加藤学園-大垣西 観戦記(2019年秋季東海大会)

10月26日に大垣北公園野球場で行われた加藤学園(静岡2位)-大垣西(岐阜3位)の観戦記です。
このところ力を付けてきている加藤学園がどんなチームか見てみたくて観戦しました。

加藤学園
002103000|6 H8 E0
100000000|1 H7 E2
大垣西

加藤学園
肥沼-雨宮
大垣西
大石、日比野、長岡-今西

投手成績
加藤学園
肥沼(1) 9回 128球 被安打7 死球1 三振5 失点1

大垣西
大石(1) 5回1/3 89球 被安打8 四死球3 三振1 失点5(自責点4)
日比野(11) 2回2/3 40球 被安打2 四球0 三振1 失点1
長岡(10) 1回 11球 被安打0 四球0 三振0 失点0

肥沼投手は右のオーバーハンド。2年生。まっすぐは目測で130km前半~中盤。序盤はボールが走っていない感じでしたが、中盤以降は走ってきて、いい当たりをされなくなりました。カーブやチェンジアップで緩急も上手く使える好投手ですね。

大石投手は右のオーバーハンド。2年生。まっすぐは目測で130km前後。立ち上がりはボールが抜けていましたが、徐々に収まっていきました。伸びのある球質の球を投げますね。

日比野投手は右のオーバーハンド。まっすぐは目測で120km中盤~後半くらい。カーブ、スライダーの変化球が多めで上手く加藤学園の打ち気を逸らしていた印象。2年生。

長岡投手は左のオーバーハンド。まっすぐは目測で120km前半くらい。2年生。

(出場選手)
加藤学園
9平尾(17) 5杉山 6大村 7植田 3勝又→4宮崎 2雨宮 1肥沼 8佐野 4杉本敏(9)→3
大垣西
4北沢 6小山 8松岡勇 2今西 5松井 7五十川→H森島(17) 9久世 3日比 1大石→1日比野(11)→H高木(14)→1長岡(10)

(試合経過)
1回表、大垣西の先発の大石が初回コントロールに苦しみ3四死球で1死満塁。しかし5番勝又が2飛、6番雨宮が一直で先制ならず。
1回裏、無死1、3塁から3番松岡勇の犠牲フライ。大垣西が先制。
3回表、1死1,2塁から5番勝又の初球にダブルスチール成功。1死2、3塁から勝又がタイムリー。6番雨宮のタイムリー2ベースで加藤学園が逆転。2-1
4回表、1死2塁から牽制エラーにセンターからの3塁への送球もエラーとなって2塁ランナーホームイン。3-1
6回表、1死1、3塁でピッチャー交代、日比野。ここで1番平尾のタイムリー2ベース。2番杉山が2点タイムリー。6-1
加藤学園が快勝。

加藤学園は最初の一回りはやや大石投手の球に押されていたのですが、2廻り目には対応。まっすぐをライナーでしっかりと打つ打撃は光るものがありました。
ある程度速い球にもついていけそうな感じですが、どちらかというと緩い球には合っていない印象。この辺りを次の試合でどう対応するかがカギになりそうです。

肥沼投手は右の本格派で、球威があり、2回以降は先頭を出さない危なげないピッチング。連投となる近大高専戦でどのくらい投げられるか。この日のように序盤の失点を最小限で防ぎつつ、味方の援護を待ちたいですね。

試合前のノッカーさんも上手かったですし、守備は安定。力のあるチームでした。

大垣西は初回からエンドランを多用。1回裏の1,2番で鮮やかにエンドランを決めて無死1.3塁として、犠牲フライで先制した攻撃は鮮やかでした。
そこからも足を使って得点をしようという意図は見えたのですが、そもそも先頭が出せないではなかなか厳しい。

4回のエラーでの失点が重くのしかかり、6回のピンチで投手交代して防ぎにいったものの、そこで点を取られたところで勝負は決まった形に。
終盤は変化球を上手く使って加藤学園を抑えただけに、もう少し早めに気付けていれば・・・。ちょっと地力の差はあったかもですね。

2番の小山選手が3安打、5番の松井選手が2安打と活躍。ヒットが散発になったことも惜しかった。

加藤学園は応援も華やかで、力が入っていました。大垣西もブラバンがいてお互いにスタンドが賑やかでいい雰囲気の試合でした。

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