旭丘-大成 観戦記(2021年高校野球選手権愛知大会)

7月10日にパロマ瑞穂球場で行われた第3試合、旭丘-大成の2回戦の観戦記です。
旭丘の藤田投手は注目していたサウスポー。大成相手にどういうピッチングを見せるか注目して観戦しました。

旭丘
001100000|2 H8 E1
000000000|0 H3 E0
大成

旭丘
藤田-菊谷
大成
内田、石川-横井

投手成績
旭丘
藤田(1) 9回 108球 被安打3 四球0 三振7 失点0

大成
内田(1) 4回 68球 被安打7 四球2 三振4 失点2

石川(10) 5回 50球 被安打1 四球0 三振2 失点0

(出場選手)
旭丘
6西口 4中村(14)→4石井 7青山 3宮川 1藤田 5堀野 9奥村(19) 2菊谷 8近藤
大成
6島畑(5)→5 8小澤→H鵜飼(9)→8 9矢野(19) 3矢代7西浦→H寺岡(17)→7 5足立(14)→6岩田柚→4 4杉本→H岩田敢(13)→6辻本(16) 2横井 1内田→1石川(10)

(試合経過)
3回表、2死満塁から4番宮川の3ゴロで3塁手が2塁ランナーをタッグに行くもタッグ出来ずに3塁到達。ただ、ここでオーバーランしたところをアウトになるも、その前に3塁ランナーが生還しており、旭丘が1点先制。1-0
4回表、2死満塁から1番西口が押し出し四球を選ぶ。2-0
旭丘が勝ちました。藤田投手が3安打完封勝利。

総評

旭丘が大成を力で上回った試合。
まずは藤田投手が素晴らしかった。5回まで1安打、6奪三振とほぼ完ぺきな内容。8回は先頭バッターをヒットで許しましたが、次の6番岩田柚選手のバスター気味の打撃で3ゴロを前進していた堀野選手が上手く捌いて2塁でアウトに。1塁への送球が逸れて1死2塁となり、更に2死2塁から8番横井選手の遊ゴロをショート西口選手が上手く捌き、1塁への送球が1バウンドとなるも宮川選手がカバーして捕球。アウトにして結果完封へと繋げました。守備陣の奮闘も見事。
最終回にもこの日のMAX131kmをマーク。この後の試合でのピッチングも楽しみです。
打線も大成のエース内田投手から4回までに7本。地力で点を取ったのは見事でした。野手のレベルも高く、チーム力の高さに驚かされました。
大成は2番手で投げた石川投手が持ち味を発揮し、5回を1安打ピッチング。120km半ばのスピードですが、まっすぐが動いている感じで、変化球と合わせて打たせて取るピッチングが良かった。
ただ、その好投に打線が応えられず。1~4番がノーヒットでは厳しいですよね・・・。
守備はノーエラー。投手も2失点だから責められない内容。好投手に当たるとこうなってしまう、夏の怖さでしたね。
5人出た2年生はこの悔しさを胸に新チームに臨んでほしいです。

ピックアップ選手

旭丘 藤田 想 投手(3年)

初回からマイガンで131kmをマーク。コントロールも良く、無四球。変化球でもカウントが取れて安定感が素晴らしかった。最終回にも131kmと投球マネジメント能力の高さも見せました。左腕の好投手という力を見せてくれました。

旭丘 西口 雄太 内野手(3年)

1番ショートで出場。2点ともに絡む活躍で、ヒットと四球。押し出し四球は貴重な2点目となりました。守備でも好プレーがありました。

旭丘 菊谷 透真 捕手(3年)

打撃で2安打とマルチ安打。捕手としても藤田投手と息の合ったバッテリーとして力を発揮しました。

大成 石川 翔悟 投手(2年)

5回から登板し5回を1安打、無失点と素晴らしい内容。120km半ばのまっすぐで縦に動く球を上手く利用していました。

大成 横井 亮太 捕手(3年)

8番捕手でヒット1本。8回も惜しい当たりでした。良く振れている旭丘打線を2点に抑えたと言っていい投球を引き出したリードも良かった。

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