中部大-愛知工業大 2回戦 観戦記(2022年春季愛知大学リーグ)
4月10日にパロマ瑞穂球場で行われた第3試合、中部大-愛工大の2回戦の観戦記です。
中部大が日渡投手、愛工大が中村投手。両速球派右腕の投げ合いとなりました。
中部大
000000000|0 H7 E2
00000003X|3 H7 E1
愛工大
中部大
日渡(14)、水谷(18)-清水
愛工大
中村(18)-野嵜
投手成績
中部大
日渡柊太 7回2/3 107球 被安打6 四死球2 三振4 失点3(自責点2)
水谷健吾(星城 3年) 1/3 3球 被安打1 四球0 三振0 失点0
愛工大
中村優斗 9回 114球 被安打7 四球0 三振3 失点0
(出場選手)
中部大
4藤澤(1) 5中神(2)→3 9平尾(3) D濱(5)→R近藤(4) 3村木(25)→R寺島(7)→5 6大西(6) 7畠山(38)→7村瀬(8) 8佐藤(9) 2清水(23)
愛工大
9宮川(51) 8後藤(1) 5谷川(9)→R湯本(13)→5渡邉(23) 6清水(10) D尾藤(27) 4菅野(4)→4白井(3) 7福山(8) 3深見(55) 2野嵜(2)
(試合経過)
8回裏、無死1,2塁からダブルスチールを仕掛けるも失敗。1死2塁から3番谷川がレフトへタイムリー。愛工大が先制。更に4番清水のヒットで1死1,2塁となってピッチャー交代、水谷。5番尾藤の1ゴロがイレギュラーしてタイムリー2ベースに。中継エラーの間に1塁ランナーも生還。3-0。
9回表、1死からヒット2本で1,3塁のチャンスも5番寺嶋がゲッツーに倒れ試合終了。3-0で愛工大が勝ち1勝1敗としました。
総評
2人の投手の投げ合い。投手戦でした。どちらも140㎞中盤から後半を投げる速球派。中村投手は初回にMAX153㎞をマークしたとのこと。2人ともかなり速く感じました。
三振はお互いに少ないものの、どちらも当てるのが精いっぱいでいい当たりが少ない状況。チャンスも7回の表裏にどちらも2死1,3塁のチャンスを逃す。
8回の表も中部大は先頭バッターが出塁するも遅れずに、盗塁失敗もあって3人で終了。愛工大は先頭四球から盗塁。ダブルスチールの奇襲は失敗したものの、3番の谷川選手がタイムリーを打って均衡を破り、勝利に導きました。追加点の当たりは打ち取っていただけに中部大にとっては不運。これも野球の怖さです。
中村投手は最終回まで球威は大きく落ちずに完封。素晴らしいピッチングでした。まだ2年生。怪我無く過ごしていってほしいですね。
開幕で連敗すると、優勝はかなり厳しくなる状況で愛工大は踏みとどまった形。中部大は打順の兼ね合いもあったと思いますが、先頭が出た2回がいずれもバント。結果得点にはつながらず。違う形でのチャンス拡大を狙ってほしかった気もします。
ピックアップ選手
中部大 日渡 柊太 投手(市岐阜商 4年)
注目の投手。この日は先発ということもあって、三振を取りに行くというよりは、ある程度打たせて取ることも念頭においているような投球に感じました。
球数も少なく、四死球も2個と制球も安定。レベルの高いピッチングでした。
中部大 平尾 侑大 外野手(市岐阜商 3年)
3番ライトで出場。2安打のマルチ。ランナー無しでの打席ばかりだったのが残念。
中部大 佐藤 大輔 外野手(常葉大橘 4年)
8番センターで出場。2安打のマルチを記録。
愛工大 中村 優斗 投手(諫早農 2年)
MAX153㎞をマーク。140㎞台で投げ続けられますし、無四球とコントロールも安定。なかなか崩すのが難しい投手。まだ2年生。プロに行ってほしい選手。
精度が高い投手ですが、これを磨いていってほしいですね。
愛工大 谷川 葵依 内野手(長崎清峰 4年)
貴重な先制タイムリーを放ちました。ここで点が取れないと引き分けもちらつく場面。貴重な一打になりました。
愛工大 尾藤 裕介 外野手(愛工大名電 3年)
ややラッキーな形もあっての2安打。やはり長打を期待したいバッター。盗塁を決める等、意外とスピードがあるのも印象に残りました。
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