愛知工業大-愛知学院大 3回戦 観戦記(2022年秋季愛知大学リーグ)

10月10日に豊田球場で行われた愛知工業大-愛知学院大の3回戦の観戦記です。
勝つとほぼ入替戦は回避となる大事な一戦。愛工大は室田投手、愛知学院大は池村投手と両サウスポーが先発マウンドへ上がりました。

愛工大
102000300|6 H9 E0
000002000|2 H3 E0
愛院大

愛工大
室田(21)、中村(18)-野嵜
愛院大
池村(18)、三島安(39)、河村(13)-三島有

投手成績
愛工大
室田祥吾 6回 86球 被安打3 四死球2 三振4 失点2
中村優斗 3回 38球 被安打0 四球0 三振4 失点0

愛院大
池村健太郎(宇部鴻城 3年) 2回1/3 47球 被安打4 四球1 三振1 失点3

三島安貴 4回1/3 66球 被安打5 四死球2 三振2 失点3
河村海登 2回1/3 21球 被安打0 四球0 三振1 失点0

(出場選手)
愛工大
6清水(10) 9宮川(51) 4白井(3)→H中島(6)→4西原(4) D尾藤(27) 5谷川(9)→5奥山(24) 2野嵜(2) 3二村(55) 7平石(26)→H岩崎(22)→7福山(8) 8後藤(1)
愛院大
8杉山(24) 7中田(36) 2三島有(2) 3村北(12) D小田(5) 9藤代(8) 4中濱(6) 6藤田(33) 5恒川(3)→5田中(4)

(試合経過)
1回表、1死3塁から3番白井が空振り三振もパスボールとなり振り逃げ。3塁ランナーが生還。愛工大が先制。1-0
3回表、1死満塁、3番白井の3球目を投げたところで池村が故障を発生し降板。三島有が緊急登板。ただ、3-1から白井に四球を与え押し出し。更に2死満塁からワイルドピッチで1点。この回2点追加、3-0
6回裏、2死3塁から4番村北がセンターバックスクリーン横に2ランホームラン。3-2
7回表、1死満塁から1番清水が犠牲フライ。2番宮川が2点タイムリー3ベース。ここでピッチャー交代、河村。6-2
愛工大が勝って勝ち点を2としました。

総評

愛院大はエースの池村投手がマウンドへ。ただ、本来は1戦目で投げるべき存在が3回戦に投げたり、前回登板ではKOされていたりと本来の状態ではなかったのはなんとなく感じましたが、3回に故障で降板。ひじをおさえていましたが、大事に至らないといいのですが・・・。
緊急登板の三島安投手はその直後、押し出し四球、ワイルドピッチで2点を失ったものの、傷口は最小限に。6回に村北選手に2ランが出て、試合は分からなくなったかと思ったのですが、7回に捕まって試合が決まった形に。
愛知学院大としては勝ち点1のまま最終週へ。優勝を争う名城大との対戦となりますが、何とか食らいつきたいですね。
河村投手、三島安投手の好投、4番村北選手の1発。プラス材料を何とか持ち込みたいですね。
愛工大は室田投手が素晴らしい投球で6回に2ランを浴びたものの6回2失点と素晴らしい投球。リリーフの中村投手はMAX151㎞を何度も記録して圧巻の投球でした。故障なく来年をまずは迎えてほしいです。
主将の清水選手の攻守での活躍が光りました。4年生の活躍で貴重な勝ち点を取ったのを今後にも活かしていってほしいですね。
愛工大はこれで6勝8敗の勝ち点2。最下位回避が確定しました。

ピックアップ選手

愛工大 宮川 怜 外野手(星城 2年)

2番ライトで出場。3安打1犠打と素晴らしい内容。7回にはライナーでレフト横に運び、相手が飛び込むも取れずに2点タイムリー3ベース。これで試合を決めました。

愛工大 清水 颯大 内野手(北海道栄 4年)

1番ショートで出場。2安打のマルチ。2得点。7回には貴重な追加点となる犠牲フライを放つ。守備でも好プレーがあって、主将としてチームをプレーで引っ張りました。

愛工大 室田 祥吾 投手(愛工大名電 4年)

先発して6回を2失点。5回までは被安打も1でしたし、4年生のエースとして、最後のリーグ戦で意地を見せてくれました。MAXは139㎞。力のある球が来ていましたね。

愛工大 中村 優斗 投手(諫早農 2年)

7回からマウンドに上がり、3回をパーフェクト。MAX151㎞を何度もマーク。愛院大を寄せ付けない投球でした。今季は苦しい投球が多かったようですが、最後にいい内容を見せられて良かったですよね。来年に向けてしっかりと準備をしてほしいです。

愛院大 村北 翔哉 捕手(東邦 3年)

4番1塁で出場。本来は捕手。6回にバックスクリーン横に2ランホームラン。どんどん伸びていく打球でした。結果でレギュラーを取っていきたいですよね。

愛院大 三島 安貴 投手(享栄 3年)

3回表、1死満塁、カウント3-0という酷なところからの登板。そこから四球、ワイルドピッチで2点を失ったものの、傷口を最小限にとどめる好リリーフでした。その後もランナーは出すものの落ち着いた投球。試合を立て直しました。
最終カードでは大事なところでのマウンドが増えそう。奮闘に期待ですね。

愛院大 河村 海登 投手(常葉大橘 4年)

7回表、4点ビハインドでマウンドに。そこから打者7人をパーフェクト。内容が良かったです。こちらも最終カードでの4年生の意地を期待したいですね。

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