ホンダ鈴鹿-西濃運輸 観戦記(2022年都市対抗東海地区2次予選)

5月30日に岡崎レッドダイヤモンドスタジアムで行われた第2試合、ホンダ鈴鹿-西濃運輸の観戦記です。
第3代表トーナメントの準決勝。ホンダ鈴鹿は3戦連続井村投手が先発。エースに賭けている感じですね。

ホンダ鈴鹿
300000000|3 H5 E2
000000100|1 H5 E0
西濃運輸

ホンダ鈴鹿
井村(17)、竹内(11)-長
西濃運輸
野田(15)、林(14)、堀田(18)、摺石(21)-城野

投手成績
ホンダ鈴鹿
井村勇介 7回2/3 108球 被安打5 死球1 三振2 失点1
竹内諒(松阪-早稲田大 6年目) 1回1/3 18球 被安打0 四球0 三振1 失点0

西濃運輸
野田晃誠(大垣日大-愛知東邦大 2年目) 1回1/3 38球 被安打4 四球3 三振1 失点3

林優樹 3回2/3 63球 被安打1 四球2 三振2 失点0
堀田晃 3回 24球 被安打0 四球0 三振1 失点0
摺石達哉(福井工大福井-奈良学園大 1年目) 1回 15球 被安打0 四球0 三振2 失点0

(出場選手)
ホンダ鈴鹿
9栗原(29) 8小川(25) 3長野(1)→7 2長(27) D松本(4) 5貞光(5)→4 4中川(7)→6 7畔上(10)→H西林(31)→5阿部(0) 6鈴木(2)→3
西濃運輸
8丹下(23) 5大山(0)→H柏木(27)→5渡邊(4) 9谷(25) 7原田(31) D浦岡(22) 2城野(2) 6北野(6) 4中村(5) 3福山(8)

(試合経過)
1回表、先頭の栗原がライトへ先頭打者ホームラン。更に1死1,2塁から5番松本がタイムリー2ベース。更に1死満塁から7番中川のゲッツー崩れの間に1点。ホンダ鈴鹿が3点を先制。
2回表、1死1,2塁でピッチャー交代、林。
7回裏、1死1塁から5番浦岡のタイムリー2ベース。3-1
8回裏、2死2,3塁でピッチャー交代、竹内。
ホンダ鈴鹿が勝って第3代表決定戦進出を決めました。

総評

ホンダ鈴鹿は初回の先制パンチが大きかった。特に栗原選手の先頭打者ホームラン。野田投手がぽんぽんとストライクを取って調子良さそう、と思ったところで変化球をものの見事にとらえての一発。これで野田投手が動揺してしまって、2番小川選手のバント処理をミス(記録はヒット)。そこから立ち直れず3点を失うことに。立ち上がりを仕留めたのは大きかったですね。
そして、これで3戦連続先発だった井村投手ですが、この日は素晴らしい内容でした。ボールもMAX144㎞と、昨年から思えば球威が戻って、力強さが出ていました。これだけ威力があれば、上手さも光ってきます。ホンダ鈴鹿にとってはエースの復活はでかい。
ここ2試合は井村、森田のリレーで戦っていましたが、この日は終盤のリリーフに竹内投手を選択。期待に応えて竹内投手が抑えました。これで形が出来た感じで、代表に大きく近づいた気がします。
西濃運輸は野田投手が誤算でしたが、リリーフした林投手がピンチを抑えて、そこから堀田投手、摺石投手と無失点に抑えて試合を立て直したのは良かったです。
勝機としては7回裏の2死3塁からの北野選手の打球がセカンド中川選手の好プレーに阻まれたこと、8回裏に2死2,3塁で3番谷選手の左中間への打球が抜けなかったこと、ここでしたね。
西濃運輸はこれで第4代表の1回戦。ここから3つ勝たないといけないところに。堀田投手が新境地で好リリーフをしているのが心強い。打線の奮起で勝ち抜きたいですね。

ピックアップ選手

ホンダ鈴鹿 井村 勇介 投手(高蔵寺-至学館大 4年目)

この日はボールが走っていてMAX144㎞をマーク。そうなると、ピッチングの上手さがより際立ちます。
中3日で連続先発でしたが、結果で期待に応えました。昨年苦しみましたが、復活出来て良かったです。

ホンダ鈴鹿 栗原 健 外野手(常葉菊川-亜細亜大 2年目)

初回の先制パンチとなる先頭打者アーチ。これで野田投手を崩したのは間違いないです。結局ヒットはこの1本でしたが値千金の一打になりました。

ホンダ鈴鹿 松本 桃太郎 外野手(北海-仙台大 6年目)

5番DHで出場。初回に2点目となるタイムリー2ベース。5回にもヒットを放ちマルチ。DHとして打撃で結果を出しました。

西濃運輸 林 優樹 投手(近江 3年目)

2回途中の1死1,2塁からリリーフでマウンドへ。このピンチを抑えると、5回まで無失点リリーフ。MAXは147㎞をマークしたと聞きました。
左バッターに前回やられましたが、この日は左の多いホンダ鈴鹿打線を1安打2四球と抑え、チームに反撃ムードを呼び込みました。先発起用もありそうです。

西濃運輸 浦岡 真也 捕手(東洋大姫路-東洋大 4年目)

5番DHで出場。貴重なタイムリー2ベースを放ちました。打撃好調ですので、チャンスで回していきたいですね。

西濃運輸 堀田 晃 投手(松山商-大阪学院大 6年目)

6回からマウンドに上がり、3回を無失点。パーフェクトピッチングでした。MAXは137㎞と全盛期から10㎞以上遅くなっているのですが、球持ちがいいのか、球速以上に手元で伸びていて、相手を差し込んでいます。
変化球も相手がとらえきれてなく、新境地を見せていますね。

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