豊田鉄工-トヨタ車体 観戦記(2023年天皇賜杯愛知県予選大会(東部))

6月16日に刈谷球場で行われた第3試合、豊田鉄工-トヨタ車体の観戦記です。
トヨタ車体の浜田投手はかなりの好投手。彼を要して豊田鉄工にどれだけ迫れるか注目して観戦しました。

豊田鉄工
000000001|1 H4 E1
000000000|0 H4 E0
トヨタ車体

豊田鉄工
村松、長谷川-吉村
トヨタ車体
浜田-野村

投手成績
豊田鉄工
村松頌太 5回1/3 50球 被安打4 死球2 三振3 失点0
長谷川颯 3回2/3 56球 被安打0 四球2 三振2 失点0

トヨタ車体
浜田慶太 9回 112球 被安打4 四死球2 三振6 失点1

(出場選手)
豊田鉄工
8森亮(10) 5堀本(3) 2吉村(27) 3名古路(5) 6村田(6) D小島(9) 4森元(1) 7工藤(7)→H小島(24) 9清水(2)
トヨタ車体
8坂本(1) 9筏信(21) D高橋(27) 3田原(7)→H柏木(25) 7鈴木(24)→H篠谷(18)→7 6野村(10) 4武村(15) 5筏太(2) 2野村(22)

(試合経過)
6回裏、1死2塁でピッチャー交代、長谷川。
9回表、2死1塁から2番堀本が右中間を破るタイムリー2ベース。豊田鉄工は9回に均衡を破り先制。1-0
豊田鉄工が勝ちました。

総評

トヨタ車体は試合全体的に推し気味に進めていましたが、ここぞで豊田鉄工にいいプレーが出る流れ。
ただ、6回裏は気の毒なプレーが。2死1,2塁から6番野村選手の当たりはショートゴロ。これを1塁へ投げるも送球が逸れて、1塁手が足が離れて捕球。踏みなおしに行きましたが、走者と微妙なプレーに。足が離れていたように見えましたが、判定はアウト。もしこれがセーフだったら2塁ランナーはホームを駆け抜けていたので・・・。ベンチからも強く声が出ていましたが、監督が確認をしても判定は変わらず。これはリクエストが無いと覆らないんですよね。ここで先制出来ていたら全然違った展開になっていたと思います。
ただ、ここで監督が審判に向かってベンチから抗議している声を制して、審判へ抗議に向かった姿は良かったと思います。もちろん納得はいかないにしてもそれ以上声を荒立てなかったトヨタ車体ベンチも。結局は判定が響いた結果でしたが、こういう姿が先につながるといいなぁと思います。
浜田投手は素晴らしかった。140km近い球を投げていて、豊田鉄工打線に真っ向勝負で抑えていました。攻撃ではもったいない攻撃もあって、援護できなかったのは反省点。でも強くなっているのは伝わりましたし、こういう試合を経験にしていってほしいですね。
豊田鉄工は厳しい試合を制しました。要所でいいプレーで得点を許さない当たりはさすが新春リーグで上位に入るチームだな、と。今大会はGTRニッセイが序盤で敗退しましたし、優勝するチャンス。苦しい試合を取ったことで勢いに乗りたいですね。

ピックアップ選手

豊田鉄工 堀本 元太 内野手(神戸国際大附-亜細亜大 3年目)

2番サードで出場。9回表は2死1塁から長打が欲しいところで右中間を破るタイムリー2ベース。チャンスがつかめなかった豊田鉄工を救う一打となりました。

豊田鉄工 長谷川 颯 投手(中部大春日丘-中京大 4年目)

6回途中からマウンドに上がり、右サイドから球威があって抑え込みました。最終回もエラーで先頭を出して嫌な流れでしたが後続をしっかりと抑えて勝利に導きました。

豊田鉄工 村松 頌太 投手(愛知工-中部大 7年目)

先発して、トヨタ車体打線に結構ヒットを打たれてランナーは背負ったのですが、味方の好プレーもあって0点でしのぎました。しっかりとゴロを打たせる投球はさすがでしたね。

トヨタ車体 浜田 慶太 投手(享栄 2年目)

高卒2年目ですが、トヨタ車体のエースとして、豊田鉄工打線を抑え込み、8回までは3安打無失点。内容は上回っていました。9回は死球のランナーでしたし、さすがに疲れもあったと思いますが・・・。今後が楽しみになる投球でした。

トヨタ車体 野村 捕手

9番捕手で出場。1安打1犠打で打撃でも活躍。浜田投手とのバッテリーで豊田鉄工打線を抑えたのは今後に自信になりそう。盗塁阻止も2つあり、肩もお見事でした。

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