朝日大-東海学院大 1回戦 観戦記(2023年春季岐阜大学リーグ)

5月12日に長良川球場で行われた第3試合、朝日大-東海学院大の1回戦の観戦記です。
実質消化試合となりましたが、朝日大松本投手の今季初登板がありました。

朝日大
000000010|1 H6 E3
11000000X|2 H4 E1
東海学院大

朝日大
下里(13)、松本(17)-村瀬
東海学院大
北村(17)、名和(36)-浅野

投手成績
朝日大
下里琉稀(海津明誠 2年) 5回 71球 被安打3 四球3 三振3 失点2(自責点1)

松本寛太 3回 36球 被安打1 四球0 三振4 失点0

東海学院大
北村凌晟 7回 115球 被安打6 四死球5 三振3 失点0
名和寛祥(羽島 3年) 2回 42球 被安打1 四球3 三振1 失点1

(出場選手)
朝日大
4田口(10) 7末吉(9) D川本(25) 3横井(5) 2村瀬(33) 5石川(1)→6 8河村(7) 6中山(23)→5田中(3) 9四井(24)→9坂(6)
東海学院大
D岡(35) 4吉川(7) 2浅野(10) 5来田(8)→5近藤(6) 7勝野(25) 3小山(1) 9横井(26) 6山田(23) 8印牧(28)

(試合経過)
1回裏、1死3塁から3番浅野が犠牲フライ。東海学院大が先制。1-0
2回裏、2死3塁から8番山田の3ゴロタイムリエラーで1点。2-0
6回裏、ピッチャー交代、松本。
8回表、ピッチャー交代、名和。1死満塁から1番田口が押し出し四球。2-1
東海学院大が逃げ切りました。

総評

朝日大は初回に無死満塁、2回に2死満塁、これを逃したのが痛かった。逆に東海学院大はその裏に1点ずつ、それも初回はノーヒットで、2回は1安打でエラー絡み。こうなると流れは東海学院大に行くんですよね。
朝日大は最後まで引きずって、残塁は14。これでは厳しい。
朝日大は松本投手が今季初登板。素質は以前から買われていた投手ですが、昨年の春以降、戦列を離れていてようやくこの春の終盤に間に合った、という感じ。
注目されましたが、いきなり三者三振スタート。フォークがさえわたります。思った以上に変化球の精度が高く、まっすぐのコントロール、質が上がればかなり楽しみな存在になりそうと感じました。
2イニング目以降は球威が落ちましたし、課題はありますが、魅力のある投手でした。
東海学院大の北村投手は毎回ランナーを背負いながらも7回を投げ切って0点に抑える力投。浅野捕手の好リードも光りました。
先制点は四球から盗塁、進塁打、犠牲フライとノーヒットで得点。こうやって先に点を取ってプレッシャーを与える。こういう野球をまた秋にも見せてほしいですね。

ピックアップ選手

朝日大 松本 寛太 投手(北陸学院 4年)

怪我をしていたとのことで、今季初登板。どんな投球を見せるか注目していましたが、MAX146kmをマーク。マウンドに上がった6回の三者三振は全てフォークで取りましたがそれ以外もカットやカーブ等、変化球のコントロールの良さが光りました。復帰初登板と思えば上々の出来。秋に向けてここからしっかりと調整していってほしいですね。

朝日大 川本 心音 内野手(菊華 2年)

3番DHで出場。2安打のマルチ。ただ、2度の2死満塁のチャンスで凡退したのが本人的には印象が良くなさそう。やはり打撃センスは光ります。

朝日大 村瀬 海斗 捕手(県岐阜商 1年)

5番捕手で出場。1安打1四球と出塁。肩の良さは光り、1年生で起用されるだけあるな、と感じる選手でした。

東海学院大 北村 凌晟 投手(春日井西 4年)

初回から無死満塁、2回にも2死満塁。四球も絡んでいたので厳しかったのですがここを踏ん張ったのが大きかった。0点で抑えたのが不思議なくらいの投球でしたが、フライアウトが多く手元でボールが来ていた印象です。

東海学院大 浅野 誠太 捕手(大垣商 4年)

3番捕手で出場。初回に犠牲フライ。1安打でした。肩の良さはやはり目立ちます。ややバッテリーエラーが多いのを減らしたいですね。

東海学院大 岡 龍輝 外野手(津商 3年)

1番DHで出場。内野安打と四球で出塁。初回には盗塁からチャンスを広げ、犠牲フライで帰ってくる活躍でした。

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