名城大附-新城東 観戦記(2019年愛知夏大会)

7月17日に春日井球場で行われた3回戦、名城大附-新城東の観戦記です。
16日に見に行くか迷って岡崎球場に矛先を向けたら、この試合がまさかの雨で順延となり、思いがけず見ることが出来ました。どちらのチームも今年のチームは初見でした。

名城大附
200062|10 H14 E0
000000|0 H1 E1
新城東
(6回コールド)

名城大附
坪井-寺井
新城東
上田、中尾、澤田-白井

投手成績
名城大附
坪井(4) 6回 50球 被安打1 四球0 三振4 失点0
新城東
上田(1) 4回2/3 85球 被安打9 四球1 三振4 失点4
中尾(12) 1/3 18球 被安打4 四死球2 三振0 失点4
澤田(11) 1回 21球 被安打1 四球2 三振0 失点2(自責点1)

坪井投手は右のサイドハンド。超クイック投法と勝手に命名(笑)。ランナーいない時でもとにかくフォームが速く、そのスピードは0.9~1.0秒くらい。初見は間違いなく戸惑いますし、タイミング取るのが難しそう。
まっすぐはそんなに速くないですが、コントロールがいいので、どんどん追い込まれて打たされる感じに。

上田投手は右のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ。スライダーの切れが良く、右バッターからは空振りを多く取れる投手。

中尾投手は右のサイドハンド。まっすぐはそんなに速くない。

澤田投手は右のオーバーハンド。まっすぐはぼちぼち。

(スタメン)

(交代選手)
新城東
9東地→H中西(18) 1上田→1中尾(12)→1澤田(11) 7田中→H丸山(15)

(試合経過)
1回表、1死1、2塁から4番天野のタイムリー。5番坪井のタイムリー2ベース。名城大附が2点先制。
5回表、2死2塁から6番山田がタイムリー2ベース。ここでピッチャー交代、中尾。7番市橋もタイムリー。更に2死満塁から1番村瀬の3点タイムリー3ベース。2番寺井もタイムリー。8-0
6回表、無死満塁から8番後藤直の6-4-3のゲッツーの間に1点とタイムリーエラー。10-0
名城大附がコールドで快勝。

名城大附は初回に上田投手を捉えて2点を奪ったものの、そこからは攻めてはいるものの追加点が奪えない嫌な展開。5回表は逆に2死ランナー無しから死球を挟んで6連打。一気に試合を決めた形になりました。

ものすごく目立つ選手がいるわけではないのですが、しっかりと捉えて野手の間を抜く打撃。積極的に走ってランナー3塁にいれば基本ゴロゴー。隙をついて1点を積み上げる野球というイメージを持ちました。

背番号4のエース、坪井投手の超クイック投法は一見の価値ありです。球威がそれほどなくても工夫で打ち取れる投手になれる。そういう見本のようなピッチャー。どこまで上のチームに通用するかも楽しみ。

次は豊川と。しっかりと見たでしょうし、対策も取ってくると思いますが、そういう相手にどこまで投げるかも楽しみですね。

新城東は最後まで坪井投手を打ち崩せませんでした。2回に1本ヒットは出たもののゲッツーで3人で終わると、6回まで3人ずつ。これでは何ともしようがないですよね。

守備はしっかりとしていましたし、上田投手も粘り強く投げていました。継投が上手くいかず、結果コールドになってしまいましたが、新城東も力のあるチームだな、と感じました。

秋からは2年生のみ。最後の1年になります。県大会にしばしば進んできた新城東の名前を少しでも残せるように頑張ってほしいです。

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