらセカンド後方に落としてタイムリー。大阪ガスが逆転。6-5
8回裏、2死1塁から3番清水がタイムリー2ベース。7-5
大阪ガスがシーソーゲームを制しました。

短評

これぞシーソーゲーム。というか落ち着かない試合でした。
4回表まではお互いの投手が力を発揮し、取り合った1点もヒットでつかんだ点。ただ、4回裏からは四球が試合に大きく影響する試合になりました。
どの得点も四球が絡む。あと、ランナーを動かす四球(例えば2死1,2塁からの四球、とか)は点になりますね。東芝の7回表、大阪ガスの4回裏、7回裏はいずれもそうでした。
まぁピッチャーは出したくて四球を出す選手は1人もいないわけで。全国大会の1回戦、あとスタンドを埋めた観衆のプレッシャーもあったかな、と思いますね。
大阪ガスの7回裏の集中力は見事でした。東芝はマシンガン継投が失敗となってしまいました。

ピックアップ選手

東芝 齊藤 大輝 内野手(横浜-法政大 1年目)

2番セカンドで出場。3安打で2点タイムリー2ベース2本。4打点の活躍でした。無類の勝負強さを発揮。来年注目されるかもですね。

東芝 松山 仁彦 投手(東邦-東海大 3年目)

東邦時代は何度も見た投手。大学で1度、選手権で見て以来でした。1球で終わってしまいましたが好リリーフ。かなりひじを下げていて、特徴を出していました。

大阪ガス 峰下 智弘 内野手(佐賀学園-近畿大 9年目)

2番セカンドで出場。3安打の猛打賞でタイムリーも1本。全てセンターへのヒットと忠実な打撃が見事でした。

大阪ガス 山川 晃汰 外野手(長崎商-近畿大 4年目)

6番レフトで出場。7回に逆転となるタイムリーはつまりながらもセカンドの頭を超えるハーフライナー。気持ちを感じる一打でした。

大阪ガス 大宮 隆寛 投手(鳥取城北-東洋大 2年目)

2番手で7回途中から登板。そこから2点を失い、勝ち越しを許すも、逆転してもらった8回から気持ちを入れなおして2回を抑えきって勝利に貢献。サイドで140km後半のまっすぐを投げていて特徴がありました。

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