安城-星城 観戦記(2019年愛知1年生大会)

11月9日に刈谷球場で行われた1年生大会の1回戦第2試合、安城-星城の観戦記です。
ここのところ地力強化が目立つ星城の1年生がどういう試合をするか注目して観戦しました。

安城
00000|0 H3 E1
5150X|11 H11 E0
星城
(5回コールド)

安城
大沢、長谷川、苫井-大野
星城
近藤、石田-内田

投手成績
安城
大沢(1) 1/3 18球 被安打1 四球2 三振0 失点3
長谷川(10) 2回 47球 被安打9 四球1 三振0 失点7
苫井(4) 1回2/3 21球 被安打1 四球0 三振2 失点1(自責点0)

星城
近藤(10) 4回 50球 被安打3 四球0 三振2 失点0
石田(11) 1回 8球 被安打0 四球0 三振2 失点0

大沢投手は右のオーバーハンド。立ち上がりコントロールに苦しみ、立て直せず交代となってしまいました。まっすぐは120kmくらい。

長谷川投手は右のサイドハンド。名城大附の坪井投手ほどではないですけど、クイック投法気味に投げてきます。まっすぐは110km弱。

苫井投手は右のオーバーハンド。フォームがきれいでまっすぐは120km前半。4回に2三振を奪ったのは見事。投手として伸びそう。

近藤投手は右のオーバーハンド。まっすぐは120km半ば。カーブも使って緩急を使います。

石田投手は右のオーバーハンド。MAX133kmを記録。体格も良く、来年には140kmも狙えそうな投手。かなり楽しみ。

(出場選手)
安城
6鈴木悠 5岩田 1大沢→1長谷川→4田代 2大野 7小野→7青梅 9桑山 4苫井→1 8神里
星城
8山下 4竹内 5森瀬 7名倉 3川村 9帆足 2内田 1近藤 6花田

(試合経過)
1回裏、1死1、3塁から牽制エラーで1点。4番名倉のタイムリー3ベース。5番川村に1球ボールを投げたところでピッチャー交代、長谷川。5番川村がタイムリー。2死満塁から9番花田の2点タイムリー2ベース。1塁ランナーはホームアウトに。5-0
2回裏、2死3塁から4番名倉がタイムリー。6-0
3回裏、1死2、3塁から9番花田のポテンヒットタイムリー。1番山下の2点タイムリー2ベース。ここでピッチャー交代、苫井。2番竹内のタイムリー3ベース。3番森瀬のショートゴロをタイムリーエラー。11-0
星城が大勝しました。

安城は5回コールドで完敗しましたが、1回、4回には先頭がヒットで出ていますし、2回にも1死から6番の小野選手が2ベース。チャンスはあったので、まだ良かったかな。
1回、2回はどちらも2塁から3塁封殺。星城の近藤投手のフィールディングに阻まれた形に。
でもここから鍛えられて、彼らの代になるころには強いチームになってくるのが近年の安城高校というチームですからね。

苫井投手はセカンドからマウンドに上がりましたがすごく良かった。ちょっと覚えておきたいです。

星城は夏までの代もそうでしたが、ただ振るだけじゃなくて、しっかりとボールを捉えてくる打撃になっています。
振り回すチームは得てして緩い球にはまることが多いのですが、安城の2番手の長谷川投手に対しても、しっかりと捉えての打球が多かった。1年生からこれが出来ているというのは、この先がすごく楽しみですね。

2番手の石田投手は夏までのエース、石黒投手の系譜を継ぐ投手かもしれません。伸びしろがありますし、来年改めて見るのが楽しみな投手。故障なく伸びてほしいですね。

星城としては、1年生大会としてでも、一度優勝という結果が欲しいところ。どこまで勝ち進むか注目です。

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