金沢学院大-関西大 観戦記(2019年明治神宮大会)

11月18日に神宮球場で行われた第3試合、金沢学院大-関西大の観戦記です。
愛知、東海、北陸三連盟代表の金沢学院大が関西大にどこまで食らいつくか、注目して観戦しました。

金沢学院大
000000000|0 H7 E0
01001300X|5 H7 E0
関西大

金沢学院大
松井、武並、長谷川、和田、孫大-黒田
関西大
森、肥後-久保田

投手成績
金沢学院大
松井 5回 82球 被安打3 四球3 三振6 失点2
武並 0/3 9球 被安打2 四球1 三振0 失点3
長谷川 1回 14球 被安打2 四球1 三振1 失点0
和田 1回 21球 被安打0 四球0 三振2 失点0
孫大 1回 19球 被安打0 四球1 三振1 失点0

関西大
森 8回0/3 132球 被安打7 四死球2 三振13 失点0
肥後 1回 8球 被安打0 四球0 三振1 失点0

松井投手は穴水高校出身の2年生。189㎝の長身細身の右腕。ダイナミックなフォームから球威のある球を投げてきます。130km後半くらいでしたが、残り2年でどこまで伸びるか楽しみな投手。

武並投手は右のスリークォーター。倉敷商出身の4年生。

長谷川投手は左のサイドハンド。花咲徳栄出身の2年生。

和田投手は右のオーバーハンド。八戸学院光星出身の3年生。リリース撮りにくいタイプ。

孫大投手は右のオーバーハンド。かなりの力投派で勢いで投げるタイプ。明秀日立出身の4年生。

関西大の森投手は左のオーバーハンド。常時140kmを出せる貴重な左腕で、MAX149km。プロに行けるレベルの投球を披露。鳥取商出身の4年生。

肥後投手は右のオーバーハンド。143kmを記録するなど球威ありました。広陵出身の4年生。

金沢学院大
9犬飼 4比嘉 3出島 7村上 5岡田→5吉原 8山本 2黒田 6石見 1松井→H野坂→H長
8安藤 5関本 3上神 6野口 7吉川→7里 2久保田 9久保田 9倉川 4坂之下 1森

(試合経過)
2回裏、2死1、2塁から8番坂之下がタイムリー。関西大が先制。
5回裏、2死2塁から2番関本がタイムリー2ベース。2-0
6回裏、無死1、3塁から6番久保田のタイムリー。ここでピッチャー交代、長谷川。2死満塁から1番安藤が押し出し四球。2番関本のタイムリー。5-0
9回表、無死1、2塁でピッチャー交代、肥後。
関西大が勝ちました。

金沢学院大は北陸2位のチーム。初めて見ましたが、見るまではなんで中京大は負けちゃったの?と思っていたのですが、今回1回戦を突破していますし、どうしてどうして、関西大にも堂々渡り合って力のあるチームでした。

森投手からヒット打てるのかな、とすら正直思っていた(失礼)のですが、得点は奪えなかったものの7本のヒットを打って意地を見せました。4回以降は毎回ランナーが出ましたし、いい攻撃も見せました。

守備でも2塁手のキャプテン、比嘉選手が再三の好守でチームを引っ張り。打っても2安打。さすがでした。

やはり全国で勝ちあがるには投手が2枚~3枚必要。松井投手がエースとして残る来年、これに続く投手をいかに作るかが重要になりそうです。もちろん、春は福井工大にまずは勝つことが大変でしょうが。

野手は4年生が中心でしたので、こっちのが課題かもですね。それでも3連盟の代表戦になってから初めての北陸勢の出場で1勝は立派。レベルの高い切磋琢磨を各リーグでしていきたいですね。

関大はこの後勝ち上がり、決勝で力尽きるも準優勝。良く戦いました。
本来のエースの高野投手が不調で、森投手が台頭。ただ、その森投手に負担がかかる形で決勝敗れたのは仕方ないのかな。
森投手は三菱重工神戸・高砂でやるという報道を見たので、社会人での活躍が楽しみです。

関大は野手が下級生が多く、2年で正キャッチャーを務める久保田選手(津田学園)らが残るのは大きいですよね。ピッチャーが整備出来れば、来春も活躍が出来そう。関西学生リーグもちょっと復権してきましたね。

三重高校の定本投手がいるのですが、見られず。来年またとこかで見てみたいです。

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