小牧工科-愛知黎明 観戦記(2022年秋季尾東大会)

10月29日に小牧球場で行われた第1試合、小牧工科-愛知黎明の観戦記です。
公立の小牧工科が愛知黎明にどれだけ食い下がれるか、と思っていたら、まったく逆の展開になりました。

小牧工科
0200032|7 H11 E0
0000000|0 H5 E1
愛知黎明
(7回コールド)

小牧工科
伊藤翔(1)-中田
愛知黎明
逸見(1)、宮(10)、飯田(11)-東

投手成績
小牧工科
伊藤翔太 7回 89球 被安打5 四球1 三振5 失点0

愛知黎明
逸見瑠偉(2年) 4回 56球 被安打5 四球0 三振3 失点2

宮慎太朗 2回2/3 55球 被安打6 四球2 三振2 失点5
飯田正縁(2年) 1/3 4球 被安打0 四球0 三振1 失点0

(出場選手)
小牧工科
8北川 7今村 4滝原 2中田 6伊藤彼 3桂川 9斎藤 5横井 1伊藤翔
愛知黎明
8早川→9 6丹下 2東 3島田 7吉田 9八木→8児玉朔 5与那嶺 1逸見→H佐藤雄(13)→1宮(10)→1飯田(11) 4佐藤大

(試合経過)
2回表、1死3塁から6番桂川の3ゴロでホームが野選。更に1死2塁から7番斎藤がタイムリー2ベース。小牧工科が2点を先制。2-0
4回裏、2死満塁で2塁ランナーが牽制で挟まれ、誘い出された3塁ランナーがタッチアウトに。チャンスを活かせず。
5回表、ピッチャー交代、宮。
6回表、無死2,3塁から5番伊藤彼がタイムリー。無死1,3塁から6番桂川がタイムリー。更に無死1,3塁からダブルスチールが成功し、3塁ランナーホームイン。小牧工科が3点追加。5-0
7回表、1死1,3塁から4番中田の犠牲フライ。更に2死2塁から5番伊藤彼のタイムリー。ここでピッチャー交代、飯田。7-0
小牧工科がコールドで快勝しました。

総評

小牧工科が快勝。
まず、先発の伊藤翔投手が上手くコースを突いて、愛知黎明打線を翻弄。MAXは121㎞でしたが、愛知黎明は良い当たりが少なく、四球も1つだけだったので、攻略の糸口すらなかなかつかめませんでした。左でこれだけ投げられれば私学も抑えられるという証明ですね。
打線も積極的に打っていく姿勢が良かったのと、足をどんどん使ったこと。2回も先頭が出て、盗塁でチャンス拡大。7回も2死1塁から盗塁で2塁に進み、コールドにつなげる場面も。その直前には攻撃のタイムを取って、しっかりと確認。ベンチワークも光りました。
この秋は県大会に進みましたが、それも納得の野球を見せてくれました。これで2試合戦えますし、いい経験にしていってほしいですね。
愛知黎明は4番の島田選手のスイングの速さ、宮投手のボールの力等、個々でいい部分も見えました。
しっかりと冬のパワーアップを果たして、春に一段成長した姿が見たいものです。

ピックアップ選手

小牧工科 伊藤 翔太 投手(2年)

先発し7回を5安打無失点。5回以降は3イニングをパーフェクト。徐々に状態を上げていった投球が光りました。コントロールの良さが光りますね。MAXは121㎞。ランナーを出しても落ち着いた投球が良かったです。

小牧工科 伊藤 彼方 内野手(2年)

5番ショートで出場。2本のヒットがいずれもタイムリー。7回はコールドにつながる一打。しっかりと食らいついてセンター前に運んだ打撃はお見事でした。

小牧工科 中田 颯 捕手(1年)

4番捕手で出場。2安打のマルチ。犠牲フライで打点も上げる。盗塁もあり、2回裏には相手の盗塁を阻止する場面も。1年生で今後が楽しみな捕手。

愛知黎明 島田 恭輔 内野手(2年)

4番1塁で出場。4回に強い打球でレフトへヒット。とにかくスイングの速さが光ります。上背もありますし、今後見たい選手。

愛知黎明 吉田 康清 外野手(2年)

5番レフトで出場。ヒットは逆方向のレフトへ。180㎝以上の体格があり、こちらも打球を飛ばせそうな選手なので、長打を打てるように磨いてほしいです。

愛知黎明 宮 慎太朗 投手(1年)

5回からマウンドへ。上背があって、MAXは133㎞。ちょっと高いボールが多くとらえられました。球威はまだ出せそうで、冬の成長を期待したい投手。

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