NTT東日本－ヤマハ観戦記（JABA静岡大会決勝戦）

4月10日に浜松球場で行われたJABA静岡大会決勝戦、NTT東日本－ヤマハの観戦記です。
地元で行われるJABA大会として、絶対に優勝したいヤマハ。先発はベテランの九谷投手を立てました。

NTT東日本
０００２０００００｜２　Ｈ10　Ｅ2
００３３１０００Ｘ｜７　Ｈ16　Ｅ0
ヤマハ

NTT東日本
多田(14)、吉松(21)、石井(34)、岸川(18)、堀(17)－保坂
ヤマハ
九谷(13)、ナテル(42)、水野(18)－高坏、大本

投手成績
NTT東日本
多田裕作（日体大柏－拓殖大 3年目） 3回1/3 66球被安打7 死球1 三振0 失点5（自責点4）

吉松塁（山梨学院－日本大 2年目） 2/3 17球被安打1 四球1 三振0 失点1

石井崚太（国士舘－国士舘大 1年目） 2回 33球被安打2 四球0 三振3 失点1

岸川海（二松學舍大附－日本大 1年目） 1回 30球被安打3 四球0 三振0 失点0

堀誠（日本航空－立正大 7年目） 1回 22球被安打3 四球0 三振1 失点0

ヤマハ
九谷青孝 4回 65球被安打8 四球0 三振1 失点2
フェリペナテル（カントリーキッズ 17年目） 2回2/3 44球被安打2 四球1 三振1 失点0

水野匡貴（静岡－明治大 6年目） 2回1/3 33球被安打0 四球0 三振1 失点0

（出場選手）
NTT東日本
7内山(3) 5下川(1) 8向山(8) D野口(35) 6中村(9) 6山下(33) 2保坂(29) 9火ノ浦(4) 4丸山(0)→H伊東(24)
ヤマハ
3秋利(4) 4永濱(7) D矢幡(1) 9網谷(5)→R前野(25)→8 5藤岡(3) 7舟久保(28) 6相羽(10) 2高坏(9)→2大本(22) 8中田(24)→9

（試合経過
3回裏、2死1，2塁から4番網谷が3ランホームラン。ヤマハが先制。3－0
4回表、1死1，3塁から8番火ノ浦がタイムリー。2死1，3塁から1番内山がタイムリー。3－2
4回裏、1死1，2塁でピッチャー交代、吉松。タイムリーエラーで1点。1死満塁から2番永濱が2点タイムリー2ベース。ヤマハがすかさずツキ離す。6－2
5回表、ピッチャー交代、ナテル。
5回裏、ピッチャー交代、石井。2死2塁からタイムリーエラーで1点。7－2
7回表、ピッチャー交代、水野。
7回裏、ピッチャー交代、岸川。
8回裏、ピッチャー交代、堀。
ヤマハが静岡大会を優勝。日本選手権の切符を手にしました。

総評

初回からお互いにランナーを出しながら点が入らない展開。
試合を動かしたのはヤマハの網谷選手の一発でした。その直前の矢幡選手が12球投げさせてヒット、網谷選手も9球目を捉えて3ランホームラン。個々の粘りが実を結んだ形に。4回は1点差まで迫られた後、相手のエラー絡みで点を取ってリードを広げる。5回にもエラー絡みでしたし、そうなるとヤマハが有利になりますよね。
コーチ兼任になったナテル投手が大会初登板。九谷投手からつないで最後は水野投手が抑えて優勝。日本選手権切符を取って、東海に枠を1つもたらせました。なによりこれが良かったです。
NTT東日本は4回に九谷投手を捉えて2点を返す。ここで追いつき逆転できていれば違ったと思いますが、ここをしのいだ九谷投手の粘りもお見事でした。
この試合ではほころびが出ましたが、そもそも守備のレベルが高いチーム。こういう戦いをしていればどこかで選手権の枠は取ってきそうです。