近畿大-関西大 3回戦 観戦記(2019年秋季関西学生野球連盟)

10月22日にわかさスタジアム京都で行われた近畿大-関西大の3回戦の観戦記です。
勝った方がリーグ戦優勝の大一番。投手戦となりました。

近大
000000001|1 H5 E0
00100001X|2 H6 E1
関大

近大
村西、宮崎洸、鷲崎-井町、藤井、大杉
関大
森翔、高野-久保田拓

投手成績
近大 
村西  5回 76球 被安打3 四死球3 三振3 失点1
宮崎洸  2回1/3 44球 被安打3 四球0 三振1 失点1
鷲崎  2/3 13球 被安打0 四球0 三振0 失点0

関大
森翔 8回 111球 被安打4 四死球1 三振3 失点0
高野 1回 20球 被安打1 四球0 三振2 失点1

近大の村西投手は右のサイドに近いスリークォーター。津名高校出身の4年生。MAX147kmで常時140km台をマーク。球威で押すタイプかな。好投手ですね。

宮崎洸投手は左のオーバーハンド。金光大阪出身の3年生。MAX141km。

鷲崎投手も左のオーバーハンド。創成館出身の4年生。MAX142kmを記録。

森翔平投手は左のオーバーハンド。MAX149kmを記録。体格もいいですし、プロからなんで声が掛からなかったんだろ、と思いましたが、どうやら遅咲きだったようですね。鳥取商出身の4年生。どこかの社会人でやると思いますが、注目されそうです。

高野投手は左のオーバーハンド。フォロースルーの大きいフォーム。MAX139km。リリーフ向きではなさそう。出雲商出身の3年生。

近大
8梶田 4岡 9竹村 3佐藤 7向 6中川 5谷川 2井町 1村西
関大
8安藤大 5関本 3上神→R里→3森川 6野口 7吉川 2久保田拓 9倉川 4坂之下 1森翔→1高野

(試合経過)
3回裏、1死2塁から9番ピッチャー森翔のタイムリーで関大が先制。
8回裏、1死3塁でピッチャー交代、鷲崎。5番吉川のショートゴロ野選で貴重な追加点。2-0
9回表、1死2塁から連続ワイルドピッチで1点。
関大が逃げ切り。優勝を決めました。

近大は森投手に抑え込まれてなかなかチャンスらしいチャンスがつかめず。そんな中、6回にヒットとエラーで無死1,2塁。1番の梶田選手(三重 1年)に回るも、いい当たりの2塁ライナーで2塁ランナーが戻れずにゲッツーに。
ここが一つポイントでした。ツキが無かったですね。

8回裏の野選は、関西大の采配が見事でした。3塁打を打った上神選手に代走。ゴロゴー、もしくはギャンブルスタートだったかもですが、ホームはクロスプレーにもならないくらいのセーフ。この2点目が最後に効きましたし、結果的に大きな采配でした。

森投手は4年の秋に初めてリーグ戦勝利を挙げた投手。スカウトからすると、もっと早くから活躍していてくれたら、と思える人材ですね。
社会人でも間違いなく出てくると思います。どこかで見れたらうれしい。

近大は梶田選手(三重 1年)、上西選手(近大高専 2年)、関大には久保田祐選手(津田学園 2年)と三重県の球児が多く出ていました。
関西学生野球連盟はレベルが戻っているな、と感じますし、そういうリーグで出ているのはすごいこと。今後の活躍も期待です。

コメントを残す

関連記事を表示