信越硬式野球クラブー日本新薬 観戦記(2023年社会人日本選手権)

11月10日に京セラドームで行われた第2試合、信越硬式野球クラブ-日本新薬の観戦記です。
クラブチームながら、企業チームと互角に戦って日本選手権に出場している信越硬式野球クラブが、どんな野球をするか注目して観戦しました。

信越硬式野球クラブ
002101010|5 H13 E2
020000000|2 H7 E1
日本新薬

信越硬式野球クラブ
宮野(20)、酒井(21)-原
日本新薬
岩本(16)、木下(15)、齋藤(12)、藤本(20)-大橋、鎌田

投手成績
信越硬式野球クラブ
宮野結希 5回 71球 被安打4 四球0 三振3 失点2(自責点1)
酒井大輝(長野商-拓殖大 5年目) 4回 50球 被安打3 四球1 三振2 失点0

日本新薬
岩本喜照(常葉菊川-九州共立大 7年目) 4回 48球 被安打6 四球0 三振1 失点3

木下隆也(奈良大附-佛教大 2年目) 2回 48球 被安打4 四球1 三振3 失点1

齋藤弘志(大産大附-中部学院大 8年目) 2回 18球 被安打2 四球0 三振1 失点1

藤本翔(京都学園-京産大 3年目) 1回 13球 被安打1 四球0 三振0 失点0

(出場選手)
信越硬式野球クラブ
4成澤(1) 8川嵜(2)→9 7樫山(7) 6百目鬼(5) D山田(24) 9下川原(9)→R北原(23)→8 3中道(6) 2原(28) 5酒井(10)
日本新薬
6武田(2) 4倉本(1) 5橋本(8) 7若林(24) 3濱田(5) D大畑(25)→H植田(4) 8竹内(7)→H下小牧(9) 2大橋(31)→H鎌田(23)→2 9大崎(3)

(試合経過)
2回裏、無死1,3塁から6番大畑の犠牲フライ。更に2死2,3塁から9番大崎がタイムリー。2塁ランナーもホームを狙うもここはセンターの川嵜の好返球でタッチアウト。日本新薬は2点。2-0
3回表、1死2,3塁から1番成澤が2点タイムリー。信越クラブがすぐに同点に追いつく。2-2
4回表、先頭の4番百目鬼が勝ち越しのソロホームラン。信越クラブが逆転。3-2
5回表、ピッチャー交代、木下。
6回表、2死1,3塁から7番中道がタイムリー。4-2
6回裏、ピッチャー交代、酒井。
7回表、ピッチャー交代、齋藤。
8回表、1死から5番山田がソロホームラン。5-2
9回表、ピッチャー交代、藤本。
信越硬式野球クラブが快勝。2回戦進出を決めました。

総評

結果的にですが、2回裏、日本新薬が1点を先制し尚も2死2,3塁からの大崎選手のタイムリー。この時に2塁ランナーがホームでタッチアウトになったプレー。これはセンターの川嵜選手がかなり前にいたとはいえ、3塁ランナーはセンターが取った時点では3塁を回っていました。ですので少しでも逸れたらセーフというところでストライクを投げて刺した好プレー。これがなかったら試合はかなり変わっていたように思います。
信越硬式野球クラブはすぐに次の3回表に2点取って同点に追いつけた。そして4回表にホームランで勝ち越し。一気に波に乗った形になりました。
信越硬式野球クラブは打線が素晴らしいですね。よく振りますし、しっかりと点を取ってきます。ホームランも2本。普通に企業チームと同じ力を発揮してきますね。ピッチャーも宮野投手が150km近い球を投げていましたし、リリーフの酒井投手に6回からスパッと代えて、それも上手くはまりました。
日本新薬は打線が奮わなかったですね。6回裏、2点ビハインドで先頭が出て送りバント。代わった直後で1点取れば、と思ったのだと思いますが、相手を助けた印象でした。
何にしても信越硬式野球クラブの強さが目立ちました。北信越のチームは確実に強くなっていますね。

ピックアップ選手

信越硬式野球クラブ 成澤 圭祐 内野手(長野日大-福井工大 3年目)

1番セカンドで出場し3安打。3回の2点タイムリーで追いつけたのはかなり大きかった。1番でチームを牽引しました。

信越硬式野球クラブ 百目鬼 浩太 内野手(東海大浦安-東海大札幌キャンパス 5年目)

4番ショートで出場。4回に勝ち越しホームラン。こういう大事なところで打ってくれるのが4番の仕事、ですね。

信越硬式野球クラブ 山田 義喜 内野手(日南学園-履正社スポーツ専門学校-ゴールドジムBC-NSBベースボールクラブーハナマウイ 26歳)

5番DHで出場。8回にダメ押しのホームラン。これを含む2安打でマルチ。フルスイングが光ります。

信越硬式野球クラブ 宮野 結希 投手(堀越-信濃グランセローズ 5年目)

先発して5回を2失点。149kmもマークするなどボールの力が目立ちました。無四球も良かったですね。

日本新薬 倉本 寿彦 内野手(横浜-創価大-日本新薬-横浜DeNA 11年目)

2番セカンドで出場。好プレーもありました。3回のセーフティバントではヘッドスライディングでセーフに。こういうプレーを元プロが見せると、チームにも好影響でしょうね。

日本新薬 大崎 拓也 外野手(智辯学園-法政大 6年目)

9番ライトで出場。2回に2点目のタイムリー。犠打も決めてチームに貢献。

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