豊橋中央-中京大中京 観戦記(2019年秋季愛知県大会)
9月22日に小牧球場で行われた準決勝第2試合、豊橋中央-中京大中京の観戦記です。
抜けた強さを見せる中京大中京相手に豊橋中央がどこまで迫れるかに注目して観戦しました。
豊橋中央
00000|0 H1 E2
0543X|12 H9 E1
中京大中京
(5回コールド)
豊橋中央
渡邊、辻、仲藤-中川
中京大中京
高橋-印出
投手成績
豊橋中央
渡邊(3) 3回 77球 被安打6 四死球3 三振1 失点9(自責点5)
辻(11) 2/3 17球 被安打3 四球1 三振0 失点3
仲藤(18) 1/3 5球 被安打0 四球0 三振0 失点0
中京大中京
高橋(1) 5回 60球 被安打1 四球0 三振9 失点0
渡邊投手は右のオーバーハンド。MAXは134kmを記録。徐々にボール球が増えたのはきわどいところを狙っていった結果なんでしょうね。
辻投手は左のオーバーハンド。MAXは128km。1年生。成長が楽しみな左腕
仲藤投手は右の変則サイドハンド。110km前後。変則を活かして抑えるタイプ。
高橋投手は右のオーバーハンド。MAX148km。常時140kmをマーク出来る球威はやはり素晴らしいですよね。ただ、スピードガンほど速く感じないのも事実。まっすぐで空振りを取るケースは少ないんですよね・・・。それでも高校生で攻略するのは大変なピッチャーなのは間違いないです。球速が少しずつでも伸びているのも評価したいですよね。
(出場選手)
豊橋中央
4仲谷 9本間 6星野 2中川 1渡邊(3)→3 5近藤(20) 7粕谷 3片岡(5)→1辻(11)→H小倉 8池田
(試合経過)
2回裏、1死2、3塁から7番桑垣の三遊間よりの遊ゴロで3塁送球もセーフになり記録野選で1点。8番高橋のタイムリー。2死1、3塁から1番西村がタイムリー。2死1、2塁から2番中嶌のタイムリーにエラーで1塁ランナーもホームイン。5点先制。
3回裏、2死3塁から7番桑垣がタイムリー内野安打。2死満塁から1番西村の2点タイムリーに送球間の隙に更に1点。9-0
4回裏、無死2、3塁から5番吉田が2点タイムリー。2死2塁から8番高橋がタイムリー2ベース。ここでピッチャー交代、仲藤。12-0
中京大中京がコールドで勝って決勝進出。
豊橋中央は星野選手が唯一高橋選手のまっすぐを捉えて2ベースを放ちました。1年生で夏からスタメンを張る選手。楽しみな選手ですよね。
エースの大羽投手は前日完投をしたということで、この日は登板せず。展開によっては投げたかもしれませんが、夏からこういうマネジメントをしっかりとするチーム。はじめから勝負を捨てたとかそういうことではなく、しっかりとどういう戦いなら勝機があるかを見極めて起用している印象があります。
意外と仲藤投手のようなタイプの方が中京大中京には通用した可能性もありましたね。こういう投手も用意しているところが面白いというか。
3位決定戦は東三河同士の豊川と。予選では1-3で敗れていますが、本番の3決でどういう戦いを見せるかは楽しみです。
中京大中京は投打で圧倒。打線は長打をポンポンではなく、鋭いライナーを打つ打撃。走塁の意識も高いですし、やはりレベルが高いチームです。
この日は中山選手がノーヒット(1四球)でしたが、全く得点力には影響なし。やはり抜けた力があります。
名電との決勝戦はどういう戦いになるか楽しみ。地力はやはり中京大中京が上だと感じますが・・・。
東海大会もありますし、そこに向けての準備も必要。選抜に行ける力があるチームなので、いい状態で迎えてほしいですね。