誉-大府 観戦記(2022年秋季尾東大会)

10月29日に小牧球場で行われた第2試合、誉-大府の観戦記です。
県大会に進めなかった誉がどういう試合を見せるか注目して観戦しました。
誉
200100000|3 H12 E2
00103000X|4 H7 E0
大府
誉
黒野(1)-矢島
大府
長竹(10)、林(11)、長野(1)-大脇
投手成績
誉
黒野颯太 8回 137球 被安打7 四死球6 三振9 失点4(自責点3)
大府
長竹克樹(2年) 2回 36球 被安打5 四球0 三振3 失点2

林祐作 4回 81球 被安打6 四球2 三振5 失点1
長野晴太 3回 37球 被安打1 四球1 三振2 失点0
(出場選手)
誉
6松下 7田所 1黒野 3高須→R佐々木(19) 2矢島 4田中 8与那覇 5栗田(14) 9三宅
大府
4椙村 5押谷 6田村 7竹内 3光松 8近藤 9石田 2大脇 1長竹(10)→H伊藤(13)→1林(11)→H岡本(15)→R有瀧(14)→1長野(1)

(試合経過)
1回表、2死2,3塁から5番矢島が2点タイムリー2ベース。誉が2点を先制。2-0
1回裏、2死1,2塁から5番光松が三遊間の当たりを放ち、ショートが何とか抑える内野安打。ただ、2塁ランナーは抜けたと思ったのかホームを狙って突進。ショートからキャッチャーへ投げてタッチアウトに。大府は得点ならず。
3回表、ピッチャー交代、林。
3回裏、2死1,2塁から5番光松がタイムリー。2-1
4回表、2死1,2塁から2番田所がタイムリー。3-1
5回裏、1死1,2塁から5番光松のタイムリー。更にバッテリーエラーで1点。1死3塁から6番近藤のスクイズが成功。大府が逆転。4-3
7回表、ピッチャー交代、長野。
大府が継投で逃げ切りました。
総評
誉の黒野投手は序盤140㎞台を連発。MAXは144㎞をマーク。一時期は野手となっていましたが、投手としてやはり能力が高いことを見せてくれました。
ただ、序盤はややボールが先行し、ランナーがたまったところで打たれて失点をしてしまいました。6回以降は持ち直しノーヒットに。最後まで投げ切ったことを今後の自信にしてほしいですね。
誉は毎回のようにチャンスはあったものの、あと1本がなかなか出ず。6回表に1死満塁を逃したのが痛かったですね。個々は力のある選手が多い。どうつなげていくかが課題に。
大府は3人の投手をうまく継投。長竹投手が序盤で点を失うと、3回にはすぐに林投手を投入。林投手はMAX137㎞と素質の片鱗を見せ、誉打線を1点でしのぐと、7回からエースの長野投手がしっかりと抑えて勝利。持ち味をしっかりと見せました。
打線は四球や振り逃げで作ったチャンスをしぶとく活かして得点。ボールを簡単には振らない印象です。
中盤までは審判さんのゾーンが辛く、お互いに苦労していました。6回以降は投手が立ち直ったのもありますが、やや広く取るようになったことも大きかったです。
いい選手が多く、見ごたえのある試合でした。
ピックアップ選手
誉 黒野 颯太 投手(2年)
先発し、8回を投げ切りました。MAX144㎞。中盤まではきわどいところを取ってもらえず球数もかさみ苦しみましたが、6回以降は落ち着きました。ボールに力があり、更なる成長を期待したい投手。



誉 矢島 海 捕手(1年)
5番捕手で出場。2本の2ベースで2打点。肩もまずまずで打てる捕手ですね。



誉 高須 寛大 内野手(2年)
4番1塁で出場。2安打1四球と活躍。フェンス直撃の当たりもありました。ランナーがいない場面が多くもったいなかった。



誉 田所 璃生 外野手(1年)
2番レフトで出場。内野ゴロでの1塁駆け抜けがいずれも4秒を切るスピードを記録。やはり足は大きな魅力です。



大府 光松 範全 内野手(2年)
5番1塁で出場。3安打の猛打賞でうち2本がタイムリー。2打点の活躍でした。



大府 林 祐作 投手(2年)
3回からマウンドに上がり、4回を1失点。MAXは137㎞をマーク。狭いゾーンに苦しみましたが、その中で三振5つ奪ったのは立派。将来性を感じる大型右腕です。



大府 長野 晴太 投手(1年)
7回からマウンドに上がり、3回を1安打1四球で0点に抑える好投。カーブのコントロールが良く、緩急を使えるところが強みの投手です。MAXは133㎞でした。



大府 椙村 勇太 内野手(2年)
1番セカンドで出場。ヒットは内野安打1本。足の速さが目立ちました。



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