トヨタ自動車-東海理化 観戦記(2022年都市対抗東海地区2次予選)

5月31日に岡崎レッドダイヤモンドスタジアムで行われた第1試合、トヨタ自動車-東海理化の観戦記です。
第2代表トーナメントの準決勝。勝てば代表決定戦に進める大事な試合です。

トヨタ自動車
001010004|6 H12 E0
000000000|0 H5 E1
東海理化

トヨタ自動車
吉野(17)-高祖
東海理化
山本(17)、池田(19)、長田(15)、宮崎(14)-水野、池田健

投手成績
トヨタ自動車
吉野光樹 9回 111球 被安打5 四球0 三振8 失点0

東海理化
山本健太郎 5回 87球 被安打8 四球2 三振3 失点2
池田大将 3回1/3 55球 被安打4 四球1 三振2 失点4(自責点3)
長田悠吾(海星 6年目) 1/3 4球 被安打0 四球0 三振1 失点0

宮崎洸(金光学園-近畿大 2年目) 1/3 3球 被安打0 死球1 三振0 失点0

(出場選手)
トヨタ自動車
7徳本(29) 5北村(4) 9多木(7) D今井(25)→H逢澤(2) 3樺澤(9) 4佐藤(6) 2高祖(22) 8坂巻(24) 6和田(8)
東海理化
D宮石(32) 6中野(10)→H野田(4) 5井貝(2) 3川上(23) 7齋藤(1) 9安藤(5) 4河田(31) 8木村(27) 2水野(9)→H西(7)→R星田(6)→2池田健(22)

(試合経過)
3回表、無死1,3塁から3番多木のタイムリー2ベース。トヨタ自動車が先制。1-0
5回表、2死2塁から5番樺澤がタイムリー2ベース。2-0
9回表、1死満塁から4番逢澤が走者一掃の3点タイムリー3ベース。5番樺澤がタイムリー。ここでピッチャー交代、長田。2死2塁でピッチャー交代、宮崎。6-0
トヨタ自動車が勝って第2代表決定戦に進出決定。東海理化は第4代表トーナメントへ。

総評

トヨタ自動車のエース、吉野投手が東海理化打線を完封。5安打打たれましたが散発。無四球でしたので危なげないピッチングでした。
MAXは148㎞で、終盤にも出ていたので、上手く余力を残しながらの投球でした。前回は6回で降りたのですが、この日は最後まで投げて、エースとしての役割も果たしましたね。
打線は序盤から毎回チャンスだったのですが、なかなか点が取れないじりじりした展開。3回、5回は点を取ったものの、さらに追加点を取れそうなところで取れなかったのは反省点。
9回にエラーからようやく追加点を取って試合を決めましたが・・・。予選は何があるのか分からないので、取れる時に取っていきたいですよね。
多木選手、樺澤選手といったベテランが元気で活躍が光りました。
トヨタがなかなか点が取れなかった、と述べましたが、何とか粘っていた東海理化投手陣を褒めるべきかもしれません。
山本投手はMAX146㎞。かつての球威が戻ってきていましたが、それでもトヨタ自動車打線相手にピンチの連続。それでもなんとか踏ん張って接戦に持ち込んだのはさすがでした。
最後はエラーから失点して、結果6-0となりましたが、東海理化としてはプラン通りの試合だったように感じますし、力は出したと思います。
いわゆる負け方としては悪くない。
今後は間隔が詰まって連勝とかが必要になってきますが、使える投手は増えていますし、上手く戦って代表の座を獲得してほしいですね。

ピックアップ選手

トヨタ自動車 吉野 光樹 投手(九州学院-上武大 2年目)

エースとして大事な試合を任され、完封勝ちと見事な投球を披露しました。ドラフト候補としても注目を集めていましたが、スカウトにいいアピールになったように感じます。
最後まで投げ切ったことで、勝てる投手だという印象も付けられました。無四球とコントロールもいいですし、今後が楽しみです。

トヨタ自動車 多木 裕史 外野手(坂出-法政大 10年目)

3番ライトで出場。先制タイムリーを含む3安打の猛打賞。2得点と打撃のこの試合のMVPでした。

トヨタ自動車 樺澤 健 内野手(前橋商-東農大 11年目)

5番ファーストで出場。2本のタイムリーを含む3安打の活躍。若い4番の前後をベテランが支える作戦が上手くはまっている印象です。

東海理化 池田 大将 投手(柏日体-拓殖大 5年目)

6回から登板。9回に先頭エラーから失点しましたが、6,7,8回はほぼ完ぺきに抑えました。MAX148㎞と球威もありますし、今後の試合でも大事な場面での奮闘が期待されます。

東海理化 木村 大輝 外野手(下関国際 3年目)

8番センターで出場。3回に1死から2ベースを放ちチャンスメイク。今日はセンターに入りましたが、肩も十分に強いことが分かりました。やはり好選手です。

東海理化 山本 健太郎 投手(星城 11年目)

先発で5回を2失点。MAX146㎞。かつてはドラフト候補と言われた投手。そこから故障などで低迷していましたが、ようやく復活してきました。
ピンチの連続でしたが、何とか最小失点で食い止めたのは経験のなせる業。今後もチームの大変な場面を救う投球を期待したいですね。

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