愛工大名電-豊川 観戦記(2019年秋季愛知県大会)

9月22日に小牧球場で行われた準決勝第1試合、愛工大名電-豊川の観戦記です。左腕の両エースがどういうピッチングを見せるかに注目して観戦しました。

愛工大名電
34033|13 H12 E0
20000|2 H5 E2
豊川
(5回コールド)

愛工大名電
田村-二村
豊川
米庄、白井、白木-杉浦

投手成績
愛工大名電
田村(1) 5回 61球 被安打5 四球1 三振3 失点2

豊川
米庄(1) 1回1/3 63球 被安打6 四球2 三振3 失点7(自責点6)
白井(3) 3回 60球 被安打6 四死球4 三振1 失点6
白木(10) 2/3 17球 被安打0 四球1 三振0 失点0

田村投手は左のオーバーハンド。1年生。夏からエースとして名電マウンドを守ります。この日はMAX136km。来年どこまで球威を伸ばせるかで評価が変わりそうですよね。

米庄投手は左のオーバーハンド。MAX134km。ボールが全体的に高く、抜けるケースが多かった。

白井投手は右のオーバーハンド。体格しっかりとしています。MAX133km。

白木投手は右のオーバーハンド。MAX133km。なかなか球威があります。

(出場選手)
愛工大名電
8青山 4大石 1田村 2二村 7藤本→7永江(20) 5鈴木(17)→H小野→5 6佐藤 3小島→H勝野(18)→3中西(19) 9松本
豊川
8漆原 4岩屋 5梶野 1米庄→9 3尾崎(13) 7小林 9水野→1白井 2杉浦 6下田

(試合経過)
1回表、1死1、3塁から4番二村のタイムリー。5番藤本の2ゴロエラーで1点。1死満塁から7番佐藤の1ゴロを野選で1点。名電が3点先制。
1回裏、1死1、3塁から4番米庄がタイムリー。5番尾崎もタイムリー。3-2
2回表、1死満塁から5番藤本が3点タイムリー3ベース。ここでピッチャー交代、白井。2死3塁から7番佐藤のタイムリー内野安打。7-2
4回表、2死満塁から8番小島の3点タイムリー2ベース。小島は3塁狙ってタッチアウト。10-2
5回表、1死2、3塁から3番田村がタイムリー。4番二村がタイムリー2ベース。1死満塁でピッチャー交代、白木。2死満塁から7番佐藤が押し出し四球。13-2
愛工大名電がコールドで勝って決勝進出を決めました。

愛工大名電が圧倒。打線は大きな当たりを打つというよりは、逆方向の打球が多く、ライナー系を打つ感じですね。
一線級と対戦した時にどうなるか。むしろそういう投手を打つためのスタイルのような気もしますし・・・。決勝の中京大中京の投手陣は140km以上の球威を持つ投手ばかり。どういう結果になるか試金石ですね。

田村投手は春に見たころと大きく球威は変わっていない感じですが、経験は豊富で、落ち着いたマウンドさばきが光ります。
立ち上がりは連投の影響もあってか、結構捉えられました。次は間隔が空くのでもう少し入りやすいかと思いますが、立ち上がりがポイントにはなりそうですね。

東海大会を見据えた1か月の戦いになってきます。どう迎えるか注目ですね。

豊川は初回に2点を返し、一時1点差にするなど、意地を見せました。
尾崎選手は2打数2安打と鋭い打撃を見せていました。
投手陣が踏ん張り切れませんでしたが、地力の高いところは見られました。

米庄投手も連投の影響はあったと思いますが、それでも三振3つ取るなど切れのいいボールもありました。1週間空くので、しっかりと3決に向けて調整したいですね。
リリーフの2人とも130km前半の球威はありました。来年の春に向けて成長が楽しみです。

手の内を知っている同士の豊橋中央との3位決定戦。どちらが東海大会の切符を掴むか楽しみです。

愛工大名電-豊川 観戦記(2019年秋季愛知県大会)” に対して2件のコメントがあります。

  1. 大勝 幸治 より:

    いつも観戦記を楽しみにしている尾張地区の高校野球ファンです。
    投手を中心に評価されていて、とても分り易いです。
    これからも観戦記よろしくお願いします、

    1. kou より:

      >大勝さん
      コメントありがとうございます。
      単純なので、お褒めいただけるとうれしいです^^

      これからも頑張っていきます。

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