ヤマハー東邦ガス 観戦記(2023年JABA静岡大会準決勝)

4月10日に浜松球場で行われたJABA静岡大会の準決勝、ヤマハ-東邦ガスの観戦記です。
ヤマハは佐藤廉投手、東邦ガスは辻本投手。どちらも現エースと言っていい投手同士の先発でした。

ヤマハ
300000000|3 H5 E1
000000000|0 H5 E1
東邦ガス

ヤマハ
佐藤廉(14)-大本
東邦ガス
辻本(19)-氷見

投手成績
ヤマハ
佐藤廉 9回 126球 被安打5 四死球3 三振5 失点0

東邦ガス
辻本宙夢 9回 96球 被安打5 四死球3 三振3 失点3

(出場選手)
ヤマハ
3秋利(4) 4永濱(7) 7矢幡(1) 9網谷(5) 2大本(22) 5藤岡(3) D笠松(33)→H舟久保(28) 6相羽(10) 8中田(24)
東邦ガス
9浦口(0) 7比嘉(1) 5西脇(3)→H虎谷(5)→5 3若林(6) D柴田(9) 8大島(4) 6高垣(10)→H大木(24) 2氷見(2) 4金田(7)

(試合経過)
1回表、1死2,3塁から4番網谷の犠牲フライ。2死2塁から5番大本がタイムリー2ベース。6番藤岡がタイムリー。ヤマハが先制パンチを浴びせ3点先制。3-0
ヤマハが逃げ切りました。

総評

辻本投手は立ち上がりの不安定なところを狙われ、先頭の四球からピンチを招き、犠牲フライ、連打で3失点。結局重い3点になってしまいました。3回にも先頭の矢幡選手の2ベースから1死3塁とされるもここは力で抑え込み、ここからしり上がりに調子を上げて終わってみたら初回の3失点のみ。どんなピッチャーでも立ち上がりは難しいのですが、最近こういう序盤の失点というのが多い印象なので、今後の公式戦、2次予選に向けて糧にしていきたいところですね。
打線は大島選手が3安打。エラーでの出塁も含めて全打席出塁。しかし、後続が続けずに得点を奪えませんでした。5回は先頭で大島選手が2ベース。ここで送りバントで1点を取りに行きますが、結局投ゴロで3塁ランナーがアウトになるなど得点が奪えず。ここがポイントでしたが、そもそもバントを選択したのが個人的にはダメだったかな、と。いくら裏とはいえ、相手は1点OKでくるところで1点を取りに行くバントという作戦は、相手を楽にするだけだと思うんですよね。。。
ヤマハは佐藤廉投手が素晴らしかった。140㎞を何度も超える球を投げていて、昨年よりも球が速くなった印象。ピンチはもちろんあったのですが、危なげない投球でした。狙ってゴロを打たせてるように見えましたし、エース格として今年は期待できそう。
これだけの投球を続けていたらNPBからも声かかるかも、と思える投球でした。
ヤマハは初回の先制攻撃がお見事でした。

ピックアップ選手

ヤマハ 佐藤 廉 投手(修徳-共栄大 3年目)

昨年までも好投は光りましたが、まっすぐの威力が増した印象。要所で140㎞オーバーの球で押し込めたのは大きいですね。大事なところでゴロアウトを取る場面が多かったですね。

ヤマハ 大本 拓海 捕手(掛川西-立命館大 4年目)

5番捕手で出場。2死2塁のチャンスで貴重なタイムリー2ベースを逆方向に放つ。捕手としても佐藤投手の完封をリード。打てる捕手として存在感を示しました。

ヤマハ 矢幡 勇人 外野手(相洋-専修大 11年目)

3番レフトで出場。2安打1四球と活躍。初回には盗塁も決めて2点目につなげました。ベテランになっていますが元気です。

東邦ガス 大島 啓太 外野手(享栄-愛知大 11年目)

6番センターで出場。3安打の猛打賞。エラーでの出塁も併せて全打席出塁。こちらもベテランなのですが元気。中日の大島選手もそうですが、息の長い兄弟ですね。

東邦ガス 辻本 宙夢 投手(静岡-駒澤大 5年目)

初回にバタバタして3失点。ただ、3回の1死3塁を防いでからは本来のリズムになりました。球速は全盛期に比べて落ちていますが、打ち取る技術は上がっている印象。あとは立ち上がりですね。

東邦ガス 柴田 圭輝 内野手(東邦-法政大 7年目)

5番DHで出場。ヒットは1本ながら、9回のセンターオーバーは相手の中田選手のファインプレーが無ければ、という当たりでした。
今年から内野手登録に。打撃に専念してさらに期待したいですね。

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