2024年選手権愛知大会 Aブロック展望

※組み合わせ画像は愛知高野連のHPより引用しております。

シード校は中京大中京

中京大中京は春の県大会で準優勝。東海大会では20年ぶりの優勝を果たしました。ちなみに20年前は夏もそのまま出場を果たしているので、縁起はいいかなという優勝でした。
今年の中京大中京は投手力が揃っています。エースの中井遥次郎投手(3年)は140km台のまっすぐを投げて、コントロールも安定。その他の投手陣もレベルが高く、2年生の宮内渉吾投手はプロが1年時から注目する投手。その他、佐藤爽楽投手田中太久哉投手という先発を任される2年生投手がいて、下級生時から登板していた平野渚投手(3年)も投げられれば大きな戦力に。春の県大会で力のある球を投げていた沖悠人投手(3年)が当落線上という層の厚さは相当な脅威ですね。
打線は山田頼旺外野手(3年)が中心。やや新基準のバットに苦戦している印象で、春の途中から木のバットに切り替えていました。夏にどのくらい力を発揮できるかは楽しみ。
神谷倖士朗内野手(3年)、杉浦正悦選手(3年)、羽尻瑠之助選手(3年)ら能力の高い選手も多く、2年生の岡部純陽内野手もセンスを感じる選手。
試合で得点力が高くない点は心配ですが、総合力の高さはトップクラス。優勝候補の一角なのは間違いない。

中京大中京 中井遥次郎投手(3年)

初戦は大府東の勝者。
大府東も春に県大会に進み、力のあるチームですがやはりの方が地力は高いと思います。
今年のは絶対的なエースがいなくて、本田健介投手(3年)、山口哲平投手(3年)という速球派の投手を中心に継投で戦うチーム。野手は好選手が多く、田所璃乙外野手(3年)がスピードという一芸でプロからも気にされる存在。捕手の矢島海捕手(3年)は肩も強いですがバッティング能力も高く、黒田愁斗内野手(3年)も中軸でバッティングの良さが光る。投打のバランスでは去年よりもいいかも。中京大中京戦では打線で先手を取って慌てさせたいところ。

誉 田所璃乙 外野手(3年)

隣の山は春日井誠信向陽が中心。
向陽軍司拓海投手は注目される2年生サウスポー。春の県大会で豊橋商を完封。豊橋中央も8回まで無失点であと一歩まで追い詰めました。とにかく切れのいいまっすぐが特徴で、豊橋商戦では12奪三振を奪い圧倒。見る者に衝撃を与えています。まだ2年生で細身の投手。ここからどこまで成長するか見守りたい投手です。

向陽 軍司拓海 投手(2年)

誠信のエース吉浦楓馬投手(3年)は緩急を使ってコントロールで勝負するタイプ。スピードはそれほどありませんが、安定感があり大量失点はしないタイプです。野手では矢賀巧内野手(3年)、土屋未来斗外野手(3年)という面白い選手がいて、しぶとく点を取って競り勝つ野球で勝負。

春日井は2年生中心のチームです。2年生の高栁賢人投手は130㎞台の球を投げて投球術も持っているので、今後も注目したい投手。同じく2年生の加門愛翔選手もセンスを感じる打撃をみせますし、十分夏も戦えるチーム。

この3チームを中心の争いだと思いますがどこが中京大中京の勝者への挑戦権を掴むか注目です。

反対のゾーンで注目は高蔵寺
2年生の芹澤大地投手は、この春の登板は見れなかったのですが、すでに140㎞をマークしたとも聞くサウスポーの逸材。打線では山田悠太郎外野手(3年)が目立ち、新基準のバットで春日井球場で2打席連続ホームランを打った長打力は本物。この2人を中心に能力も高いので一気にブロックの決勝まで駆け上がる可能性も。

高蔵寺 芹澤大地 投手(2年)

ただ、その隣には大同大大同明和が入っていて、どちらも夏にはしっかりとチームを作ってくる。大同大大同には南山藍琉投手(3年)、明和には二之湯慶亮選手(3年)は現在投手もこなす好選手。この対戦も実現すれば好カードになりそう。

反対の山は名城大附が入りました。名城大附は秋に名古屋地区でベスト4。地力は高い。投手陣も黒澤広正投手(3年)、橋倉太駕投手(2年)という好投手がいるので、勝ちあがる力は持っています。打線がどれだけ点を取って先手を取れるかがカギ。

豊川工科東浦は初戦では好カードの一つ。豊川工科は見たことはないのですが、東三河地区でかなり強い戦いを見せていました。東浦は春を辞退していますが、秋は県大会に進んでいるチーム。地力はあるかと思われます。

このブロックの決勝は中京大中京名城大附

ベスト8は中京大中京と予想します。

ただ、新基準バットでの大会ということもあり、波乱含みにはなりそう。

名古屋大谷 豊明 豊田工科 名古屋南 惟信 愛西工科 豊田 小牧工科 緑丘 日進

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