杏和-愛知啓成 観戦記(2019年秋季尾張地区2次T)

8月24日に小牧球場で行われた杏和-愛知啓成の観戦記です。
県大会進出を決めただけでなく、愛知黎明を破り存在感を見せている杏和が愛知啓成相手にどこまで食い下がるかに注目して観戦しました。

杏和
00000000|0 H2 E4
20000032|7 H9 E0
愛知啓成
(8回コールド)

投手成績
杏和
高田(8) 6回1/3 121球 被安打8 四球3 三振3 失点5(自責点2)
加納(3) 2/3 29球 被安打1 四死球2 三振1 失点2(自責点1)
愛知啓成
杉浦(1) 8回 94球 被安打2 四球0 三振7 失点0

高田投手は右のオーバーハンド。足を大きく上げるフォームで勢いのある球を投げます。まっすぐは目測で130kmくらい。コントロールも悪くない。

加納投手は右のサイドハンド。ボールはフォームの割にはある方。ただ、フォームが3塁側に流れるからか、コントロールがこの日は定まらず。

杉浦投手は右のサイドハンド。まっすぐは目測で120km台半ばくらい。コントロールが安定し外を広く使うタイプ。

杏和
5落合 1高田 8杉村 2山田 7森 3加納 9井川 4菊谷→4飯田(12) 6岸
愛知啓成
4高橋 8大林 9楠名 2高杉 7大溝→7浅芽 3鍛治園 5吉川 6弓口 1杉浦

(試合経過)
1回裏、2死2塁から4番高杉の3ゴロを逸らしタイムリーエラー。更に2死1、2塁から6番滝沢がタイムリー。愛知啓成が先制。
3回裏、先頭の3番楠名4番高杉の連打で無死1,2塁とするも、後続が倒れ0点。
7回裏、1死満塁から4番高杉が2点タイムリー。ここでピッチャー交代、加納。2死満塁から7番吉川に押し出し死球。5-0
8回裏、無死2、3塁から2番大林の2点タイムリーでコールド成立。愛知啓成が勝ちました。

今日は夏もリリーフで投げていた高田投手が先発。啓成打線をある程度抑えていました。
外野にもいい打球が飛ぶ場面があったのですが、しっかりとキャッチ。こういうあたりがこなせるところで、しっかりと勝ってきたんだな、というのが伝わってきました。

打つ方は9番の岸選手が2打数2安打。ただ、チームとしてもこの2本で終わってしまいました。相手が自分で崩れないピッチャーなので、なんとか打っていくしかないですよね。積極的に打っていく姿勢は見えました。
急な打力UPは無理にしても、甘い球を捉えられるようになんとかしていきたいですね。

キャッチャーの山田選手の肩の良さも光りました。

愛知啓成はしっかりとスイングをするように変わったと感じました。またバントをせずに、無死1塁でも足を使ってチャンス拡大を狙う、そういう野球に感じました。
まだまだそれが浸透していない、身についていない感はありますが、悪い方向ではないと思いますね。

3番楠名選手、4番高杉選手は強い打球を打っていました。ここでいかに得点をあげるかが県大会でカギになりそうです。

守備は変わらず固い。バックがしっかりしているので投手も安定して投げられる。この辺りは以前から引き継いでいますね。

新しい啓成がどこまで県大会で戦えるかは注目したいです。

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