豊田鉄工-GTRニッセイ 観戦記(愛知県軟式野球新春選抜リーグ戦2024)

1月13日に熱田愛知時計120スタジアムで行われた第1試合、豊田鉄工-GTRニッセイの観戦記です。
昨年上位チーム同士の対戦。豊田鉄工は2敗していて負けられない状況でした。

豊田鉄工
002010000|3 H13 E1
000000112|4 H7 E1
GTRニッセイ

豊田鉄工
村松(21)、長谷川(15)、徳久(13)-吉村
GTRニッセイ
中島(15)、森(27)、三浦(14)-大野

投手成績
豊田鉄工
村松頌太 8回 106球 被安打5 四死球2 三振2 失点2
長谷川颯(中部大春日丘-中京大 5年目) 2/3 19球 被安打2 死球1 三振1 失点2(自責点0)

徳久遼(浜松湖北-愛知東邦大 1年目) 0/3 8球 被安打0 四球1 三振0 失点0

GTRニッセイ
中島蒼馬(県岐阜商-東北福祉大 3年目) 4回 71球 被安打8 四球1 三振4 失点2

森祐輔(東邦-愛知東邦大-ジェイプロジェクト 7年目) 1回 13球 被安打1 四球0 三振0 失点1
三浦勝志 4回 61球 被安打4 四球1 三振1 失点0

(出場選手)
豊田鉄工
8清水(2) D森亮(51) 7工藤(7) 3名古路(5) 4田口(8) 2吉村(10) 5小島(9) 6安食(0) 9木村(24)→H山本(22)→9
GTRニッセイ
4荒木(1)→6 6鈴木(6)→H板倉(25)→9 2大野(22) 3濱元(3) D倉地(7) 5大平(4) 8原田(10) 7田中(12)→9→4 9広瀬(8)→H高木(13)→7

(試合経過)
3回表、1死2塁から2番森がタイムリー2ベース。尚も1死1,3塁から4番名古路がタイムリー。尚も1死満塁と攻めるも後続が倒れ2点止まり。2-0
5回表、ピッチャー交代、森。先頭の4番名古路がソロホームラン。3-0
6回表、ピッチャー交代、三浦。
7回裏、先頭の5番倉地がソロホームラン。3-1
8回裏、先頭の荒木がソロホームラン。3-2
9回裏、2死満塁のところで監督が2回目のマウンドに向かって強制的に交代へ。準備をしていなかったであろう徳久がマウンドへ。1番荒木の2球目のボール球が当たって判定で大揉め。(結果はファール)その後タイムリーエラーで同点。2番板倉が押し出し四球を選んでGTRニッセイが逆転サヨナラ勝ち。

総評

試合は豊田鉄工ペース。GTRニッセイは2番手でキャッチャー登録の森選手がマウンドに上がるなど、苦しい投手運用を強いられました。ただ、豊田鉄工は結局13安打放って3点。チャンスを活かし切れない間に流れを失ったという試合になりました。1点差に迫られた9回表に無死1,2塁のチャンスで3番工藤がバント失敗。これで点が取れなかったのが最後の逆転サヨナラ負けにつながってしまった形でした。あと、9回裏は継投を含めて監督さんのチョンボとなってしまいましたね。徳久投手はキャッチボールすらしていなかった状況でのマウンドだったので気の毒でした。
ただ、そこまでに追加点を取れなかったのが全てとも言えますよね。これで3敗。優勝はかなり厳しくなりました。
GTRニッセイは野手出身だった中島投手、捕手の森投手で5回までしのぐ苦しい状態。ただ、そこを3点にしのいで、怪我あけとはいえ三浦投手が投げて試合のテンポを引き戻して、終盤の反撃につなげました。これで3勝1敗。今年は苦しいと予想していましたが、それでも勝つところは地力を感じますね。

ピックアップ選手

豊田鉄工 名古路 凌 内野手(常葉大菊川-東海学園大 3年目)

4番1塁で出場。ホームランを含む3安打で2打点。打ち出すと手がつけられないタイプ。今、愛知の軟式で最も4番らしい打者かも。

豊田鉄工 村松 頌太 投手(愛知工-中部大 8年目)

8回2失点の好投。テンポが良く、130km前後のまっすぐを上手く動かして打ち取っていました。ホームランはまぁソロ2本だし仕方ないかな。ただ若いカウントで打たれたのでそこは気を付けたい。

豊田鉄工 田口 祥也 内野手(享栄-朝日大 1年目)

5番セカンドで出場。2安打1四球、エラーでの出塁を含めて4度塁に出ました。朝日大でも勝負強さが目立った存在。軟式で活躍が楽しみですね。

GTRニッセイ 三浦 勝志 投手(豊田大谷-国際武道大 12年目)

6回からマウンドへ。故障上がりで無理は出来ないと思いますが、そんな中で4回を無失点に抑えて逆転につなげました。テンポの良さが光り、打たせて取る技術はさすが。MAX135kmを最終回に出していました。

GTRニッセイ 原田 知希 外野手(大阪桐蔭-中京大 5年目)

今年度からキャプテン。3安打の猛打賞で最終回には2ベースで逆転につなげました。チームを引っ張る存在になっていってほしいですね。

GTRニッセイ 倉地 茂雄 内野手(豊田大谷-愛知大 10年目)

5番DHで出場。7回に打った瞬間のホームランで反撃ののろしを上げました。

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